一眼レフならではの写真を撮るならまず「被写界深度」を知ろう
プロ仕様のカメラも今や身近に
一眼レフカメラと言えば、以前までなら持っているだけでも、まるでプロの様に見えた物ですが、最近では普通の観光客なども、記録用に手軽に持てる存在となって来ていますね。
誰でも手軽に、コンパクトデジカメ以上の、それこそプロ仕様の写真が撮れるんです。値段は上位機種にもなるとだいぶ張りますが、それでも、写真好きにはたまらない一品です。
せっかく一眼を手に入れたのなら
ですが、せっかく良い写真が撮れる一眼レフを、ただ記録などだけの為に使っているのであれば、少し勿体ないとも言えます。
一眼ならではの、最低限の機能を使いこなして、普通のコンデジなどでは撮れない、よりレベルの高い写真を撮ってみて下さい。
難しい用語が並びますが
そこで用いたいのが、分厚い説明書に書かれた知識や、機種それぞれの為に出されている事の多い、バイブルブックの様な物です。
恐らく、始めてそう言った物を開いた人が受ける印象は、「素人にはなかなか理解のしにくい専門用語が並んでいて、どこから手を付けて良いのか分からない。」と言った物でしょう。
そこで、これだけ知っておけば、一眼ならではのさらなる写真に繋げられる…と言う箇所を、ご紹介したいと思います。
被写界深度をマスターする
覚えたい物はただ一つ、「被写界深度」です。と言っても、絞り(F値)とシャッタースピードの二つの関係性から成り立つものなので、一概に”一つ”とも言えない物なのですが。
これは要は、ボカシの深さです。被写体にピントを合わせ、周囲を深くボケさせるか、それとも、ボケを少なく、写真全体を明瞭に定めるかとなります。
絞りとシャッタースピードの関係を知る
絞りは、開けたり絞ったりする事で、取り入れる光の量が調節出来る物です。そして同時に、絞れば絞る程、ピントの合う箇所が小さくなり、他の場所をぼかす事が出来ます。
ですが、ボカシを作りたいからと言ってむやみに絞るだけでは、綺麗に写真は撮れません。何故なら、その分光の入る量が少なくなり、写真が暗くなるからです。
そこで調節したいのが、シャッタースピードです。シャッターを切る速さを遅くして、絞られた小さな穴でも、十分に光が取り入れられる様にするのです。様々なシチュエーションに合わせて、この二つを使いこなしましょう。
ボカシを使いこなせれば、ひとまず上出来
この絞りとシャッタースピードによる被写界深度さえマスターすれば、あなたも一眼レフならではのドラマティックな写真を自由に撮る事が可能となります。コンデジにもその機能は付いていますが、一眼ほどではありません。
とにかく、説明書やバイブルブックの数多の情報の中でも是非知っておきたい項目は、この「被写界深度」なのです。是非マスターしてみて下さい。