仕事・勉強のモチベーションを毎日保つために意識したい一つのこと
「モチベーションを保つにはどうしたらいいのでしょうか?」
という質問を頻繁に見かけます。まるで「仕事・勉強に集中できるのはその人にモチベーションがあるからだ」といわんばかりの質問ですが、実はモチベーションというのはそう単純な話ではありません。正しい認識は、
○物事に取り組むからモチベーションが生まれる
です。例えば、休日明けの出勤時の自分を想像してください。休日明けはとんでもなくやる気がわいてきません。仕方なく出勤して、仕方なく仕事に取り組みますよね。
ところがそんな気分がいつまでも続くわけではなく、「月曜、火曜、水曜…」と日が進むにつれて、仕事のモチベーションというのは徐々に取り戻せるようになってくるものです。仕事に取りかかったことで、初めてモチベーションは生まれています。
モチベーションを引き出すには「とにかくやり始めてみること」がなにより大事です。では、どうすれば実行に移せるのでしょうか?
それは、とりあえず「30秒だけ」仕事・勉強に取り組んでみること。仕事・勉強を進めるための「30秒」ではなく、やる気を引き出すための「30秒」です。
やる気のない人でも30秒だけなら「とりあえずやってみるか」と身を乗りだしやすい。30秒でも長いと思うなら20秒、15秒でもいいと思います。
数秒でも取り組んでみると、脳は仕事・勉強モードに切り替わります。そうすると「この仕事を早く終わらせないと」「この問題気になる」「今日はここまで終わらせたい」という意識が少なからず芽生えます。
この意識が、モチベーションを引き出すトリガーの役割を果たすんです。モチベーションを取り戻したければ「とりあえずの30秒」を習慣にしましょう。以下、筆者の実例を紹介します。
- 明日の休日は朝一で勉強を進めたい
- 就寝時、必ず参考書を枕元に置く
- 朝、目が覚める
- 布団から起き上がらずにそのまま参考書を手に取る
- 30秒だけ読み進める(眠ければ音読する)
- 30秒経過
- 続きのページが気になる
- 朝食・身支度をさっさと済ませる
- 喫茶店に出かけて続きにとりかかる
という感じです。どちらかというと筆者は時間にはルーズなほうで、休日は勉強しようと思うも、なんだかんだその日の朝は二度寝したり、なかなかやる気が起きずに昼までグダグダ時間を潰してしまいがちでした。
しかし、「とりあえずの30秒」を習慣に取り入れたことで、無駄な時間は減り、モチベーションのコントロールが少なからず長けてきたと思います。
朝だけでなく、やる気がわいてこないときはその都度「とりあえずの30秒」を実行しています。向上心のある方はぜひこの習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。