スキルアップしよう!自己啓発費用は約三千円が相場の現実。
自己啓発費用ってどのくらい使っていますか?
ビジネス書を買ったり、スクールに通ったり、通信講座を受講したり、ビジネス雑誌を講読したり…。結構お金を使っていると思う。ところで、一般的にはいくらくらいだろう?他の人は、どのくらい使っているのだろうか?そう思ったことはありませんか?実は意外と少ない。
統計では年間3~4万円だ。他の統計ではIT技術者が1カ月に約1万5千円というデータもあったが、総じて1カ月に三千円程度だ。ビジネス書の新品を1冊・雑誌を2冊買うと超えてしまう金額だ。この金額が「少ない」と感じる人も多いだろう。「俺の若い時は、もっと自分磨きに金をかけたぞ」と思われる方も多いだろう。
知識を得るために本を買い、トレーニングのためにスクールや通信講座を受講してきた時代は、相応のコストがかかった。現代はネットが普及し検索すれば様々な情報が簡単に得られる。新刊の書籍ですら、あらすじや内容を簡単に調べることができる。口コミから読後の効果まで想像できる。
お小遣いの半分は自分投資にすべき、と言ったU課長
社会人になり数年経った時のことだ。職場のU課長に「自分が自由に出来るお金の半分は自分のスキルアップに使うと良い」と言われた。1カ月の業務が終わり月末の打ち上げの席上だった。半分と言えば、小遣いが2万円なら1万円前後だ。ビジネス書なら10冊前後買える。U課長は「自己投資は勉強ばかりじゃない。友人に会ったり、身なりを整える費用も自分への投資のひとつだ」と続けて言っていた。問題は、「自分投資」だと思って使うということだと言う。
「自分投資」と思えば、有意義な使い方をするようになる。例えば、友人と飲みに行く。自分投資と思えば、自分のプラスになる飲み会にしようとする。もちろん毎回飲み会を自分投資と思うのは窮屈だ。予め自分投資となる飲み会は分けておく意識が大切だ。身なりを整えることも思いつきや気分で衝動買いをするのでなく、身なりを整えることを優先することが自分投資になる。
多様化したネット社会での自己啓発
書籍に多大な費用をかけなくても、ネットで検索すれば簡単に知識が入手できる。友人との飲み会で情報を仕入れずとも、SNSを利用すれば、数十人分の友人の情報が仕入れられる。多情報社会で情報の選別に窮するくらいだ。「情報選別」は別の記事に譲るとして、ここでは有意義な自分投資について述べたい。現代では、自分投資のコストを掛けなくても十分にスキルアップは出来るのだ。
ただ残念なことは、「面白いから」と、ネット検索しSNSをやる人が多いことだ。プライベートだからという理由だが、自己啓発も仕事外の時間でするものだ。うまくスキルアップしている人は、プライベートな時間の中でスキルアップを図っている。簡単に情報が入りスキルアップができる反面、それを有効に利用する人は少ない。
ならばU課長の言にある通り、お金をかけ、意識を高めた方が断然良い。そのための三千円ではないだろうか?