手を止め、足を止めていない人!ビジネスマンは深呼吸を大切にしよう
毎日山のようにやってくる仕事を何とか捌いているビジネスマンの皆さん、いつの間にか仕事のことだけを考えるようになってはいませんか?
パソコンのモニターと長時間にらめっこしている時、難しい仕事を成功させるために腕を組んで唸っている時、朝は出勤ラッシュで人波に揉まれ、外回りで寒風吹きすさぶ中首をすくめて歩いている時。
忙しい時、人はどうしても体にガチガチに力を入れてしまったり、眉間にシワを寄せた状態で固定してしまったりしてしまいます。それが必ずしも良くないという訳ではないのですが、根を詰めたからといって仕事wの能率が上がる訳ではないのは確かなことなのです。
より良い仕事をするためには、時には仕事の手を止め足を止め、大きく深呼吸をすることが大切です。いつの間に休むことを忘れてしまっている忙しいビジネスマンの皆さんに、深呼吸の大切さとその効果をご紹介させていただきたいと思います。
集中する=根を詰める
仕事が忙しい時というのは、どうしても仕事のことばかりを考えてしまうものです。たまの休日にリフレッシュすることはあっても、やはり基本的には頭の中は仕事のことで一杯だ、という方も多いのではないでしょうか。
目の前にたくさんの仕事がある以上、それを片付けないとどうにもならないのは確かなことです。しかし、余りにも多い仕事量に辟易して、いつの間にか集中して仕事を効率良く終えようとするのではなく、根を詰めるだけになってしまってはいないでしょうか。
人間の耐久力にも集中力にも限界があります。きちんとした睡眠を取っていなければ脳も体も疲れてしまいますし、ずっと根を詰めていればその内体は悲鳴を上げ始めてしまうのです。
しかし、仕事がある以上思い切って休むという訳にもいかないのがビジネスマンのつらいところです。この仕事さえ終わらせれば、と思って頑張るとまた次の仕事が現れる。ではまたこの仕事さえ終わらせれば、と延々と続く仕事のループにハマってしまうと、いつしか休むことを忘れてしまいます。
人間が良いパフォーマンスを発揮し続けるには、適度な休憩が必要です。根を詰めているというのは、一見して仕事に集中して打ち込んでいるように見えるのですが、実際にはそれほど効率の良くない仕事のやり方なのです。
何より、休まず根を詰めて仕事をするというのはそう長くは続きません。無理やり続けていると体を壊してしまいます。生活をするために仕事をしているにも関わらず、仕事のせいで生活が出来なくなってしまっては本末転倒というものですよね。
たくさんの仕事がある人だからこそ、時には手足を止め、考えるのも少し止めて休憩を取る必要があるのです。でないと、自分の体を壊すだけで終わってしまいます。
深呼吸の効果とは
深呼吸というのは、非常に気持ちの良いことですよね。背筋を伸ばしながら大きく息を吸い、そして吐く。ゆっくりとした動作で行う深呼吸は、ただの呼吸でありながら、とても高いリラックス効果を持っています。
それもそのはず、深呼吸というのは体内の酸素を一気に新鮮なものへと取り替え、尚且つ酸素の量もたくさん取り込む最適な手段なのです。
仕事のためにフル回転させている脳というのは、基本的にはサボりたがりです。ちょっとした暇さえあればすぐに回転を緩め、休もうとします。そんな脳を活性化させるために必要なのが、血液とそこに含まれる酸素なのです。
深呼吸を行うことで、脳に大量の新鮮な酸素がいきわたります。すると、働き過ぎで疲れていた脳が少し元気を取り戻すのです。何より、深呼吸すると眠気が覚めます。
眠気を感じたまま仕事をするのと、少しでも眠気を覚まして頭をすっきりさせて仕事をするのでは、どちらがより良いかは言うまでもないことでしょう。
また、深呼吸をするということは一時なりとも仕事の手を止めるということです。溜め込んだストレスも息と一緒に吐き出すことが出来ますので、簡易なストレスの発散法ということも出来ます。
何度も言うように、どれだけ仕事が忙しくても、根を詰めているだけでは能率はあがりません。しかし昼寝をしたりゆっくり休むことは出来ないのが忙しさというものです。
そこで、大いに活躍してくれるのが深呼吸なのです。深呼吸することでいつの間にか固まっていた体の緊張もほぐれます。脳も活性化するので能率もアップです。
ずっと仕事をし続けるのであれば、定期的に、出来れば一時間に一回程度は意識して深呼吸をするようにしてみてください。いくらなんでも、深呼吸一つすることが出来ないという状況はそうありません。
椅子に座ったままでも歩きながらでも会議中でも出来るのが深呼吸の良いところなのです。
手を止め、足を止めることをいつの間にか忘れてしまっているビジネスマンの方々にこそ、深呼吸を大切にしていただきたいのです。意識と能率とストレスと、全て引っくるめて吐き出してしまいましょう。