人脈は繋がりで成り立っている。自分と同じくらい人を大切にしよう
「人脈」は繋がりで成り立っています。自分と同じくらいに人を大切にし、自然を大切にするという精神がとても大切です。その結果として、自分も大切にされるでしょう。
人脈とは名刺を交換する事ではない
仕事において、「人脈」というのは非常に重要です。もちろん、仕事だけのことではないかもしれませんが、特に仕事においては、人脈がそのまま仕事の発展に直結する場合があるからです。
しかし、人脈というものを勘違いされている方もいらっしゃいます。「名刺交換したらそれで人脈だ」という風に思われるのです。
人脈を開拓するために、「名刺を1000枚もらってこい」というような事を仰るかたもいらっしゃるようですが、そんな風にして集めた名刺は、そのまま名刺ケースの中に片付けられるだけで、もはや半年後には誰が誰だか分からなくなります。
酷い時には同じ方と何回も名刺交換をしている人もいるくらいです。人脈のとっかかりの出会いを、そのような形で乱雑にしてはいけません。
心遣いの出来る方は、名刺交換をした人全員にお礼状を送られるかたもいらっしゃいます。
しかし、名刺交換が目的の人には、決してそのような事は真似出来ません。お礼状を書く頃には既に誰が誰だか分からなくなっているかも知れません。
交流会などに積極的に出席して、出会いを求める事は素晴らしい事ですが、いつの間にか、目的が変わらないように心がけましょう。
人脈とは?
では、人脈というのはいったいどういうものなのでしょうか?名刺を交換しただけではまだ知り合いです。
人脈というのは、一緒に何かを取り組んだことのある人のことです。仕事で取引をした人も人脈ですし、コラボをした人も人脈です。仕事に限らず、ボランティアを一緒にした人も、協議会に参加した人も人脈です。
更に、趣味などで一緒に遊びに行った人も人脈です。何かを共有出来て、一緒に取り組んだことのある人とのつながりのことを人脈だと定義すれば、単純に知っている「人」ではなく「人の脈」であることが分かるでしょう。
自分本位な繋がりだと疎遠になる
このように、人脈は人との繋がりあるという事が分かると、今度は、「自分本位ではいけない」という事に気付いていただけるのではないでしょうか?
特に、仕事上の人脈の場合、自社の都合だけを優先してしまって、相手に不利益を被らせる方がいらっしゃいます。しかし、それでは関係は長続きしません。お互いがWIN-WINの関係になるからこそ付き合いが続くのです。
自分本位の考え方だけでなく、相手本位とのバランスをしっかりと保って、良い関係を続ける。そういう相手が多いというのが良い人脈を持っているという事なのです。
自分と同じくらい相手を大切に思う
人脈の基本は、結局恋人や家族、友達と接する時と同じで、相手に対しての思いやりが必要です。自分と同じくらい相手を大切に思うという気持ちで接していると、相手は自然と信頼してくれ、好感を持ってくれるでしょう。
その結果、相手も大切に思ってくれるようになります。お互いが絆を深め合う事が出来ると、とても強い人脈になります。
違う会社だとか、違う業界だとか、もしくは同じ業界でライバル関係にあったとしても、信頼関係が構築されればとても良い関係を築き上げる事が出来るのです。
もちろん、こういった事を過剰に思いすぎる必要はありません。バランスが大切なのは言うまでもありません。そのバランスという事も、「相手を自分と同じくらい大切に思う」という発想をベースに考えましょう。