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読んだ本をしっかりと自分の糧にするために、読書メモを作りましょう

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本が好き、読書が好き、ビジネスマンとして何かしらの知識や教養、人生のヒントを得たいので習慣的に本を読むように心がけている。日本は年間で大量の本が発行される読書大国です。毎週、毎月新しい雑誌や本が出版されています。

話題になっている本はひと通り読む、完全に趣味のものだけを選んで読む、ためになりそうなものは取り敢えず買っておいて、時間がある時に一気に読む。読書をするビジネスマンは結構たくさんいるものです。しかし、貴方は本を読むだけで満足してしまってはいませんか?

読書をするということは、本に書かれている知識を自分のものとし、さらなる成長をする、変化をするということです。しかし、余りにもせかせかとしている現代社会のせいなのか、仕事ばかりで読書に浸る時間が取れないせいなのか、きちんと読んだ本を自分のものにしている人が少ないのです。

同じように本を読んでいても、ただ読んでいるだけの人と自分の糧に出来ている人では、圧倒的に知識も教養も違ってきます。読書を自分の糧にするために必要な、読書メモづくりをやってみましょう。

ただ読むだけ、では何度読んでも意味はありません

どんなに高尚な内容の本であっても、貴方がどれだけの時間を費やし、時には何度もその本を読み返したとしても、ただ字面をなぞっているだけでは何一つあなたのためになることはありません。

本というのは文字で出来た情報媒体です。ただ情報を受け取っていればそこに含まれた内容を自分のものと出来るかというと、決してそんなことはないのです。重要なのは、その本に書いてあること、自分が感銘を受けたことをきちんと読み取るということです。特に速読家の方に多いのですが、本の量を読むことばかりに固執してしまって、内容を理解出来ていない場合があります。

確かにささっと本を一冊読み終えることが出来る人は、何だかデキる男のように思えます。しかし、本一冊を30分で読み終わったところで、その本の内容を覚えているかというと、そんなことはないのです。

いいや違う、自分はしっかりと読んでいるという方は、では自分がこれまでに読んだ本の内容を読み取って自分がどう思ったか、そして実際にどんな行動として本の内容を役立てているか言ってみましょう。

恐らくですが、熱心に読書をなさっている方の殆どが、実際には読んだ後すぐに内容を忘れてしまったり、読んでいる間は感銘を受けひどく感心しているつもりになっているけれど、実際には何の行動にも移していないということが多いのです。

本は情報の塊です。いわば宝がぎっしりと詰まった倉庫です。読書をするということは、お宝がぎっしりと詰まっている倉庫に入ることです。「おお凄い、なんて素晴らしいお宝何だ!」と感動して涙を流しても、手ぶらで倉庫から出て来てしまっては、貴方の心に一時の感動しか残りません。

きちんと倉庫の中にあるお宝を精査し吟味し、自分が持てるお宝を抱えて倉庫から出てくるということは、本当の読書であり、本の内容を読み取るということなのです。

読書メモを作りましょう

しかし、どんなに熱心に読み込んでも本の内容を完璧に覚えておくのは大変なことです。そんなことをする意味もありません。重要なのは自分の行動に本の内容から読み取ったことを反映すること、そして後からでも本を読んだ時思ったことを反芻出来ることなのです。

そのために、読書メモというものが役立ってくれます。読書メモというのは、要するに小学校の頃に書いた読書感想文のようなものを作りましょうということです。

安いもので構いませんのでノートなどを用意し、本を一冊読み終えるごとにどんなことに感銘を受けたのか、どんな感想を抱いたのか、どんなことが語られている本だったのか、そして自分の行動にどのように役立てるか、と書き連ねるのです。

人の記憶は儚いもので、完全記憶能力でも持っていない限りは本の内容などどうしても忘れてしまいます。だからこそ、読んだ後にきちんと内容を噛み締める作業が必要なのです。

そうして読書メモを作っておけば、たとえ内容を忘れようとも、読んだ時のことを思い出すことが出来ます。そういった積み重ねが本の内容を自分のものにするということなのです。

生涯に読むことの出来る本は限られています

どんなに優れた人であっても、一日は24時間ですし寿命は必ずやってきます。特に大人になって働くようになると、仕事や家庭、趣味などで読書の時間を取ることも減ってきます。

有限の時間ということは、生涯に読むことの出来る本の数は限られているということなのです。少しでも自分のためになるような本を選び、読む。それを実際に自分のためになるように工夫する。それが出来ない限り、有意義に本を読むことは出来ないのです。一冊一冊の本の内容を大切にしていれば、自分の成長に繋がります。読んだ本を活かすために読書メモを作りましょう。

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