ジムでの基本知っていますか?ジム初心者な男性のためのトレーニング
ビジネスマンにとって、いかに太らずに体型を維持するのか、というのは一種の至上命題ですよね。
デスクワークや書類仕事が多くなってしまうのが一般的なビジネスマンというもの。移動は公共交通機関に自動車ともなれば、そうそう歩く機会も無くなるほどです。実際、ちょっとした買い物にも車のキーを手にとってしまうという方も多いのではないでしょうか。
だからこそスポーツクラブやスポーツジムといったような、ビジネスマンでも短時間で効率よく運動し、体を鍛えることが出来る施設が人気です。ただ、どんなに人気の施設といっても、ジム初心者にとっては何もかも分からないことだらけというもの。
ジム初心者の男性の皆さんに、初心者のための基礎的なトレーニングの基本をご紹介させていただきたいと思います。
運動する前にストレッチ
ジム初心者の方が手を抜きがちで、しかし一番重要視して欲しいのが、運動前のストレッチです。水泳をする前に準備体操をするように、運動を、特に本格的なトレーニングをする前には、必ず時間をかけてストレッチをするようにしましょう。
ストレッチなんてしたって大して効果がないよ、そう言えば運動前はストレッチなんてしない方が良いって聞いたぞ、なんて思ってストレッチを軽視していると、見事筋や腱を痛めてしまうということになります。
ストレッチは怪我の防止と、体の柔軟性を高めるためのもの。必ずやるべきことなのです。
それに、たかがストレッチと侮る無かれ、しっかり時間をかければ、汗をかき、軽く息が弾む程の運動にもなるのです。運動前だけではなく、一日の運動を終えた後もストレッチして、疲れを残さないようにしましょう。
筋トレと有酸素運動、どちらからすべき?
よくある運動の論争で、脂肪を落とすための有酸素運動と筋肉をつけるための筋トレ、一体どちらを先に行った方がよいのか、という問題があります。
結論から言ってしまいますが、筋トレをしてから有酸素運動をする、有酸素運動をしてから筋トレをする、どのどちらにもメリットはあるのです。つまり、皆さんの目標に応じて、どちらから取り組むのかを決める必要がある、ということです。
では、それぞれのメリットを解説していきましょう。まず、筋トレから先に行った場合はどうなるのでしょうか。
ストレッチをしてから、有酸素運動より先に筋トレを始めるということは、体が疲れていないということですよね。つまり、きついトレーニングでも限界まで追い込むことが出来る、ということです。
更に、筋トレを行うと、体の修復などを活性化させる成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンは、脂肪の燃焼などを補助してくれる働きを持っているのです。
つまりは、筋トレを優先的に行うと、その後の有酸素運動の効率が良くなり、筋肉もつけやすいということです。
ただし、激しい筋トレによって疲れきった状態で長時間の有酸素運動をするのはかなり大変です。何より、筋トレによって傷ついた筋繊維に無理を強いることになりますので、筋肉の回復が遅れてしまう、ということだって考えられます。
一方、有酸素運動を優先するとどうなるでしょうか。筋トレより先に有酸素運動を始めると、体はゆっくりと脂肪燃焼モードに移っていきます。元気な状態から始めますので、筋トレをした後に有酸素運動をするよりも長時間運動することが出来る、というメリットもあるのです。
ただし、有酸素運動をしっかり行った後に筋トレを行おうと思っても、限界まで筋肉を追い込むことは出来ません。疲れた体に鞭を打つというのは、筋トレ論からすると非効率的なことなのです。
つまりは、脂肪燃焼や体力の増強を優先したいのであれば、有酸素運動の方から取り組んだ方が良い、ということになります。
軽く短時間有酸素運動を行い、筋トレをしてからまた有酸素運動をする、というように、トレーニングの仕方に決まりはありません。皆さんも自分の目的に合わせて、脂肪燃焼と筋肉増量のどちらを優先するか考えてトレーニングしましょう。