読書するあなたが、読んだ本を無駄にしない3つの方法
皆さんは、読書しますか?ひと月に何冊の本を読むでしょうか。「日本人の活字媒体読書時間は、1週間につき4.1時間である」とのデータがあるそうです。日本人は、1日30分も活字を読んでいないようです。
また、こういうデータもあります。「読書時間と年収はおおむね比例する」というものです。やはり、読書は重要である、ということでしょうか。それとも、時間があれば、もっと本を読むのに、ということでしょうか。
しかし、読書をしただけでは、その後の人生に利益を与えることはできません。実用書であれば、本に書いてあることを実行しなければ意味がありません。小説であれば、実生活においても、感情におけるアンテナを鋭くしなければ、心が豊かにはならないでしょう。そこで今回は、読んだ本を無駄にしない方法を3つ皆さんに説明したいと思います。
1.面白いキーワードをメモる
まず、本を読みながら、「いいなー」と思ったキーワードをメモってください。レポートではないので、自由に、好きな言葉をメモってください。自分の心に刺さった、そして短い言葉でいいです。自分がわかれば略でもいいです。
例えば、自己啓発本や実用書などにおいても、ほとんどの方は、書いてある内容すべてを実践することはできないでしょう。無理に本に書いてあることを実践する必要はないと思います。今、やりたいと思わないことを無理にしても、辛いだけだからです。
しかし、目的があってその自己啓発本や実用書を読んだのであれば、何か気づきがあったはずです。だとすれば、その本の内容は、頭の片隅に入れておけばいつかは役に立つ可能性が高いです。
そのようなときに、ただだらだら読んで、「あー、前に読んだ本のどこかに答えがあったかもなー」と思って終わるのでは、読書した時間が無駄となってしまいます。
ところが、「メモをした」ということと、「メモを保管した」ということで、まず読書の中身が濃くなるのです。また、そのメモを見れば、その本がどのような内容であったか、ということを再度確認できるのです。こうすることによって、本当に必要になったときに、本の知識を役立たせることができるのです。
また、この方法は、実用書だけでなく、小説でも意義があります。例えば、小説を読んでいれば、登場人物の仕草や言葉に自分の心も揺れ動くことがあると思います。そんなとき、そのシーン、仕草、言葉を、登場人物の名前とともに書いてみましょう。
そして、何か月後か、何年後かにもう一度読んでみましょう。小説を読んでいるときにも注意深い洞察ができるようになりますし、自分が書いたことを読み直したとき、さらに感慨深い気分になれると思います。
2.メモをまとめる
次に、書いたメモをまとめましょう。ただメモをするだけでも効果は高いですが、それをあとからより見やすいようにするのです。その方法としては、大別すると2つに分かれると思います。
(1)紙媒体に残す
まず、メモを紙媒体に残してみましょう。紙媒体に残す場合、1冊読書ノートを作ってみるといいと思います。その際、タイトル、日付などを書いておくと、あとからわかりやすいです。
ノートなど、めんどくさすぎる、という方も大丈夫です。読書ノートは家に置いておいてください。そして、ちょっと大きめのポストイットをご用意ください。
そのポストイットに、出先で色々書いておく。そして家で貼る。こうすれば、電車で座って読書しているときでも言葉をメモっておくことができます。お気に入りのポストイットを1つ用意しておくとテンションが上がります。
(2)電子媒体
電子媒体の場合、紙のぬくもりはありませんが、よりどこからでもメモることができると思います。例えば、グーグルドライブを使うのもいいですし、メールを書いて自分宛てに送るのもいいです。ワードに読書ノートを作っておいて、その場で作成するのもいいです。
スマートフォンのおかげで、いつでもどこでもファイル編集することができるようになりましたので、これらのツールを使わない手はありません。メモのように、あとからまとめなおす必要もあまりありません。
もっとも、電子媒体が紙よりも有効で、電子媒体を使えない奴は遅れている、というつもりはありません。電子媒体は、立ち上げるのがめんどくさい場合がありますし、まだまだ表現方法に制限があるからです。
3.本を売る
最後に、本を売る、というのも読書を無駄にしない方法です。もちろん、財布に優しいという点もあります。それ以上に、読まない本は、インテリア用以外であれば、全くのゴミです。そのゴミを部屋において、知識人ぶる方がたまにいらっしゃいますが、それは意味がありません。
やはり、けじめという観点から、本の中身をしっかり吸収する、若しくは諦めるというために「売る」という行為をしてください。
4.良い読書をしよう
さあ、あなたも読んだ本を無駄にせず、しっかりと人生に役立てましょう!!