一日の仕事の疲れはお風呂でリフレッシュ!効果的なお風呂の入り方
毎日朝早くから夜遅くまで、精力的に働いているビジネスマンの皆さん、きちんとその日の疲れがその日の内に取れていますか?
人間は年齢を重ねるとどうしても体が弱ってきて、少年時代は一晩寝れば綺麗に疲れから回復していた体も、一晩寝た程度では疲れが抜けなくなってしまいます。
それは運動量が減り、デスクワークが多くなってしまうライフスタイルや、脂物など内蔵に負担を掛けてしまう欧米風の食生活、加齢による体力の低下など様々な要因によって起こるものです。
だからといって、毎日朝起きても前の日の疲れを持ち越したまま、会社に行って働いていては能率が上がるものも上がりません。
疲れはきちんと抜かない限り、体のどこかにのしかかってしまうものだからです。その結果普段の仕事でミスを連発してしまったりでは、元も子もありません。
ですので、夜の入浴で、しっかり一日の汚れと疲れを落とす方法を知っておくべきなのです。
夜シャワーのみ、は悪習慣
シャワーを使うと確かに水流は気持ち良いですし、立ったままささっと体の汚れを落とすことが出来るので、入浴の時間も短縮出来て楽ですよね。
疲れて湯船に浸かっている間に寝てしまい、溺れかけるといった心配もありません。しかし、シャワーでは疲れを取ることは出来ないのです。
寝る時に椅子に腰掛けて寝るよりも、きちんとベッドに横になって眠る方が、疲れが取れるように、立ったまま、つまりリラックスすることなく汚れを落とすシャワーでは疲れは抜けません。
何より、シャワーを浴びるだけでは入浴時間が短縮され、体の芯から温まることが出来ません。
強火で肉を焼いても表面だけに火が入り、中まではきちんと火が通らないように、シャワーで短時間熱いお湯を当てても体の中は温まらないのです。
疲れを取るために必要なのは、全身の筋肉から力を抜いてリラックスし、凝り固まった筋肉や腱を緩めること。そして、体中の老廃物質を排出するために、きちんと体の芯から温まることなのです。
お風呂は汚れを落とすために入るものですが、疲れを取るためにはしっかり体を温めることにも気を使いましょう。
湯船に浸かる時間
お湯の温度は人それぞれ熱めが好き、ぬるめが好きと好みがあると思いますが、余りにも熱すぎるお湯は避けましょう。
しっかりと体が温まるまで入っていることが出来ず、温まった気になっただけ、ということになってしまいます。
お湯の適温は大体38度から40度前後がオススメです。
そして、出来れば湯船に浸かっている20分の間に、疲れた体をゆっくりマッサージしましょう。
デスクワークで疲れの溜まりやすい肩や首筋、仕事の間体を支えていて疲れているふくらはぎ、太もも、腰などを簡単で良いのでマッサージするだけで、その部分の血行が良くなって疲れが取れやすくなります。
どうしても長時間湯船に浸かっている時間など無いという時のために、裏技的な方法を一つご紹介しておきます。
それは、熱い湯船と冷たいシャワーを交互にすることです。まず湯船のお湯に数分浸かって体を温め、次に浴槽から出て数分ほど水のシャワーを浴びます。
その後また熱いお湯を満たした湯船に浸かり、ということを数度繰り返すのです。ただ湯船に浸かって温まるより、これなら冷えた体を温めようとする体の活動が活発になるため、短時間で温まることが出来ます。
この方法ならば10分程度で体も温まりますし、面倒ならば冷水をあびる時間を使って体や頭を洗ってしまうと良いでしょう。
湯冷めをしてはいけません
いわゆる気化熱というものです。折角温めた体が一気に冷えてしまいますので、お風呂から上がったら体を拭き、すぐにパジャマなどを身につけましょう。
そして出来れば、そのまま晩酌を始めたりパソコンを開いたりするのではなく、温まった体温が下がる頃合いを見計らってベッドに入ってしまうのがオススメです。
人の体は目覚める時に体温が上がり、寝る時に体温が下がるように出来ています。つまり体温が下がると眠くなるのです。
お風呂でしっかりと温まり、そこから体温が少しずつ下がる時に起こる眠気を利用することですぐに熟睡することが出来ます。
お風呂で疲れを癒し、熟睡という休息に繋げるのが、一日の疲れをリセットする方法です。