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その怒り、吐き出す前にちょっと待って!大切な相手を失わない方法

どうしても許せない!

仕事をしていると、相手に対してどうしても許せないことってありますよね。それは行動だったり、対応だったり、言動だったりもするでしょう。人間だれしも「これだけは許せない!」というボーダーラインがあるもので、それを越えられるとカっとなってついつい口が出てしまうもの。

でも、ちょっと待ってください。基本的に仲互いというものはして良いことはありません。友人同士ならばお互いに怒って不満をぶつけあうことで雨降って地固まる、なんてこともあるでしょうが、残念ながら大人の世界ではそうそうあることではありません。

仕事上の関係というものは、好きだから、とか嫌いだから、とかそういった気持ちの問題で成り立っているのではなく、そこには報酬や立場というものが入っているからですね。ですから、感じた怒りは吐き出さずに我慢する術を身に着けることは非常に大切なことなのです。

卵が先か、ニワトリが先か

対人関係で怒りを感じるケースというものは大まかに分けて二つに分類されます。それは「相手に対して怒りを感じた」か、「相手がこちらに怒りを感じて攻撃してきた」というケースです。後者の場合は「やられたからやり返してもいい」となるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

怒りというものもコミュニケーションのひとつということを考えれば、どっちから仕掛けてきた、などということは本質的には重要ではないのです。水かけ論に終わってしまう可能性は非常に大きいですし、互いの正当性を主張しあうことはクラスの帰りの会でもありませんし、あまり有効なこととは言えません。

心を許せない人の前での深酒は絶対NG!

怒りというものはつまり本音の一部です。ですから、仕事上のお付き合いの上でもちょっと苦手だな、と感じた人の前では絶対にお酒を飲みすぎてはいけません。こちらが苦手だな、と感じている場合、相手もこちらとの距離感をつかみ損ねている、もしくは苦手と思われているケースが非常に多いのです。

また、このような場合、お互いが常日頃から不満を抱いている可能性が高いとも言えます。相手のなにそれの態度が気にくわない、あのときの行動はちょっとどうかと思う、そういったものがお酒のせいで噴きだし、収拾がつかなくなってしまうのです。

個人的に気にくわない相手だからといって、仕事の上では決してないがしろにできる相手ではない、ということは多々あること。いきなりカっとならないコツとしては「あらかじめイラつくことは予想しておく」そして「その感情をコントロールする」という予備動作が最も重要になります。

自分から仕掛けるのは控えましょう

相手に怒りを感じたか、自分が怒りを感じさせたか、という二パターンですが、本質的にはさほど重要でなくても表面上は結構重要なことです。法律でも正当防衛の権利が認められていることからも分かる通り、世の中「先に手を出した方が負け」であることは言うまでもありません。

まず、相手に怒りを感じてどうしも我慢できない、といった場合、自分がここで怒ることで生じるデメリットをきちんと考えるべきです。仕事上の関係というものは金銭が絡むので多少のことでは揺らぎはしませんが、金銭が絡むからこそ「この人と付き合うリスクと報酬は釣りあわない」なんて思われたら完全にこちらの負けです。

そこまでの怒り方をしてしまった場合、相手との関係は完全に終了してしまうでしょう。相手との付き合いを失くしてもいいという覚悟がない限り、決して感情をあらわにして声を荒立てるべきではありません。

相手から仕掛けられたケースは?

目の前でいきなり感情的になられた場合ですが、こちらも基本は同じでまずは自分が反撃したことで生まれる不都合をしっかりと考えましょう。売り言葉に買い言葉とは言いますが、感情的な言い争いは何も生み出しません。仕事上、最も大切なのはあくまでリスクマネージメントです。

では、仕掛けてくる場合の相手の心理状況はどんなものなのでしょうか?心理学の方面でリミット・テスティングという言葉があります。これは子供が親に「どこまでやったら怒られないか」ということを確認する為に敢えて悪いことをしてしまう習性のことです。

いきなり怒ってくる相手の場合、ありていに言えば、「こいつならここまでやっても大丈夫だろう」と思われている可能性が非常に高いもの。つまり、リミット・テスティング的に考えれば相手は子供じみた感情をぶつけてきている、といえなくもありません。

「ああ、この人は精神が幼いんだな」と思って神妙な顔をして頷いている、というのが最も賢い選択です。ここで感情的になっては相手と同レベルに立ってしまうことになることを忘れないようにしましょう。とっさの判断は難しいかもしれませんが、自分の感情を上手にコントロールして有意義な毎日を送りましょう!

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