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仕事の期限のギリギリになるまで何故だか集中出来ない仕組み

「まだまだ余裕があるな」と思っていた仕事。あれ?気がつけば期限が明日じゃないですか!?ああ、今日もまた残業でしょうか。

いつだって人は期限ギリギリ?

どうして人は期限直前まで仕事が手につかないのでしょうか?「まだ余裕~」「まだ大丈夫でしょう」「まだ時間はある・・・」とだんだん焦ってきて、ついに「もうギリギリだ!」と判断した時点でやっとフル・スロットルで作業を始めます。

思い起こせば、子供の頃の夏休みの宿題もそうだったのでは?最後の3日間(科目の提出期限によっては学校が始まってから)は死ぬ気で頑張ったものです。

意外と集中できるギリギリ仕事

でもそんな悪いことでもなく、ギリギリの状況だと作業がかなり集中してできると思いませんか。普段からそんな集中力を発揮できればいいのにと思ってしまうくらい。

人間は命に関わるような危機的状態になると、脳内に興奮物質であるアドレナリンを分泌して集中力を高め、五感をフルに活用して危機を脱しようとする性質があります。

仕事の締め切りが近づいている状況も、現代社会的に危機的状況には違いありません。集中が高まるのはそういう事情があるのです。

過去に成功した体験が癖になる!?

とはいえ、集中するから期限ギリギリ仕事をするというわけではありませんよね。実際にいつもそんな仕事をする人は、単に癖・習慣になっているだけです。

ギリギリ仕事をする人は、過去にギリギリ仕事でうまくいった経験が何度もあるのです。ドキドキして仕事を進め、最後にはちゃんと終わらすことができてすごい達成感を味わいます!これはジェットコースターと同じです。その成功体験が癖づけになってしまっているのです。

やっぱりギリギリ仕事は止めた方が?

でもこの期限ギリギリ仕事、客観的に良いことではありませんよね。まず何より精神的によろしくない。後回しにしている仕事があると、それだけでストレスになります。

また、残業代が発生しているのなら会社に不利益を発生させていることになります。さらに、時間的に余裕が無いので、何かしらの修正やミスが見つかったときに対応が難しくなる可能性があります。集中力は評価できても、やはりこの期限ギリギリ仕事は止めた方がいいのでしょう。

癖なら直す努力をしてみよう!

ただの癖なら矯正できるはずです。焦らず気長に取り組んできましょう。具体的には、まずは「ほどよく締め切りギリギリ」を目指すようにします。思い出したときに少しずつ作業を進めておいて、「もうギリギリだ!」と思う時間を短くしていくようにします。

最終的には期限ギリギリには作業量の90%以上が終わっていて、あとは確認くらいで終わり、という状況までできると完璧です。

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