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自分を磨く自己投資は、自分をもっとよくすることに使うとワナになる?

自分をもっと磨く、たとえば自己啓発に関する本を見ても内容は様々で、モチベーションを上げるもの、コミュニケーションをもっと上達させるもの、人生を良くするものなど幅が広いです。

人生を良くするという範囲から考えたら人間関係も健康もお金など含まれるかもしれませんが、その大本となる自分を磨くというところにズレがあったらどんな結果になるでしょうか。

誰の話が本当?

もっと努力しろというものもあれば、もっと努力をするなというものもあり、もっと他人のようになれというものもあればもっと自分らしく生きろというものもあります。

それは色々な分野の人が言っていて、ビジネスや何らかの分野で成功した人の本、心理学を学んでいる人の本、スピリチュアルや占いをしている人の本、科学的な面から書いている人の本。

それぞれ表現は違っても似ているところや同じところもあり、色々な角度から見るという面ではいいですが、そもそも根本的なスタートが違うものがあります。それは、もっと自分を知ったりもっと自分の輝きや才能を見つけるというもの、もう1つはもっと他人が成功した方法を真似して成功出来るというものです。

このどちらも学ぶことがあり、成功する方法を知ることはより自分が望んだ現実を実現しやすい方法として使えます。ですが、自分らしくない方法で自分らしくない人になりながらも金銭的や物的に沢山のものを手に入れたとしても、それは成功といえるでしょうか。

逆に、自分らしさが分かって自分に満足していても、健康状態やお金の状態が悪いならもっと良くする方法を学べると思います。これらはどちらからも学べることがありますが、どちらか一方に偏るのも全体を知っているのとではバランスが違うようです。

自分らしさを発見する

自分を知るために自己投資をするなら、より自分らしさが分かったり才能、自分の表現したいことが分かると思います。そして、自分と同じタイプの人が成功した方法を知ると参考になることもあり、そのどちらも取り入れたいものです。

ノウハウコレクターになっていつまでも教材やセミナーに依存してしまう人は、それさえあれば大丈夫という不安を拭いさるためにお金を使っているかもしれません。ですが、依存していると自立して自分の足で進んでいくことは自分で決めることなので、自分で決めなくてもいいようにお金を使う人もいるでしょう。

ビジネスチャンスは無限といえるのに、先行者利益を得たいために新しいビジネスばかり追い求める人は、自分らしさからそれをしているのでしょうか。利益目当てのビジネスと長年ブランドを築いているビジネスではどちらが安定感がありどちらが自分らしさを感じ、どちらが周りの人と感謝し合える幸せな関係が築けるでしょうか。

何らかの分野で何十年も活躍している人は他の人が成功した方法をただ真似ている人ではなく、自分らしさが分かりその才能や輝きをより追求して磨いて、それを周りの人と分かち合っているのではないでしょうか。

ノウハウコレクターにならない

自分には足りないところがあり、もっと良くしないとと思って自己投資をし続けると、その無価値感はいつまでも出てくるので振り回されるでしょう。もちろん自己投資は自分らしさをもっと知ったり人生を楽しくさせるためには良い方法で、それによって自分の分野でより一流になるきっかけになることもあるでしょう。

ですが、自分の足りないというところに恐怖を感じて満たすのではなく、自分らしさをさらに発見したいという自由さから行動することが大切です。足りない気持ちからお金を使ってもいつまでも満たされることがないのはノウハウコレクターだけではなく、ブランド品を買っても買っても満たされない人の心も同じです。

自分らしさを知るために外側の情報を選ぶことは大切ですが、自分らしさを手放して他人のようになるために外側の情報を選ぶことは、いつまでも自分らしい人生にならないでしょう。

たとえば歌を歌う才能があるのに自分には才能がないと思いこみ、自己啓発セミナーに投資をして会社を何社も立ち上げる社長になるためにビジネスに関することを学んでも自分らしさを感じるでしょうか。

それを学んでいるうちは無価値感を満たせるため、充実感や安心感はあるかもしれませんが、モチベーションを上げないと学べなかったりどこかで自分らしくないと感じているかもしれません。

それよりも過去の自分を振り返って「自分は歌が好きだった」と思いだし、それを1日5分でも楽しみながら歌を歌っていたほうが、だんだんと自分にエネルギーが湧いてきて歌うのが止められなくなるかもしれません。

才能がある自分を才能がないと思うことから人生の迷いが始まるので、外側に情報を求めるより、自分の価値を認めるほうが先かもしれません。

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