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疲れているアナタヘ~身体の疲労回復を促してくれる食べ物と成分

みなさんは、日ごろ元気に過ごしていますか?それとも少しお疲れ?今日は、お疲れのあなた必見。疲労回復に役立つ食べ物について特集いたします!!

1.疲労回復に役立つ成分

まず、疲労回復に役立つ成分について、あらかじめ知っておきましょう。疲労回復に役立つ成分の代表は、ビタミンB1、ビタミンC、ビタミンEなどです。それぞれの成分について特徴を以下に書いていき、何を食べればよいのかを見ていきます。

2.ビタミンB1

ビタミンB1は、炭水化物、タンパク質、脂質の代謝を助け、疲労物質である乳酸の燃焼にも関与する、疲労回復にとって大変重要なものです。ビタミンB1不足となると、炭水化物をエネルギー源とする脳の活動が衰え、倦怠感が生まれます。

また、ビタミンB1が極度に不足すると、最悪の場合、脚気になる場合もあります。かつて脚気は、結核と並ぶ日本の2大国民病とまで言われました。その理由は、雑穀米でなく白米が広く普及したのが原因の1つなのですが、今日においても、高カロリーなのにビタミンB1が不足するという食生活をする方もいます。日本人は、意外とビタミンB1が不足しがちなのです。

では、どのような食生活をすればいいのでしょうか。まず、豚肉、うなぎ、枝豆、グリーンピース、たらこ、ピーナッツ、玄米ご飯などを食べてみましょう。豚肉などは、日本人であれば食べやすい食材だと思います。

ビタミンB1を効率よくとるためには、ニンニクや、ネギ、ニラ、玉ねぎと一緒に食べるといい、と言われています。その理由は、ニンニクの成分の中にアリシンという物質があるのですが、アリシンとビタミンB1が結びつくことによって、吸収が良くなるからです。ですから、豚+ニンニク、ニラの中華などを食べると、疲れた体にはいいのです。

また、ビタミンB1は過剰摂取しても排泄されるので問題はないそうです。ですからガンガン摂取しましょう。

3.ビタミンC

ビタミンCも、疲労回復にとって重要な役割を果たしますが、疲労回復は疲労回復でも、精神的疲労に効果があるそうです。ビタミンCが美肌やアンチエイジングに効果があることは、周知の事実でしょう。ドリンクなどでも、ビタミンCを売りにした物が多く発売されていると思います。

実は、このアンチエイジング効果が、精神的疲労にも効く、ということが最近わかってきたということです。老化の原因は、日々のストレスで活性酸素が増加することにありますが、ビタミンCは抗酸化作用によって、活性酸素が増加することを防止するそうです。

実際に動物実験では、壊血病(ビタミンCの不足によって起こる病気。中世では船乗りに多かった)にならない程度のビタミンCの欠乏で老化が進行し、人に換算すると1日2.5㎎のビタミンCしか摂取しない期間が3年続くと老化が早く進行し、死亡する人が増えるというものもあるそうです。

ビタミンCを多く含有する食品は、カボチャ、ホウレンソウ、トマト、イチゴ、オレンジなどです。ただし、注意が必要です。実はビタミンCは熱に弱く、摂取が難しい食品なのです。熱に弱いことから、加熱していないものからとる必要があります。

たとえば、オレンジジュースを飲んだとしても、「濃縮還元」とパッケージに書いてあるジュースは加熱処理がなされているので、ビタミンCが含まれていない可能性があります。ですから、ビタミンCを摂取する際には、加熱されているかどうかに少し気を使ってみてください。

4.ビタミンE

ビタミンEも疲労回復に役立ちます。ビタミンEは、筋肉疲労に効くそうです。ビタミンEは、血中の乳酸やアンモニアなどの疲労物質を早く消失させ、疲労回復に役立つ効能があります。また、血行を良くする作用もあるため、エネルギー補給がスムーズになるという効果もあります。

このビタミンEは、運動選手などにも投与されていた歴史があり、メキシコオリンピックに参加した日本の選手団がビタミンEを持参していた、ということもあったそうです。

ビタミンEは、ひまわり油やコーン油、オリーブオイルなどの植物油などに含まれているので、通常は欠乏することはありません。しかし、ダイエット中で油を摂取しないような生活をしているとビタミンE不足になる可能性もあるので、注意してください。

5.亜鉛

最後に亜鉛の解説をしましょう。実は、亜鉛も疲労回復にとって重要な成分なのです。亜鉛は、成長ホルモンの分泌を促進する効果があるそうです。成長ホルモン?もう成長期は過ぎましたが、というあなたも、実は、成長ホルモンを分泌しているのです。

成長ホルモンは、新陳代謝を活性化する効果があるそうです。若者の疲労回復が早い理由は、成長ホルモンの分泌が多く、新陳代謝が活発である、ということが理由の1つに挙げられるそうです。

亜鉛は、牛肉(特にレバー)や牛乳、牡蠣などに含まれているようです。食物繊維を摂りすぎると、亜鉛が吸収されずに欠乏症になる可能性がある、との報告もあります。

6.食生活を見直そう

疲れた、と思ったら一度、自分が何を食べてきたのかを振り返ってみてください。もしかしたら、そこに疲労回復のヒントがあるかもしれませんよ。

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