知識ばかり頭に詰め込んでも意味がない！？知恵を得ることの大切さ

情報ばかり集めて満足する人、いわゆる頭でっかちの人は、気をつけないといつまでも情報ばかり集めてそれを活かせず終わってしまう頭でっかちのままで終わってしまうことがあります。

そうした人は、たとえばかっこいい男になるために色々な情報を仕入れたとしても、身なりはどうにかかっこよく出来ても、内面からにじみ出てくるかっこよさを身につけることが出来ません。

全然ブランド物などを身につけなくてもかっこいい人に共通することは、内面からにじみ出てくるかっこよさ、ブレない考え方、行動の仕方などです。こうしたものは、いくら情報を集めても自分で身につけようとしない限り身につくことはありません。

ファッション情報は、そのままファッションを身にまとえばいいですが、あまりにも合っていないと七五三のようになってしまいます。そうした頭でっかちになると、かっこ良くないどころか、いつまでたっても情報ばかり集めて大事なところを補おうとしないので、自分の判断で行動していくことが出来なくなっていきます。

ファッション１つとっても、サロン系、お兄系、裏原系、Ｂ系など、どれがかっこいいというわけではなく、自分の好きか嫌いかでファッションが分かれています。これ自体は良いことだと思いますが、本当に大切なものは、そうした情報にあるのでしょうか。

ファッションだけではなく新聞や雑誌といった週刊的なものには、価値があるのでしょうか。特によくいわれることは、投資です。投資の情報は雑誌に載っていますが、そうしたものを見ても長期的にお金を稼ぐことが出来ないといわれています。

特に投資家で成功している人は、そうしたものよりも自分の知恵やスキルなどで判断しているようです。誰もが手に入る情報に価値がないというわけではありませんが、そうした情報も見た人によって判断の仕方が違うということです。男女関係の心理を知っている人と全く知らない人がファッション雑誌を見て手に入る情報も違います。

女性が惹かれる心理ポイントを知っている人が見れば「このファッションなら、言葉使いはこうして、接し方はこうして、、、」など、今までの知恵と混ぜ合わせることが出来るでしょう。そのように、周りに沢山ある情報よりも経験や希少価値の高い知恵のほうが価値が高いといえます。

じゃあ、知恵って何なのかということになります。知識と知恵がごちゃまぜで考えられることもありますが、知識はどこでも手に入る情報と同じようなもので、知恵とは経験からしか生まれない貴重なものといえます。

ビジネスでいえば、コンビニ経営は儲かるという情報を聞いて、実際に売上や費用対効果を見てみると、やはり稼げることが分かる。そして、いざコンビニ経営をしてみたら、全然稼げなくて潰れた。こういう経験は沢山あるようです。

これは、情報を信じて失敗した良い例といえます。情報とは、表面的なことしか見えないので、その中にあるもっと細かな部分が見えません。そして、大事なことはその細かな部分にあることがほとんどです。

コンビニ経営などビジネスで成功するためには、利益率も大事ですがそれをやる自分のやる気や立地条件、粗利率、コストやリスクの評価など、色々なことが関係してきます。そして、そうした知恵は実際に経験した人であればあるほど膨大なデータベースを持っています。

なので、そうした経験をして知恵を持っている人から教わることは、そこらへんで手に入る取ってつけたような情報からは手に入れることが出来ないほど価値があります。それだけ、その分野では成功する確率が上がるということになります。

そうした知恵を手に入れるには、実際に知恵をもらいたい人のもとにいって教えてもらうことが最も効果的です。なぜなら、知恵をもらえるだけじゃなくその人と一緒にいることでその人の雰囲気や姿勢、考え方なども吸収することが出来るからです。

もしそうしたことが出来なくても、本や教材などから吸収することもいいでしょう。自分が「この人だ！」と思う人がいれば、すぐにその人に会いに行く姿勢を持っていることが大切です。

誰でも安く手に入る知識と、限られた人しか知らない、いわばめぐりあわせのように貴重な知恵の価値の違いは思っている以上に大きく、どれだけ吸収出来たかによって人生がガラっと変わるでしょう。