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過払い金返還請求のデメリットは?過払い金診断ツールや相談先も解説

過払い金返還請求のCMやネット広告を良く目にします。「お金が戻ってくる」「150万円以上過払い金が戻ってきた」「想像よりも過払い金があってラッキー」など、すごく良いことばかり宣伝されていますよね!とっても魅力的です。

でも本当にお金が戻って来るのでしょうか。メリットが大きいと、デメリットも大きいのでは?と心配になります。今回は、過払い金返還請求のデメリットや「調べ方」「請求の仕方」など実は結構大変な裏側をお伝えします。

過払い金返還請求はメリットばかり目立っているけど…デメリットはあるの?

最近は、「過払い金返還請求」というワードをいたるところで見聞きしますね。払い過ぎた利息があれば、お金が戻ってくるというものです。

「○○万円以上お金が戻った!」「嬉しい臨時収入だ!」など凄く大きなメリットばかり並べられていますが、もしかしたらデメリットも大きいのかもしれません。過払い金返還請求のデメリットを検証してみましょう。

過払い金返還請求デメリット①返済中に手続きをするとブラック状態に!

過払い金とは払い過ぎた利息分があると戻ってくるお金です。ですが借金返済中に、過払い金返還手続きを行うと「任意整理」同等の扱いになります。返済中に過払い金請求はできますし、過払い金があれば借金は減額になります。

それにしたがい、任意整理と同じメリット、デメリットが発生します!メリットは返済期間が延びて毎月の返済が楽になることです。では、どんなデメリットがあるのかみてみましょう。

【返済中に過払い金返還手続き(任意整理)のデメリット】

  • 信用情報機関に事故情報として5年掲載される(ブラックリスト入り)
  • 新規ローン、新規クレジットカードげ契約できない
  • 新たな借り入れができない
何も知らずに借金返済中に手続き行うとリスクを負うことに!過払い金返還請求を行うなら、完済後がおすすめです。また、過払い金返還請求を行った金融業者はその後、取引(借り入れ)ができなくなるので覚えておきましょう。

過払い金返還請求のデメリット➁個人で手続きすると面倒が多い

過払い金返還請求は個人でも手続きができます。「専門家に依頼する費用を抑えたい」「時間があるので自分でやってみたい」という方もいらっしゃるでしょう。手続きの流れは以下です。

【過払い金返還請求の流れ】

  1. 金融業者に取引履歴を取り寄せる(複数社あるなら1社ずつ)
  2. 引き直し計算
  3. 過払い金があったら金融業者へ過払い金返還請求を通知
  4. 金融業者と交渉
  5. 和解成立で過払い金が返金される

【個人手続きの問題点】

  • 慣れない引き直し計算は時間がかかる
  • 金融業者との交渉は素人には難しい
  • 和解が成立しないと裁判に発展する恐れ
  • 電話、メール対応など手間がかかる
取引履歴を辿り、利息制限法で定められた利率で引き直し計算をします。この計算を間違えると、返金額にも影響が出ます。慣れない作業なので面倒に感じることもあります。

過払い金があるとわかったら、いざ金融業者と交渉です。相手は交渉事に慣れていますし、相手側のペースで話合いが上手くいかないこともあります。結局、過払い金が戻ってこない、または少しだけという失敗に終わるパターンもあります。

金融業者と交渉が上手くいかず、話合っても解決しない場合は裁判に発展することもあります。個人でも手続きは可能ですが、思っている以上に手間がかかり疲弊することも…。

過払い金返還請求のデメリット③家族に借金が知られる恐れがある

手続きのやり取りをしていると金融業者から書類が自宅に届いたり、電話対応などで家族に借金があったことがバレてしまうかもしれません。内緒にしていた借金がバレると家庭内トラブルも心配されます。

過払い金診断ツールを活用してみよう…法律事務所が運営しているから安心

「過払い金診断ツール」を使えば「過払い金があるのか?」「発生していればいくらお金が戻るか?」簡単に調べられます。しかも、自宅にいながらスマホ、パソコンで簡単にできます。

「過払い金診断ツール、怪しくない?お金を騙し取られるのでは?」と詐欺に遭う心配をする方もいるでしょう。過払い金診断ツールは、弁護士や司法書士など法律事務所が運営しているので安心して使えます。

ネット上で「過払い金 診断」で検索すると、それぞれ法律事務所が監修した過払い金診断ツールが見つかります。主に借り入れ額(借金額)と借金の期間(いつ、何年借りていたか)を入力するとすぐに過払い金がいくらあるのか結果がわかります。

【過払い金診断の入力事項】

  • 借り入れ額
  • 借入先
  • 借り入れ期間、時期
  • 返済中に滞納をしていたか?
  • 複数の金融業者から借りていた

その際、メールアドレスの入力を求められます。診断結果はメールで通知されます。その後、気になる点や詳しく知りたい点などあるかもしれません。ほとんどの法律事務所は、無料相談や24時間メールでの相談を受付けています。

診断ツールで提示された金額はあくまでも目安として覚えておきましょう。実際に過払い金返還手続きに進むには、法律事務所に依頼が必要になります。

専門家に依頼すれば心配されるデメリットを軽減できる

弁護士や司法書士に依頼するメリットは、何と言っても過払い金を回収できる力でしょう。借金問題解決、交渉事のプロですから期待以上の結果を得られます。

個人で手続きを行う際のデメリットも回避、最小限に抑えられます。

  • 引き直し計算
  • 金融業者との交渉
  • 書類のやり取りなど

「引き直し計算は時間がかかって面倒」「交渉事は緊張して苦手」「家族にバレたくない」というデメリットも回避できます。専門家に依頼することで全て弁護士や司法書士が代理となって手続きをしてくれます。ですから、自宅に書類が届いて家族にバレるという心配もいりません。

個人で過払い金返還請求を行うと最低6ヶ月はかかると言われています。一方、専門家に依頼すると早いと3ヶ月で手続きが終わります。

過払い金返還手続きには、依頼費用がかかります。相場は1社あたり約2万円程度と言われています。その他、過払い金報酬や事務手数料が発生します。無料相談をはじめ、着手金無料など充実したサービスを掲げている法律事務所を選ぶと良いでしょう。

過払い金には時効が!時効が成立するとお金は戻ってこない

過去に借金やカードローンの利用があれば過払い金がある可能性はあります。ですが、過払い金が返還請求には時効があります。完済した日から10年経過すると時効が成立し請求ができなくなってしまいます。

10年経過すると過払い金の可能性があっても、一切返還手続きができなくなります。過払い金があるかも?と思ったら早めの過払い金調査がおすすめです。

過払い金返還請求にはデメリットもある!専門家に依頼すればデメリットは抑えられる

過払い金返還請求は一般的になりました。過去に借金やカードローンの経験があった方は過払い金を受け取っています。多くの方々は「過払い金が戻って良かった」「意外と多い」など喜びの声を寄せています。

その反面、デメリットもあることもわかりました。ですが、専門家に相談したり手続きの依頼をすればデメリットは小さくおさめることができます。時効があることを念頭に、専門家に過払い金診断や依頼をしてみてはどうでしょうか。

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