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さあ、始めよう!続く朝活!!~朝活ってどうしていいの?~(1)

1.朝活って?

朝活とは、出勤前の朝の時間を利用して、仕事や趣味、勉強、体力作りなどの自分磨きの活動を行うことを言います。昨今、朝活がブームとなっています。「朝活」で検索をかけてみれば、朝活のやり方や、朝活の教室まで様々なサイトを見ることができます。

そんな朝活ですが、なぜ、そんなにブームなのでしょうか。そして、なぜ、「夜」ではなく、「朝」やらなければならないのでしょうか?

2.朝活のいい点

(1)邪魔されない

実は、朝は、とっても活動しやすい時間なのです。例えば、朝に誰かから電話がかかってくるということはあまりないです。なぜならば、通常、朝はみなさん寝ているからです。また、出社するにしても、電車は混みません。運動をするにしても、街に人が少なく、さらに晴れていれば冬でも視界もかなりいいです。

一方、夜の場合、例えば、友達や恋人からの電話でだらだらと30分、1時間と話し込んでしまったりします。また、急きょ残業を言い渡され、結局自分の時間が取れないということもあるでしょう。運動をするにしても、暗くなってからでは、ジョギングも危険です。このように、朝は、他人に邪魔されずに活動できる時間なのです。

(2)朝寝坊しない

普段から朝活をしていれば、朝寝坊の心配はありません。特に、出張が多い方々にとっては、大変重要な要素であると思います。社会人にとって、タイムスケジュールの管理は基本中の基本ですから、ミスが許されません。しかし、朝活と同時に早起きに慣れておけば、それだけ時間の管理がやりやすくなるのです。

(3)作業に集中できる

朝活は出勤前の一定時間に行うものですから、当然、時間に制限があります。このことによって、メリハリのついた作業をすることができるのです。

また、晴れていれば、朝のさわやかな陽気の下に作業ができます。このような環境においても、精神的に適度にリラックスでき、作業に集中することができます。

(4)睡眠不足の対策にもなる

朝の早起きは、実は睡眠不足の対策にもなります。そもそも、なぜ我々が眠くなるのかというと、メラトニンなどの寝つきを良くし、眠りを深くするホルモンが脳内で分泌されるからです。

そして、これらの物質が脳内で分泌されるピークが、午後10時から午前12時までの間なのです。午前1時を過ぎると、これらのホルモンが分泌されにくくなり、寝つきが悪くなります。したがって、午前1時以降に睡眠をする人は、眠りが浅くなり、十分な睡眠がとれないのです。

さらに、入眠に必要なメラトニンは、日光の光を日中にたくさん浴びた方がより分泌されます。ですから、朝起きるのが遅ければ、それだけ日光に浴びる時間が短くなり、メラトニンが分泌される量が減少し、ますます眠りが浅くなってしまうのです。

しかし、朝活をやるのであれば、メラトニンの生成には全く問題ありません。なぜならば、そもそも朝活をするためには早起きをする必要があるからです。そして、朝早く起きるためには、夜早く寝る必要があります。

さらに、朝起きているのであれば、カーテンをあけ、日光をたっぷりと浴びることができるのです。このように朝活は、睡眠不足対策にもなるのです。

3.朝活で気を付けたい点

しかし、朝活でも気を付けなければならない点や、「夜型人間」からの反論もあるので、これらの点についても説明いたします。

(1)記憶系の勉強はしない

実は、朝は記憶の定着には向かないという脳科学の実験結果があります。記憶は寝ている間になされるため、寝るまでに時間がかかる朝に記憶をするのはよくないということです。反対に、思考する活動や、記憶したものを復習するという作業には向いているようです。ですから、朝活をするにしても、記憶系の勉強はしない、ということを心掛けた方がいいです。

(2)夜型人間に合わせられない

大人の付き合いで、つい2時3時まで飲みに行かなければならなくなった。このような場合に、朝型人間はかなりつらい思いをすることになります。

(3)夜型の方が機能的推論能力は高い、という実験結果もある

マドリード・コンプルテンセ大学がティーンエージャー1000人を対象に実験をしたところ、機能的推論能力がすぐれ、概念的、分析的な思考にも長けるという実験結果があるそうです。このことから、夜型人間の方が収入の高い職業に就くことができると結論付けているようです。

もっとも、学校の成績は朝型人間の方がより良いということも述べられています。また、そもそも実際に収入の高い職業に就いたのか、という点が不明でして、あまり有力な研究結果とはなっていないようです。

4.最後に

さて、ここまでで、朝活の良い点と問題点についてみてきました。次回は、どうやって朝活をすればいいのか?という点について説明していきたいと思います。

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