借金がない会社が良い会社とは言えないのはなぜか?
ハローワークの求人票
ハローワークの求人票の会社紹介の欄にも「我が社は今まで借金を一度もせずにやって来ました」と書いてありました。しかも、借金をせずに40数年やって来た会社となれば普通は安心してしまいます。
社員が10人しかいない小さな会社でも、借金せずにやって来た会社なので、正直ここは大丈夫だろうと求人票を見た際は何も疑わなかったのです。
借金がないという言葉に騙された
借金がない会社という事で、会社経営をしっかりやっている社長だと勘違いしました。面接でも、「今時、借金がなくやっている会社はないと思う」「俺が、どれだけ工夫してやってきたかわかるだろ」と言われました。その言葉につい騙されてしまいました。
借金がない。借金をわざと作らなかった。借金をしないようにやって来た。すなわちケチなのです。他の会社の事は滅茶苦茶に批判します。どこから入手したかわからない、倒産した会社が一覧表になっている本を見せて「これが今の社会の現状だ。でも俺は上手くやって来てるから大丈夫だ」とも言われました。
使用している機械はボロボロ
社内で使っているパソコンなどその他の機械関係は今にも壊れそうな古いものばかりで、故障はしょっちゅうです。そのたびに仕事の能率が悪く、勿論それが元でミスも多々ありました。そのミスは社員のせいにされ、社長からはメタメタに罵られます。
機械の修理を依頼すると、修理をする会社からは「もう部品がありませんので、清掃と簡単なメンテナンスで出来る限りの事をさせていただきます」との回答が来ます。それでも、まだまだその機械を使おうとしているのですから、呆れてしまいます。更には、「少しでも安く修理出来るよう考えろ」とまで社員に要求します。
社員揃って行く食事会
食事会といっても、正式に社員揃って食事に行くのは1年に1度。しかも回転ずしです。中には、20皿30皿食べてしまう社員もいますが、その社員の事を後日になって「あいつは沢山食いやがった」などと吹聴して回るのです。
他には、社長から強引に行かされる法人会の研修会の後には、「全員で食事をしてから帰れ」と言われ、一応みんなで食事をする事となるのですが、一人1,000円以内というのが決まりです。勿論、食事をする所は、安いラーメン屋とかファミレスなどですけどね。
昇給をした社員は一人もいない
面接の時に、「あんたには期待してる。頑張ってくれ。今後の頑張りようによっては、しっかりと昇給します」と言われ、自分もこの会社で頑張ろうと思いました。
ところが今まで、入社当初の初任給から1円でも昇給をした社員は一人もいないそうです。先輩社員に「自分は面接の際に頑張れば昇給すると言われました」と言ったところ、みんな同じ事を入社時に言われたそうです。