これからの季節に光熱費対策!寒い冬を安くて快適に乗り切る!
冬に一番の痛手となるのはガス代!?
真冬になれば、光熱費がグンと上がります。北国に住んでいれば真冬も寒くて暖房を使ったり、湯沸かし器の温度設定も上がりますから、非常にガス代が生活の大きな痛手となります。
では、冬の光熱費を高くする一番の問題は何でしょうか?それは、ガス代です。真冬はただでさえ光熱費の単価が上がります。
それだけでなくお湯を沸かしたりお風呂に入るのにも、夏よりも高音な水温設定が必要でしょうし、賃貸ではストーブもガスストーブであったりと非常にガス代が高くなります。
ガス代が高くなることはしかたのないことだとしても、その利用するガスの種類によってもガス代が大きく違うのをご存知でしたでしょうか?
ガスは大きくわけて天然ガスとプロパンガスに別れます。ずばり、ガス代がかなり高額なのがプロパンガスで、プロパンと都市ガスでは、同じくらいの使用量でもガス代が倍以上にも違います。
筆者の経験では真冬の都市ガスの賃貸では、ガス代が上がっても7000円程度だったのにも関わらず、プロパンガスの賃貸では15000円以上にも上りました。
つまり、このガス選びがその後の生活において光熱費の額を左右する大切なポイントとなります。今後、引越しを検討されている方は、家賃や初期費用だけでなく、こうした引越してからの生活にかかるランニングコストも視野に入れて検討していく必要があるでしょう。
ガスコンロとIHをうまく使い分ける
では、節約の話しに戻りまして、真冬にガス代を高くしない方法として効果的なのは、ガスを使用するものと電気を使用するものをうまく使い分けることです。
たとえばガスコンロを毎回使うのではなく、簡単なお湯を沸かす場合などは瞬間湯沸かし器やIHクッキングヒーターを利用して使うことで、ガスの使用を制限することができます。
また、ガスストーブしか利用できない賃貸に住んでいる方は、電気ストーブを購入して、あまり動かないときは電気ストーブを近くにおいて暖めたり、もしくは灯油で駆動するストーブを購入して利用してもガスよりは経済的に運用できるはずです。
ガスストーブであれば、電気ストーブと比べて広範囲を暖めることができるでしょうが、あまり動かないときや近場をピンポイントで暖めたい場合には、電気ストーブを使った方が経済的です。
不要なときはガスの元栓を締める
また、些細なことになりますが、ガスコンロや給湯器のガスの元栓を随時締めるようにして、必要のないガスは使わないようにしたり、ガスが自然に漏れていくのを防ぐことができます。
給湯器の場合はとくに、些細な水温の変化でもボイラーが回ってしまいますので、ボイラーの電源をオフにしておいたり、元栓を締めておくことで不要なガスの消費を防げるでしょう。
お湯を使ってボイラー内の水温が下がれば、自動で点火してしまいますが、さほど熱いお湯が必要ない時には、毎回水温が下がるたびに給湯器が回っていては光熱費の損です。
うまくコマメに調整するようにして、光熱費を削減しましょう。給湯器の温度設定が可能なものであれば、温度を低めに設定するのも手です。
電気代が気になる冬には!?
また、ガスストーブやガスよりも電気代が気になるという地域もあるでしょう。雪も降らないしさほど冷え込みはしないものの、やはり家の中も寒くなってくるのでコタツをおいたり、電気毛布や電気ストーブで電気代が高くつく場合があります。
電気代が気になる場合は、節約小道具としてスイッチ付きの分配機でコンセントを利用することで、先ほどのガスの元栓同様、電気の無駄遣いや待機電力による自然消費を極力防ぐことができます。
電気は使わないと減らないので、無駄がないか確認して無駄を少しずつ省く事を習慣にするだけで電気代を安くしていくことができます。
はじめは面倒な作業かもしれませんが、こうしたことも習慣化していけば、さほど苦ではなくなりますから、無意識のうちにできるレベルまで習慣化するまで待ちましょう。
また、寒さ対策として、窓を二重にしてみたり、窓の隙間にサッシテープを貼って冷気が入ってきたり、家の中の暖気が外に逃げないように工夫するだけでも節約になります。
オール電化物件の電気代節約術!
オール電化の物件も近年では増えてきましたが、オール電化であれば、当然ガスは使用しないでしょう。しかし、電気やガスにもそれぞれ得意不得意があります。一般的に電気は広範囲な部屋の空気などを暖めるのにはあまり向いていないと言われています。
電気ストーブでは近くは暖められても、それで部屋全体を暖めるには、かなりの時間と電気代を消費してしまいます。必要に応じて灯油のストーブなどと併用した方が、案外光熱費が安上がりで済むこともあります。
また、オール電化の物件は、特に水を暖めるのに一番電気を使います。ガスよりも水を暖めたり空気などの広範囲を暖めるのには向いていないのです。
そして、暖められた水は、室内にあるタンクに溜められるようになっていますから、そのお湯を一気に使ってしまうと、また暖めるのに時間がかかりますし、電気代がかなりかかってしまいます。
節約術としては、なるべくお風呂のお湯を貼るときなど以外は、一気にお湯を使わないように注意して、少しずつだましだまし使っていく方が省電力で経済的です。小さな工夫をいくつもして、この冬は少しずつでも節約をしていけるようにしたいところです。