人生のお手本にしたいメンターが持っている、6つの特徴その1
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メンターとは、日本では師匠といわれる存在で、スポーツでも仕事、人間関係でもどんな分野でも自分の成長を支えてくれて、それを加速するためには必要不可欠な存在といえます。
ですが、どんなに優れた人といっても、全ての面で優れている人は本当に一握りで、そうした人を見つけることは難しいので、何かズバ抜けている人からその部分だけ学び、他のことは他のメンターから教えてもらうほうがいいかもしれません。では、理想のメンターが持っている特徴をみていきましょう。
特徴1:幸せな人生を送っている
どんなメンターでも、どれだけ凄いスキルやテクニックを持っていても、人生が幸せではなかったら学ぶことは難しいかもしれません。なぜなら、メンターとは教えてくれるだけではなく存在自体が吸収出来る存在だからです。
なので、何も話さないメンターと一緒にいても、その人が何を考えてどういう理由で何も話さないのかということも分かり、その人の行動パターンまで無意識レベルで吸収することになります。
人間は、自分の意思で何とか自分を変えることは出来ますが、周りにいる人が同じような人ばかりなら、自分のその人たちに似てくるということがあります。
メンターが幸せであれば、自分も幸せな人間の考え方、行動の仕方、感じ方が自然と身についてくるようになるでしょう。人によっては抵抗したい気持ちが出てくるかもしれませんが、それだけ幸せではない人生を送っていたことになるかもしれません。
幸せに見せかけているメンターも存在します。幸せというのは身近にあるにも関わらず、頑張りすぎたり頑張らなさすぎると見えなくなるもので、それを過剰な楽しみと勘違いしている人もいます。
人に教えることは自分は偉い存在として物を教えることができる立場になるので、それによって快楽を得るために、必要以上に教えてくるメンターがいるかもしれませんが、そういう人といるとかえって自分が持っている力を出せなくなったりします。
人と接するときに「この人は何を感じているんだろう?」と質問を自分にして、その答えがすぐに出てくるようになるまで感性が高くなれば、幸せな人か不幸せな人かを判断出来るようになると思います。
特徴2:バランスの取れた生き方をしている
よく、成功している人を見ると常に成長し続け、自分が目標としていたことを達成すると、すぐ次の目標を作り休む暇なく進んでいく人を見かけますが、そういう人を見ていると、イライラしがちだったり全て自分で解決しようとしたり、自分は凄いということを無意識で感じるようなオーラを出していたりと、感情に振り回されている人を見かけます。
お金を沢山持っていたり、それぞれの分野で沢山記録を持っている人は、やはり努力家や自分の向上に意識を向けることが出来る素晴らしい人ですが、なぜそれをしているのかを見てみることが、素晴らしいメンターを見つける1つのコンパスになります。
凄い記録を出している人がメンターになったとしても、その人と一緒にいると自分は到底そこまで行くことが出来ないという気持ちになるか、その人と同じテンションになって周りの人のエネルギーを奪っていくことになるかのどちらかの存在になるかもしれません。
人間は、感情を無視すると他の人にその感情の負担がいくことがあります。たとえば、遊びや飲み会などで無理やり盛り上げようとする人が1人いたら、必ずといっていいほど他の人のテンションが下がるのを見たことはありませんか?
そうして感情のバランスは自分の中でも他人との関わりの中でも常に出てくることで、感情のバランスが安定していて、自分と常に向き合うことができる人をメンターにすることが出来れば、それはかけがえのない付き合いになるでしょう。
特徴3:遊びのように好きなことを仕事にしている
何を教わるかにもよりますが、自分がしたくない仕事をしている人をメンターにすると、その不満や愚痴を聞くことになるかもしれません。やはり、メンターは自分の時間は自分で作っていけるような人、出来るだけ幸せで楽しい時間を増やそうとして、それが実現している人と一緒にいるのが理想です。
そして、そういう人は自分だけで幸せを感じているので、他人に教えることから得られる優越感や自己重要感を必要としていないので、その人から教わることは軽やかで押しつけがましくないので、プレッシャーを感じることなく自分の本領発揮が出来るでしょう。
これは、収入が高ければそれに当てはまるというわけではなく、上場企業の社長でもシステムに縛られて自由な生活を奪われている人もいます。そこまで収入が高くなくても毎日自分の好きなことをして自由に暮らしている人もいます。あくまで自分の理想とする生活を送っている人をメンターにすることが大切といえるでしょう。