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オリジナリティのある書評を書くために知っておきたい読書テクニック

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そもそも書評とはなんでしょうか? 小学生の頃に書かされた読書感想文と何が違うのでしょう。書評とは、「書物について、その内容を紹介・批評した文章」(引用:大辞泉)です。

印象に残ったところを自分の感想として自由に書くことのできる読書感想文に対し、「紹介・批評」を主とする書評はまさに「読者のため」に書くものです。読み手の参考になるように書かなければいけない。

ブログでも書評サイトの投稿でも、書評をアップすれば、それを読む人が少なからずいるわけです。どうせ書評を書くならなるべく興味をひきたてるような書き方をしたい。ではどのように書けば読者の関心をとらえるような文章になるのでしょう。

書評の書き方はたくさんありますが、間違いなく言えることは、「オリジナリティ」を出すこと。つまり、自分らしさを引き出すことです。

そう言うと、「ただやみくもに自分の思うことを並べればいいのね」と思う方がいるかもしれませんが、それでは小学生の読書感想文と差がなくなってしまいます。ではどうするか。

それは「自分が一番参考になった文章」「自分が一番感動した文章」を載せ、「なぜそう思ったか」を具体的に書くことです。

だから書評を書く以前に「読み方」に工夫を施さなければいけない。どのように工夫をすればよいのか。その3ステップを紹介します。

ステップ1 集める

「少しでも参考になった文章」と「少しでも心が動かされた文章」をチェックします。少しでもそう思ったらかまわずチェックしましょう。

チェックは、付箋を貼って後で読み返せるようにしておければいいです。「これは紹介に値すべき文章かな?」と思っても、自分が少しでも魅力を感じたなら、かまわずチェックしましょう。ここでは質よりも量を意識してください。

ステップ2 選ぶ

チェックしたものを読み返し、そのなかで特に紹介したいものを1、2つに絞ります。なぜ絞るかと言うと、印象に残ったところを5、6か所も紹介するとその分読者に伝わりづらくなるからです。

1、2つに絞ったほうが具体的に書くことができるので、自分の思いが読者にいっそう伝わりやすくなります。だから原則1つ。多くても2つまでにとどめておくべきです。

ステップ3 掘り下げる

文章を厳選したあとは、「なぜその文章が一番参考になったのか、印象に残ったのか」を考えます。例えば、ビジネス本からの抜粋ならば「ぜひ実践したいテクニックだったから」、小説ならば「その文章に哀愁を感じたから」というように自己分析します。

ただその一言だけでは具体性、説得力に欠けるので「なぜ実践したいと思ったのか」「なぜ風情を感じたのか」というように「なぜ」を重ねて自分なりに掘り下げていきます。

「これ以上掘り下げられないよ」というところまで掘り下げましょう。それを文章にまとめてください。

自分なりに掘り下げて考えて書いた文章はあなたの「オリジナリティ」になります。あわせて自分のエピソードを交えて紹介し、「次からこうしようと思った」など未来に関する事柄でまとめられれば、とりあえず読むに値する書評が出来上がるでしょう

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