若ければ風呂なし部屋の経験を、一度はしたほうがいい理由とは?
この間、インターネットで賃貸情報の広告を誤ってクリックしてしまいました。そのまま何となく見ていると、未だに風呂なしの部屋があるのに少し驚き、また懐かしい気持ちが甦ってきました。私も、若い頃に1年ほどですが風呂なしの部屋に住んでいたことがあったからです。
風呂なしの部屋なんて、不便でしかないだろうと思う人が多いと思います。確かに不便でしかたありませんが、利点もあります。風呂がないことは、必然的に銭湯を利用するということになります。最近は、コインシャワーというものもあるようですが・・・。
銭湯を利用することによって得られる意外な利点とは?
今日は面倒、天気も悪いから銭湯に行くのをやめようと思ったにしても、困るのは自分です。逆に風呂に入りたければ必死になります。飲みの誘いがあっても、なんとか銭湯が開いている時間までには帰ろう、とも思ったりしていました。
不便といえば不便でしかないのですが、銭湯にも独特の楽しみがあって、風呂上りにフルーツ牛乳やコーヒー牛乳を飲める独特の味わいもあります。また、帰りの夜風が心地よかったりすると、部屋に戻ってからもその余韻に浸りながらビールを飲む、といった風情を味わえるのです。
しかし、そう思うと昔の都心部は、今のような異常な暑さではなかったんだなぁと思います。風呂は銭湯で、家には扇風機しかなくても過ごせた、というのが嘘のように感じてしまいますが、時代と共に気候も変わっていったんですね。
一度は不便な暮らしをしたほうがいい理由とは?
一度でも経験があることなら、また出来るかどうかの判断もつきやすい、という利点があります。私の場合は、もしも風呂なし四畳半の部屋に住めといわれても、あ~あの頃の生活かとある程度は想像がついて、いざとなってもやっていける自信はあります。
まあ、昔は銭湯も今よりはずっと多くて、風呂なし部屋も多かったのですが、今でもまだまだ存在するというのを知って懐かしさを覚えました。長い人生においては、数々の経験が新たな幸せを実感させるということもあるので、何事も経験だと思ってチャレンジしてみてもよいでしょう。