取引先から一発で気に入られる、簡単にできる人たらしの極技とは?
「取引先から気に入られたい!」と思うのは、営業に絡む仕事をする人間のすべてが持っている願望かもしれませんね。
こちら側が一生懸命に、「アイラブユー!」「アイライクユー!」「アイニージュー!」と求愛行動をおこしても、素っ気なく「ノーサンキュー」と返されてしまうのが取引先というものですから、片思いの女性より難敵かもしれません。
でも、そんな難敵な取引先をも簡単にあなたのファンにしてしまう方法があると聞いたら、あなたはどのようにお感じになるでしょうか?今回はどうしても自分を気に入ってくれない取引先をあなたの虜にしてしまう方法をご紹介していきたいと思います。
挨拶をしよう!
取引先に好かれるために挨拶をしよう!と言われても、「何を当然の事を?」とあなたは訝しがってしまうかもしれませんね。
でも慌てないで下さい。ここでご紹介をしようと思っているのは、なにも取引先の担当者にキチンと挨拶をしましょうといった話ではありません。対象は取引先と同じオフィスビルに勤める人々です。
あなたは取引先のオフィスが入っているビルに行った時に、どのような行動をとっていますか?
おそらく一階のロビーに入ってから相手のオフィスの階数を確認してエレベーターに乗り、無言のまま相手のオフィスのフロアーまで上がって行き、受付で用件を伝えて相手を待つという行動をとるはずですよね?
もしそこに達するまでの過程で、顔を知らない人とエレベーターで乗り合わせたり、廊下ですれ違ったりした時には、あなたはどういった行動をとるでしょうか?
おそらくは多くの人が「軽く会釈をする」もしくは「まあ、知らない人だし黙っている」といった回答をするかと思います。でも、私はここでこそ爽やかに挨拶をした方が良いと思っているのです。
エレベーターで乗り合わせた人や、フロアーですれ違った人は確かに顔も知らない取引先とは全く関係の無い別の会社の社員さんかも知れません。
しかし、取引先からすれば同じビルで仕事をしているご近所さんで、もしかするとあなたは顔見知りでなくても、取引先の担当者とは良く話をする間柄なのかも知れません。
まあそういう事は稀ではあるのですが、とにかく心がけとして、相手のビルに入ったならば、そこに勤める人々は取引先のご近所さんになるわけですから、積極的に挨拶をするようにした方が良いと思うのが私の考え方です。
なぜ挨拶しないかが不思議
例えばあなたがもしも友人のマンションに遊びに行って、そこの住人と思しき人とエレベーターで乗り合わせたら、「こんにちは」と挨拶位は交わしますよね?
色々な人が出入りするオフィスビルと一般住民が暮らすマンションでの話を同列には語れませんが、突き詰めれば話の本質は同じ事ですから、なぜにオフィスビルのエレベーターなどで積極的に挨拶が取り交わされないのかが私には不思議でならないのです。
最初からそれを狙っているわけではないのですが、相手のオフィスビルに入ったら知らない人でも挨拶をするようにしていると、自然と人づてに「私の評判」というのは取引先の相手にも伝わる事が結構あります。
先日もエレベーター内で年配の方ににこやかに「こんにちは。暑いですね」と挨拶をしたところ、「そうですね。今日はどちらに行かれるのですか?」と逆に相手から話かけられた事があります。
最終的にこの時はなにも起こらなかったのですが、こういう事を心掛けていると、時に自分の心掛けが相手に伝わって、思わぬ評価を頂ける事が往々にしてあります。
別に挨拶をすることなど何の労力もいらない事なのですから、心掛けだけでもされることをオススメします。
ビル情報も聞こう!
同じビルに勤める方にご挨拶する意味と連動してくるのですが、取引先の担当者から好かれる為のポイントとしてもう一点、ビル情報を相手に尋ねるというテクニックもご紹介をしておきたいと思います。
複数の企業が入っているオフィスビルならば、一階のロビーには入居企業のネームプレートが貼り出されているかと思います。
その中にあなたが訪問をしたいと思っている企業が入っているならば、担当者との商談が終わったあとの雑談の時に、そこの企業に知り合いがいないかどうかを尋ねるようにします。
「相手に図々しいと思われないか?」と思うかも知れませんが、相手をご存知であれば、返ってくる反応のほぼ100%が「熱心に調べてますねえ。総務課の◯◯さんなら良くお昼を食べる仲だよ」といった反応です。
連絡先だけでも教えて頂ければラッキーですし、あなたのセンサー感度の良さや熱意も相手にはPRできて、かなり効果的な方法です。
意外とできていそうでできていないこれらの取り組み。皆さんも意識的に行うようにしてみてはいかがでしょうか?