アナタは無意識の口癖で嫌われてない?部下のやる気を引き出す言葉集
上司は部下を監督する立場と責務を負っています。だからこそ自分が部下に対して時には叱ったり褒めたりといったことをする訳ですが、もしかすると自分はあまり部下に好かれていないのではないか、と思うことはありませんか?
上司部下というはっきりとした立場上の線引があっても、人と人の関係であることには間違いがありません。上司であるアナタの対応によっては、部下は仕事をしにくかったりアナタのことを嫌っているから十分にパフォーマンスを発揮しなかったりすることもあるのです。
同じ職場で仕事をするのですから、部下に嫌われるよりも好かれていた方が、いろいろ都合が良いのは確かなことですよね。そこで、上司として嫌われているかもしれないという心当たりのある方は、自分の無意識の口癖というものを振り返ってみましょう。
実は、この無意識の口癖というものがあるからこそ、アナタが嫌われているかもしれないのです。自分の口癖を把握し、部下のやる気を引き出すような言葉を代わりにたくさん言うことで、嫌われない上司、仕事がしやすい上司になりましょう。
無意識の口癖とは
こうした癖というのは、多くの場合無意識で行われています。誰かに指摘されることで初めて自分の癖に気がついた、ということがたくさんあるのではないでしょうか。
そうした無意識の口癖というのは、普段から意識していない限り変化させることが出来ません。何気なく行なうことだからこそ、相手の印象に残ることもあるのです。
勿論ポジティブな言葉を口癖にしている人、特に意味のない言葉を口癖にしてれば嫌われたりはしないのですが、口を開けばいつも「だからお前は仕事が出来ないんだ」「どうして間違うんだ」「だから言っただろう」など、叱責の言葉が癖で出て来てしまう人は、どうしても嫌われてしまいやすいのです。
上司という立場になって責任が増えたために、いつの間にかマイナスイメージを持つ言葉を口癖にしてしまっていないか、それを確かめる方法は二つあります。
周囲の人に自分の口癖を聞いてみる
自分の口癖というのはなかなか自分では気がつくことが出来ません。だからこそ普段から自分の言動を聞いている、第三者に聞いてみるのが一番なのです。プライベートな友人に聞いてみたり、部下を居酒屋に連れ出して、お酒の勢いで聞いてみたりと、自分の普段の言動を他人の目を通して客観視してみましょう。
自分の言動をいちいちチェックする
それが面倒ならば、こっそりと自分が喋る時だけICレコーダーなどで、自分の会話を録音してみましょう。そうすることで、改めて普段自分が部下の言葉に対して反射的に、どういう言葉を返しているのかはっきりさせることが出来ます。
悪い口癖を見つけて、それを封印しよう
だからこそ、自分の無意識の口癖を見つけたら、それを手帳にでも書き出して常にその言葉を使わないように、頭の片隅に意識を持っておくようにしましょう。自分自身に対する、悪い口癖の言葉狩りです。
悪い言葉を言わないようにと気を使っていれば、その分口癖は減り他の言葉を選ぶようになります。使う頻度が減れば減るほど、つい無意識に口癖として出してしまうことも減っていくのです。
部下のやる気を引き出す言葉
例え部下の意見が間違っていても、頭ごなしに否定するのではなく一度受け入れる言葉を発してあげることで、部下からの印象は良くなります。
「なるほど、君はそう考えているんだね」「君の言いたいことももっともだ」「言いたいことがあるなら自由に言ってみなさい」など、相手の言葉を一度受け止める言葉集を用意しておき、それを普段から意識して使うようにしましょう。
こうした部下のやる気を引き出す言葉を使う時は、逆説の言葉を使わないようにしましょう。だが、しかしなどは否定に繋がるので避けた方が賢明です。