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他人に罪悪感を覚えないために。自分の凄いところを認めるための考え方

日本人は謙虚で、海外からも「ジャパニーズサムライ」といまだに言われるような、謙虚で強いイメージがあるかもしれません。日本人もそれはどこかで分かっていて、謙虚で誠実な人が多い反面、謙虚すぎて自分が出せなかったり自信が持てないイメージもあるかもしれません。

「自分は凄い!」なんて自慢するものなら、言い方によっては面白がる人もいますが、ただの自慢なら引いていく人が多いかもしれません。

ダメな自分を受け入れているか?

ですが、なぜ他人に自分は凄いということを言うと嫌な感じがするのか、それは自分以外の人はダメな人だと思うような罪悪感が出るからではないでしょうか。ですが、たとえ周りがダメな人だったとしても、自分もダメな部分があり、そこを受け入れていれば周りのダメな人も凄い人になれるという信頼と認めることが出来ると思います。

なので、自分は凄いと思っても周りに罪悪感を覚えることが和らぐでしょうが、罪悪感を覚えているうちはダメな自分を受け入れていないことになります。周りは自分の鏡で、ダメな自分だと思って罪悪感を覚えているうちは、ダメな自分と他人を受け入れることが出来ないようです。

ダメな自分でもいいやと思えるのか、こんなダメな自分じゃダメだと罪悪感を覚え、それを振り払うために行動し続けるのでは、いつまでも罪悪感から逃げないといけません。ですが、その自分は愛されない、愛することが出来ないと思うルールを下げて、取り外して受け入れてみると、その状態の自分も他人も受け入れられるようになるでしょう。

出来ない人がかわいそう?

罪悪感を覚えて凄い自分を受け入れることが出来ないのは、自分のように出来ないダメな人がかわいそうと思っていることになります。人によってはそれを何様だと思っているんだと思うかもしれませんが、ダメな自分を受け入れることが出来ず優れた自分にならないといけないと感じているほうの気持ちも理解出来ないことではありません。

ダメな自分もダメ、優れた自分も表現することが出来ない、このありのままの自分を表現出来ない状態が周りにも振舞いや空気感などが伝わって、嫌みな人のような印象を与えることがあります。それよりは、「自分は凄いだろう」とありのままにふざけたような表現をしているほうがとっつきやすい感じがするかもしれません。

それは、ダメな自分を受け入れているので自分だけが特別じゃないことが周りにも伝わり、ダメな自分も優れた自分も受け入れられる自由な空気感が周りをリラックスさせるようです。良い自分もダメな自分も受け入れられない状態で周りと接していると、やはりどこかで罪悪感を覚えたり、周りの人が負けた感じがするかもしれません。

ダメな自分が受け入れられないことでダメな周りの人をかわいそうと思ってしまうことは、本人は思っていないとしても見下すことにもなりかねません。その誤解のような擦れ違いがコミュニケーションが上手くいかない原因になり、表面的には爽やかな人でもどこかとっつきにくい人にあることです。

そして、「ダメな自分でもいいや」と思って受け入れることが出来れば、それだけ対応出来る幅が広がるのでダメな相手を見ても罪悪感を覚えないようになります。

凄い自分を受け入れる

そして、ダメな自分に対して罪悪感がなくなり、接する人が自分より出来ない人に見えても信頼出来る状態になれば、凄い自分を受け入れることが出来るようになると思います。罪悪感を覚えているうちはどれだけ自分を磨いてもどこかの時点で罪悪感が出てきてコミュニケーションが上手くいかないきっかけを作り出すでしょう。

凄い自分を受け入れられると、その分自分も他人も受け入れられる幅が広がり、より自由なコミュニケーションが出来ると思います。そして、自由に凄い自分を表現出来るとそれだけ自分の才能を周りと分かち合うことも自由に出来るようになるでしょう。

自分には才能がない、天才性はないと認めることが出来ない人は、それだけ凄い自分でもいいという承認が出来ていないかもしれません。ですが、自分には才能があると認めることが出来ていれば、やはりそれだけ自分と他人の可能性を見ることが出来る、そのためにはダメな自分を受け入れるという下準備のようなものが必要だったりします。

生まれてからどこかで身に付けたダメな自分はダメだという罪悪感を手放して、ありのままの自分を受け入れることは、罪悪感以外でも大切なことです。

どれだけ自己啓発やビジネス、資格取得などで価値を見いだそうとしても、それを得る自分の状態によって吸収出来ないところもあります。自分の感情は自分で責任を取ると受け入れることが出来れば、よりシンプルに人生と向き合うことが出来るのではないでしょうか。

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