あなたの人生に逆風はありますか?困難が良い方向へ進んでいるサイン
自分の人生で、逆風を好きで受けたいという人は少ないでしょう。逆風には、他人からの批判や妬み、仕事に対するストレスや人間関係の問題など、普段は感じないように生きたいものです。ですが、どんな人でも少なからず逆風を受けて育っていきます。
そして、人によっては受けた逆風が強すぎるため、逆風を受けないように生きるのが人生だ、と思って生活プランを選ぶ人もいます。どの人生が正解か不正解かはありませんが、1つ分かることは、逆風に対する考え方が人生の質を変えるということです。
逆風は、良くなるサイン!?
逆風、たとえば起業したとして順調に進んでいくはずが、全然上手くいかなかったり周りが協力してくれなかったり、恋愛であれば理想の相手を見つけたにも関わらず、全然上手くいかなかったり。どんなことでも自分の思い通りにならない、もしくは予想以上に悪いことが起こることがあります。
大抵の人はそこで「自分の人生はもう終わりだ」と考えてしまいますが、どの分野でも幸せに上手くいっている人は「逆風が来ているということは上手くいくサインだ」と考えるようです。逆にいえば、逆風が来ないことをやっていても成長も出来ないし、これからの未来もあまり良くないと考えるようです。
自分がやりたいことを仕事にしたとしても、それから理想通り、ストレスもなくスーッとエスカレーターで上っていくわけではありません。それよりも、ストレスに対する考え方が大切です。
一流のスポーツ選手などはそのスポーツを愛していますが、ストレスがないわけではありません。激しいトレーニングや自分への挑戦は、普通はストレスに感じます。ですが、このストレスと心地良い状態のちょうど間くらいが人間が充実した人生を送れるラインです。
最初に大きな逆風が来るということは、後で大きな追い風が来るということにもつながります。なぜなら、それだけ大きな経験をした人は、それだけ大きな経験に対して対応出来る人間に成長することになるからです。
それがやりたいことであればあるほど、その分野ではより大きなことが出来たり、自分の理想の姿を実現することが出来るようになります。
逆風からの追い風
歴史に残る人の人生を見てみると、どんな人でも大きな逆風があることが分かります。人によってそれは1年、5年、10年と、人によって違いますが、どんなことをやっても全然上手くいかず、最後の最後で上手くいったという人も多いです。
ですが、そうした大きな逆風を乗り越えた先に待っているのは、思いもよらない追い風です。科学者や発明家は、何十年も逆風に合っていましたが、それからは自分が亡くなっても世界中になくてはならない存在を作りだしてくれていたり、後から来る追い風は、逆風の何倍、何十倍もの力になって返ってきます。
その人たちに共通することは、自分が大好きなことを追求し続けているということです。自分があまり好きではなく、周りに合わせて成功している人は、逆風も少ない分、追い風も少ないようです。
それをどこまで追求するかは自由ですが、人それぞれ自分だけの特性や才能、好きなことがそれぞれ存在していること、それらを組み合わせることが出来ることがあるのが不思議です。
そうしたものを世に提供している人は、自分も他人も幸せにしているということも共通しています。こう考えると、人間は元々人それぞれ違った素晴らしい特性を持ち合わせていて、それを自分なりに周りと分かち合うことが、本来の姿というふうにも捉えられます。
後は、そこまでたどり着くまでどう進んでいくかが大切ですが、その1つの目印になるのが、逆風と追い風の存在です。
追い風には、たとえば自分が知らない大勢の人から応援されるようになったり、自分が嫌いだった人が自分を好きになってくれたり、自分をサポートしてくれる人が現れるなど、自分の熱心さや一生懸命さに惹かれる人が現れます。
そうした追い風に敏感になり、上手く活用することが出来れば、自分が努力しなくても周りの人と協力して進めていくことが出来るでしょう。
逆風がないと飛行機は飛ばない
逆風を活用しているのが、飛行機です。飛行機は逆風がないと飛べないため、逆風の存在が必要不可欠です。そして遥か高く飛び立った飛行機は、まっすぐ進み続けることが出来ます。これは、人間にも同じことがいえるでしょう。
どんなことでも始めた時が一番戸惑いますし、どうすればいいか分からなくなったりして、気持ちが揺れるものです。それは、良いことでも悪いことでも同じで、大好きな人と初めてデートするときは、一番心が揺れるものです。
こうした心の揺れが逆風の存在の本質といえます。どんな状況になっても対応出来る気持ちを持つ器の人間になれるか。それが逆風の存在といえるでしょう。