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仕事のとき見かけで損をするなら、その見かけを利用すべし!~後編~

若いうちは、穏やかな人間は損をする?

しかし、若い内は権力がありません。実力を証明する場を得るチャンスも目立つ人の方、すなわち、目立つ際立った仕事のできそうな人の方が信頼を得やすいし、意見も通りやすいのも事実です。

穏やかな頼りなげな人は、いくら実力があっても相手にされず損をする事がたくさんあります。それでも、実績を積み上げていけば、徐々に信用されるようになるのです。

例えば、刑事コロンボだって、初めは単独行動をするただの変わり者です。でも、いつも事件を解決するので、徐々に認められ、有名な刑事となっていくのです。よれよれのコートを着て、見かけはちっともさえません。

だから、犯人は油断して、コロンボの捜査に知らず知らずのうちに協力させられています。「うちのかみさんがね…」という言葉に、煩わしく思いながらも、早く追い払いたくて好きなようにさせてしまう場合もあります。これが命取りになるとも知らずに安心してコロンボの自由にさせているのです。

コロンボは、自分が刑事として相手にされていない事なんてちっとも気にしていません。謎を解き証拠をつかむことだけしか考えていません。こうしてコロンボは、実績で名刑事と言われるようになったのです。

実は頼りなげな頑張っている人の方が得をする事が多い?

初めから、相手に「切れ者」と用心されるよりも、外見で頼りなさげに見えて損をしていた方が、相手が油断するので得な事がたくさんあるのです。切れ者には、自分の座を奪われる心配から用心して情報を教えてくれない場合もあるのですよ。

一方、少なくとも、相手が油断している間に相手の実力を盗めますので、着々と力を付けて、地道にやっていけばいいのです。

だから、外見で損をする人は、そのことを嘆くのではなく、それを利用して力を付けることに力を注ぎましょう。実力はにじみ出るものです。外見が頼りなさそうに見える方が、「出る杭」とみなされにくいのです。そのうちにどんどん相手の懐に進出していけるでしょう!?

自分の特徴を嘆くのではなく、短所も長所に変えましょう。頭を使うのです。相手が安心する見かけは、それを上手く利用することによって、得することはたくさんあるんですよ。

いつも穏やかな優しい人は、ちょっと怒っただけでも効果絶大ですし、ちょっと怒っただけですから、仲直りも簡単です。仕事をするにも担当者と仲良くなりやすいという利点もあります。女性ならなおさら助けてもらえることが増えます。強そうな女性よりもか弱そうな女性の方が親切にしてもらえるのも事実でしょう?

自分の欠点は、視点を変えるだけで、欠点どころか得をすることも多いのだということを知りましょう。嘆いていては何の好転も望めません。決めつけや諦めは禁物なのです。人の厚意や援助の手が見えなくなってしまうからです。

つまり、人の厚意や援助の手によってあなたの成長のチャンスが広がる可能性も多いのです。独りで頑張るよりも、導いてくれる人が多い方が実力も付き、大物にもなれる可能性も大なのですよ。実力があるなら、トップになるのは穏やかな人望のある人なのですから。

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