電子会話大丈夫!?電子社会での文章会話について考える!
メールにチャットにブログにと電子文章でのコミュニケーションが多くなった現代ですが、これからの時代はより電子文章でもしっかりとしたコミュニケーション能力を高めていくことが重要になります。しかし、こうした電子社会に生きていて文章力は大丈夫ですか?今回はより一般的な日常レベルでの電子文章会話に焦点を置いて、コミュニケーション力を高めていこうと思います。
電子文章でのコミュニケーションが増えた現代
現代では冒頭でも説明した通り、非常に電子文章でのコミュニケーションの場が増えています。その理由として、情報化社会の進行やスマートフォンにパソコンなどの情報端末の普及、ネットワークの発達などが大きな理由です。
そして、これだけ様々な場面で電子文章が必要になった現代でも、文章力やコミュニケーション力については高まっていくどころか、かえって低下していっているように感じます。よく、文章じゃ伝わらないといいますが、だからこそより誤解や余計なトラブルを招かないようにしっかりと文章でのコミュニケーションについて考えていかないといけないのではないでしょうか?
そして、日常だけでなく、仕事においても文章でのやり取りというのは非常に増えてきました。文章のやり取りが増えるということは、それだけ様々な人間関係に対して最適な文章を送る必要がありますが、ついつい普段の生活から文章力を軽視していると、それがビジネスの場面でも現れてしまいます。
文章力は表現力と気遣い!
文章力を高めると言いましたが、それは決して文法や文章の並びがしっかりとしたものを書けと言っているのではありません。もちろん、ビジネス会話においてはそれも大切になってくるのでしょうが、日常会話に焦点を置くと、さほど文法や言葉の使い方は大切ではないと思います。
しかし、文章は表現力と気遣いが大切です。単純に自分がその文章を受け取った時に嫌じゃないかどうかを考えてみてください。近年のメールやチャットでは、絵文字や顔文字を使わない文章が主流となっているようで、それはそれでぜんぜん構わないのです。決して絵文字や顔文字でメールを装飾しろと言いたいのではなく、相手にとって無礼ではない文章を送るべきなのです。
親しい仲にも礼儀ありという言葉があるように、相手のメールに対して味も素っ気もない一文飲みで返信する人がいますが、単純に相手から見れば「普段はあんなにフレンドリーなのに、機嫌が悪いのかな?」と考えてしまいます。メールに対して返信しないというのは論外です。
相手の文面にあわせる工夫を!
会話やコミュニケーションの基本として、相手の歩調や会話のペースにあわせるというものがりますが、メールや電子文章においてもまったく同じことが言えると思います。相手が長文で大切なことを送ってきているのにも関わらず、一行のみで素っ気なく返信するというのは論外です。
また、相手が絵文字や顔文字を使ってきたからと言って、普段使い慣れないそうしたものを無理矢理使えとはいいませんが、最低限、相手に対して誤解を招かない文章を考えるべきです。
味も素っ気もないただの一文では、相手に対して「喧嘩売ってるのかな?」「自分のこと嫌いなのかな?」という誤解を招きかねません。文章で表現するのは面倒かもしれませんが、これほどまでに文章会話が多くなったのは時代的に避けられませんから、余計なトラブルや誤解を招かないようにした方がいいはずです。
ただ敬語を並べた文章になっていない?
ビジネス文章や、ホームページの文章など、より不特定多数の人に文章を送る場合などでは敬語を使うと思いますが、ここでもやはり普段のそうした文章力や文章コミュニケーション力が出てしまいます。
普段使い慣れていない敬語を無理矢理並べた文章を作る人は、見れば一発でわかってしまいますし、中にはただ敬語を並べただけという文章も非常に多くて悲しいです。まだ、それが上司に送る文章であったり、社内での文章会話であるならマシなのですが、それが接客商売でお客さんに対してもそうした残念な文章を送ってしまっているのをよく見かけます。
敬語をつけて何となく文章を送る前に、よく文章の本当の意味を考えてください。敬語をとって考えれば、相手に上から目線で命令をしていたり、否定をしていたりというような残念な文章もよく見かけます。また、命令をしたあとに、「恐れ入りますが」のようなへりくだった文章を使ってみたりと考えられない文章表現も多いです。
特に、ネットショップなどでお客に送る文章であった場合は、ネット上でのやり取りですからその文章だけが相手の印象を左右しますし、お店の評判にも繋がります。もっと文章の大切さを理解するべきです。
ブログやホームページの文章力、大丈夫!?
ホームページやブログは、現代人であれば誰でも書くことが多い文章であり、情報発信のツールであり、コミュニケーションの手段でもあるでしょう。こうした文章を書く時は、なるべく等身大の文章を書くようにした方がベストです。先ほども言いましたが、無理に普段使わない言い回しや漢字を使ってしまうと、文章がなんだかぎこちなくなってしまって、かえって読みづらいということもあります。
特に、漢字や文章の言い回しで、よく同じ表現や同じ漢字を何度も使ってしまっている文章を見かけます。これでは、何を言いたいのかわからず、その滑稽な表現にばかり目がいってしまいます。たとえば、「言う」という表現を「云う」と言い換えたまではいいのですが、それを何度も文章内で使ってしまうと、使い慣れていない言い回しを無理矢理使った感が満載です。文章を書く時は等身大で書くのが一番無難です。