“上手な聞き方で周りの信頼を勝ち取ろう!”
「沈黙は金、雄弁は銀」という言葉がありますが、世間では黙るよりも弁舌が立って良いスピーチができる人の方が有能に見られがちです。実際に話し方教室というのは街中でよく見かけますが、聞き方教室というのはほとんど見かけたことはありません。
話し方が上手な方が仕事の上でメリットが多いのかもしれませんが、人間関係を円滑に進めたり周りからの信頼を得ているのは、話し上手な人よりも聞き上手の人ではないでしょうか。
人は自分の話をしっかり聞いてくれて、自分を肯定してくれる人に好意をもちます。ここでは好かれる人になるための聞き方テクニックを紹介していきます。
豊富なあいづちを使おう
あいづちは会話の潤滑油です。人と話しているときにあいづちをしてもらうと自分の話が理解されていると感じて安心しませんか?とはいえ「うんうん」や「そうそう」などのワンパターンなあいづちでは、話しているうちにしらけてきてしまいます。
聞き上手になるためには最低でも5種類のあいづちを使えるようになりましょう。1つ目は「はい」や「いいえ」「そうですか」などのすぐに使えるあいづち。2つ目は「なるほど」、「そうですね」「わかるわかる」などの同意するあいづち。
3つ目は「こういうことですよね」「こうだったのですか」、「そういう風な考え方もできますね」などの話を整理するあいづち。4つ目は「それからどうなったの」「そういえば、あれはどうなった」などの促すあいづち。
5つ目はうなずいたり、手をつかったりしたボディーランゲージを使ったあいづちです。これら5つのあいづちを使いながら話をきいてあげれば、聞き上手という評価を得るのも遠くはありません。
悩み相談は聞き役モードで
豊富なあいづちを使って聞き方のスキルがあがったら、確実に悩み事の相談が増えるでしょう。悩み相談を受けるとついついアドバイスをしてあげたくなり、自分の考えを押し付けてしまいがちになりますが、ここでも聞き役モードに徹する事が大事です。
悩み相談をする人は忠告や説教をして欲しいのではなく、自分の悩みを吐き出したいと考えている人がほとんどです。
誰かに相談したときに話をきいて貰えず頭ごなしに「それは違うよ」などと言われたら、次からその人に相談する気はなくなるでしょう。ここでは相手の話をさえぎったり批判するのではなく、あいづちを使ってありのままに聞いてあげるようにしましょう。
聞くよりもしゃべる方が好き。という人の方が多いと思いますが、仕事や恋愛などを円滑にする為には聞き上手のスキルは欠かせませんので、頑張って磨いていきましょう。