自分らしくないことをすることで、新しい可能性を発見する方法
「これは自分らしくないなぁ」そう感じる行動や考えは、人それぞれ違ってあると思います。ですが、その自分らしさとは本当に自分が決めたことなのでしょうか?
もしそれが他人の考えや行動が自分のものだと思いこんでいたら、それは本当の自分らしさが隠れているかもしれませんし、隠したままでいるといつまでも自分らしいと思い込みながら自分らしくない人生を過ごしてしまうかもしれません。
自分らしいって何?
そもそも自分らしいって何でしょうか?そして、自分らしくない行動や考え方をするとなぜそれを続けることが出来ないのでしょうか。自分らしさには元々持って生まれた才能や性質と、生まれてから身に付く人間関係による自分のキャラクターなどがあると思います。その中で、元々持って生まれた才能は本当の自分らしさといえるのではないでしょうか。
それは人によっては物を作る才能かもしれませんし、すでに出来ているものを改善していく才能かもしれません。またはアイディアを作り出す才能や人をサポートするのが好きな才能などがあるかもしれません。
こうした才能はぜひ見つけて人生に活かしたいものですが、それが出来ている人が中々いないようで、それよりも自分の才能を発揮せずに儲かりそうなビジネスや無理なダイエット、自分に合わない仕事などを選んで苦しんでしまう人が多いようです。
「自分には才能がない」という言葉はよく聞きますが、才能を見つけるきっかけや練習、見つけようとする意欲などがないといつまでも才能を思いだすことが出来ません。すでに持っているものを見失うことはもったいないことかもしれません。
別の自分らしさからいえば、生まれてから人間関係の中で出来てくる自分のキャラクターはどうでしょうか。
人によってはいつもポジティブで元気な人、大人しいけど主体的に発言したりコントロールしたり、イライラしがちな人、ほんわかして周りを和ませるタイプの人、いつも落ち込みぎみでネガティブなことばかり話す人など、色々なタイプに分かれます。
これが生まれつきと思う人もいますが、それは周りの家族や友人、恋人などによって自分の在り方が変わっていると考えられます。
今のキャラクターを変えてみる
自分らしくないと思う自分になる方法の1つは、そうした自分のキャラクターを崩して変えてみるということです。今のキャラクターを自分らしい、もしくは自分らしくないと思っていても、それは今まで育ってきた中で自分が一番居心地が良いキャラクターになっていると思います。
人は自分のキャラクターでい続けることが苦しくなれば、それを変えようとしてその苦しみが癒されることがないまま変わってしまうことがあります。これが人生を振り回す原因になる可能性もありますが、それが自分らしさというより変えることが出来ると分かれば、色々なキャラクターになってみると自由な幅が広がるでしょう。
たとえ周りの人から「あなたらしくない」といわれても、それは他人から見る自分らしさであってそれにしがみつくことも振り回されることもありません。ただそのキャラクターでいることが、たとえイライラして怒りっぽい人だったとしてもそうすることで何らかのメリットが得られるからその状態でいるといえます。
また、人によっては今のキャラクターを変えたいと思っている人もいて、ゆっくりと変える人やいつまでも変えられない人もいるかもしれません。
そうした今までの自分らしくない自分を演じるだけだと、感情の動きによってすぐに元の自分に戻ってしまいますが、その状態を演じるだけでもそのキャラクターの人の気持ちが分かったり、今まで理解出来なかった人が理解出来たりするようです。
変えられるものと変えられないもの
人生で上手くいかない人の中には、変えられるものを変えず、変えられないものを変えようとしている人がいます。さっきの例でいえば才能は変えられませんし、その才能を発揮している時は夢中になれて自分らしいオリジナルな幸せを得られるのに、それを見つけようとせずに無理やり才能もないことに時間と労力を使おうとします。
逆に変えられる自分のキャラクターを変えられないと思い、そのキャラクターで感じること、考えること、行動することが人生だと思いこんでしまいます。ですが、人はキャラクターが変わることで今までと全く違った感じ方、考え方、行動の仕方に切り替わるようです。
もしそれだけ人としての幅が広がることが出来れば、周りの理解出来ない人を理解出来るようになることはもちろん、それによって気持ちのバランスを取ることが出来るようになるでしょう。
まずはいつまでも変わらず生まれた時から持ち続け、でも成長して環境によって忘れがちになる才能を思い出し、それを発揮するだけでも人生がガラっと変わると思います。