部屋が汚れやすいのは生活のしかたと家具の配置が問題!?
部屋が汚いのは、男の部屋の定番です。しかし、汚くなるのは仕方ないと面倒だから諦めるのではなく、しっかりと普段から綺麗にしておけるように考えるべきではないでしょうか?汚い部屋には原因があります。そして、この原因と生活を改善することで綺麗は普段から作れます。
汚い部屋はいく気をなくさせる
ついつい汚れてしまいやすいのが男のひとり部屋ですが、ただでさえ男の部屋というだけで不潔な印象を持たれています。それなのに本当に汚ければ、その印象が何倍にも悪くなってしまいます。自分が部屋の汚い友人の家へ行くと考えると、正直気が引けます。これは異性であればもちろんのことでしょうし、案外同性の男同士であっても汚い部屋を嫌う人は多いです。部屋を汚くしてしまうからといってそのままの状態で放置してしまうと、それだけであなたの印象まで悪くなってしまいます。
結果、友人が足を運んでくれなくなって寂しい一人暮らしになってしまうのでは?友人や客人は多い方が楽しいですし、自分の家でめいっぱいくつろいでくれれば、それに越したことはないです。どうせなら「居心地がいい」と言わせたいですし、そのために部屋を片付けるというのであれば、日頃から部屋を綺麗にしておいた方が、生活も気持ちもゆとりが出るというものです。
なぜ部屋が汚れやすい!?
では、なぜ部屋がすぐに汚れてしまうのかを考えてみましょう。もちろん、部屋が汚れやすい汚れにくいは、育ちかたや性格、遺伝的な要素が大きいですから、一人暮らしをしていても綺麗にしている男もたくさんいます。ですが、少しでも部屋が汚れてしまうということは、性格的にだらしない部分の現れですから、性格を変えるか意識して部屋を綺麗に保つかの二択しかありません。この場合、最も現実的なのは部屋をいかにして綺麗に保つかを考えて工夫していくことでしょう。
そして、部屋が汚れやすい一番の要因は、出したものをしまわないことや、食べたものやゴミを捨てないことが原因ではないでしょうか?ではなぜすぐに片付けられないのかと言うと、面倒だからですが、面倒な理由には必ずそれの原因があります。まず一番の問題は部屋がもともと汚れていきやすい配置になっていることです。ついつい出したものをしまわないのは、それが一番の原因ですし、モノをしまおうにも簡単にしまえない場合、面倒くさがりであったりだらしない人は無意識のうちに片付けるのを後回しにしてしまいます。
汚れづらい家具の配置を考える
では、まず汚れにくい部屋の配置を考えていきましょう。汚れやすい部屋の配置は、床に置かれているものが多い部屋です。床に物が置かれている割合が多ければ多いほど、ついつい出したものを床に置いてしまってそのまま片付けなくなってしまいます。床にモノを置かない心理的状況を作り出したり、物が置かれていれば不自然ですぐに気がつく環境を作っておけば汚れませんし、出したものを片付けられない人でもすぐに片付けなければいけないものとそうでないものの区別がつけやすいです。
とはいえ、床にどうしても置かなければいけないものというのもたくさんあるでしょう。例えばテレビ台や机にソファーなどです。こうした生活に必要な最低限のものを床に配置し、あとはなるべく床に置かないようにしましょう。ソファーとテーブルとテレビ台だけが床にあれば、物を置きづらい心理的状況が作れますし、モノが置きっぱなしになっていてもすぐに気がつくというわけです。何か新しいものを購入する時も、それを置くスペースが確保できるかを考え、なるべく床に置く物を増やさないようにすることが大切です。
和風ではなく洋風テイストな生活を
部屋が汚れやすい人もさることながら、和風テイストな生活をしている人と洋風テイストな生活をしている人では、残念ながら前者の方が部屋が汚れやすくなります。和風テイストと定義しましたが、要するに地べたに座って生活をしている人です。足の短い机をカーペットの上において、そのまま座って生活をするか、同じく足の低い椅子やソファーを置いて生活をしている人ということになりますが、自然と地面に接する機会が多くなってしまい、床についつい物を置いてしまうことになります。
そして、完全に地べたに座ってしまうと、人間は面倒くさがりな深層心理がありますから、なかなか立つのが億劫になってしまいます。これがテーブルとソファーであればすぐに立ち上がれるのですが、完全に地べたに座ってしまうと立ち上がるのが大変です。そのためちょっとやそっとじゃ動かなくなり、何でも手の届く範囲に配置してしまったり、モノをあとでしまおうと思ってそのまま放置してしまったりする原因となります。
床に余計なものを置かないように注意をすることは、同時に自分自身も床にあまり接しないように注意をすることです。洋風テイストと言いましたが、単純にソファーとテーブルの生活で構わないと思いますが、地面に直接触れる面積や時間を少なくしましょう。
モノの住所を決める
つづいて第二の条件としては、出したものを片付けようにも面倒くさいと働いてしまう深層心理についてです。出したものが素早く片付けられて、片付ける場所も明確にイメージできるのであれば、その場はとりあえず出してそのままにしたとしても、後々簡単に片付けることができます。ところが、「これはどこにしまうんだっけ?」とか、「これをしまうにはまずあれを出して・・」などというようであれば、考えるのも面倒になってしまってそのうち片付けるのを放棄するでしょう。
モノの住所をしっかりと決めてしまったり、家具の配置を決めていく必要があります。クローゼットや押し入れの中はただものを詰め込んでおくスペースではなく、モノをしまっておくという立派な部屋の一部です。ただ目に触れることの少ないスペースというだけで、そういう目に見えないものが一番大事なのです。
クローゼットの中もしっかりと区分けし、モノの住所を決めておくことで出す時も楽ですし、しまう時も明確に場所が決まっていますから、「これを出すためにあれをどかせて・・」といったことが無くなるわけです。このように、どんなに片付けるのがヘタな人でも部屋の配置や習慣を改善していくと案外綺麗を保つことができますし、もし汚れたとしても片付けるのが容易になるでしょう。