部屋の臭いは変えられる!芳香剤と生活習慣で整える良いニオイの習慣
部屋の臭いを綺麗に保っていくために使えるアイテムとして様々な芳香剤が出回っています。しかし、芳香剤は空間に匂いという色づけをするだけのものになります。それではもともとの部屋の臭いは変わりません。部屋の臭いは変えられます!きれいな空気ときれいな匂いを手に入れましょう。
自分では気がつきづらい生活臭に気がつく!
部屋のニオイや空間をクリーンに演出していくためには、まずは自分では気がつきづらい部屋の臭いや生活臭に気がつくことです。どうも人間という生き物は、口臭しかり体臭しかり、自分のニオイには鈍感な生き物です。
ではなぜ鈍感なのかというと、人間は視覚をメインに生きている生き物なので、嗅覚が優れていません。ニオイはある程度感じるのだけれど、普段からその空間の中にいたり、そのニオイに慣れてしまうことで感じなくなってしまいます。環境適応能力という便利な機能も相まって、ニオイに鈍感になってしまっているのです。
そして、これが自分が普段一番嗅いでいるにおいであれば、尚更のことなのです。自分が普段からそのニオイの中で生活をしていく中で、ニオイに気がつきづらくなっていますし、どんどんニオイがキツくなっていっても本人には何のそのなのです。自分に近いニオイにも気がつきづらいという傾向がありますが、逆に自分とはぜんぜん違うニオイにはとても敏感です。だから他人があなたの部屋に足を運ぶと、あなたに取っては対したことのない生活臭でも、不快に感じてしまうことが多く、印象が悪くなってしまいます。
ニオイがなぜ発生するのかに着目!
では、なぜニオイや生活臭が発生するのでしょうか?ニオイが発生する理由としては、色々な要因が絡んでいます。たとえばあなたの体臭もその一つですし、食べているものや料理、喫煙習慣などもニオイの原因になります。こうしたものが徐々に空間に染み付いてしまっていくことが、生活臭の一番の原因なのです。
どうしてもニオイが発生してしまうのはしかたのないことですが、だらしのない生活をしていると、それがどんどん色々なものに染み付いてニオイが定着してしまいます。特に衣類や布製品はとてもニオイを染み込みやすいですから、あまりこういうものとニオイとを近づけてはいけないのです。
ニオイの発生は仕方ないとして、それを日頃から付着させやすくしているか否かは、その人の生活習慣ということになります。つまり、簡単な生活の習慣を改善していけば、ニオイを定着させずに、生活臭はあるものの他人からも不快に思われたり、気にならない程度にまで持っていくことが可能だということです。
ニオイの原因を取り除く
では、ニオイの原因を取り除く方法を考えていきましょう。いくら生活のしかたでニオイを定着させないようにするといっても、現在染み付いてしまっているものに関して、取り除いていかなければ結局同じことです。
先ほども言いましたが、衣類や布製品はニオイが染み込みやすいです。洗濯できるものは洗濯していって、衣服は部屋干しでもなるべく乾いたらそのまま干しっぱなしにしないでクローゼットなり引き出しにしまうようにするべきです。
洗濯ができないものに関しては、なるべくニオイを付着させないようにする必要があります。例えばカーペットやソファーなどがありますが、食べ物のカスや汚れなどをなるべく付着させないようにして、汗などもなるべく染み込まないようにするべきです。
掃除機をしっかりとかけて消臭スプレーなどを散布してしっかりと乾かせば、ある程度ニオイは消えます。あとは床やホコリなどもニオイの原因となりますから、なるべく綺麗に掃除していって、ホコリがたまらない、汚れない空間を意識していく必要があります。普段から少しずつやることを習慣にしておけば、さほどホコリも汚れもたまりませんから、掃除に手間をかけることがなくなっていきます。
空気の入れ替えを
部屋に生活臭やニオイの原因を溜めない習慣はまだあります。やはり一番はニオイの原因となるものを取り除き、ニオイの原因を作らないことが大切ですが、それでも食事はしますし料理も作ります。タバコを吸う場合などはどうしても煙が充満するでしょう。
綺麗に保つことは大切ですが、それで生活が不便になったり、生活を制限されてしまうようでは意味がないのです。そこで、普段からニオイの元となる空気を溜め込まないように、部屋の空気の入れ替えを必ず習慣にする必要があります。毎日1回は必ず空気の入れ替えをしましょう。できれば、朝起きてから出掛ける前に開けて、夕方帰宅したらまた開けるというのがベストです。
空気中に舞っているホコリや煙などもニオイを定着させてしまう原因となります。衣類や布製品はニオイを吸着しやすいですから、部屋の空気が悪いとその部屋の臭いを吸着してしまって定着してしまいます。部屋の空気を入れ替えるだけでも部屋の臭いはぜんぜん違ってきます。友人を呼ぶ前などには、部屋の掃除と併せて空気の入れ替えも習慣にしてみましょう。
芳香剤で色付け、匂わせすぎない!
ここまでの作業が一番重要なポイントで、部屋に定着してしまっているニオイを緩和させて取り除いていく作業になります。そして、ここからやっと芳香剤などでにおいを演出していくという作業に入っていくのです。
冒頭でも言いましたが、芳香剤はにおいの色付けにすぎません。もともとの部屋の臭いが悪ければ、色づけをしても意味がありませんから、しっかりと原因を取り除いてからニオイを演出していく必要があるのです。
とはいえ、トイレなどでもニオイをつけることはできます。トイレの芳香剤は、ニオイをほのかに香らせるというよりは、もともとのトイレの悪臭を強烈なニオイでかき消しているといった方が良いでしょう。
これを同じように部屋でやってしまうと、来客者からするととても迷惑です。衣服にその強烈なニオイが染み付いてしまうことも多いでしょう。ニオイは好き嫌いがありますから、やはりほのかに香るくらいにしておいて、もともとの部屋を綺麗に保っておくというのが一番です。元がクリーンであれば、さほど頑張ってニオイ付けをしなくとも十分に空間の演出ができます。