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丁寧な仕事にこだわる必要はない!仕事のスピードで評価されよう

毎日幾多もの仕事をこなしているビジネスマンの皆さん。特にまだお若い方、会社に入ってからそれほど時間の経っていない方にお伝えしたいビジネスの心得があります。

一つお聞きします。貴方は時間は掛かるもののミス一つなく丁寧に仕事するのと、多少のミスがあれどとにかくスピード重視で行うのではどちらがより上司から評価されると思いますか?

もしも「そりゃ時間が掛かってもミスがない方が良いに決まってる」と思ったのであれば、貴方は昇進したり職場で評価を受けるまでとても長い時間が掛かってしまうタイプなのです。

立場や職種によって違いはありますが、まだ慣れていない職場、まだ若いビジネスマンが評価されたいというのであれば、絶対に仕事のスピードが速い方が良いのです。どうしてスピード重視の方が評価されるのかということについてご説明させて頂きます。

丁寧な仕事=完璧な仕事とは限らない

どんなに丁寧に、そしてどんなに時間を掛けて行った仕事であっても、それが完璧な仕事であるという保証はありません。上司に仕事を提出して、チェックを通過した時点ではじめて仕事は完了するのです。

特にまだ職場の作法やその仕事そのものに慣れていない場合は、ミスがあって当然です。まだ慣れていないということを周囲の人も分かってくれている期間にミスをするのは構わないのです。

逆に、ある程度慣れてしまってからミスを連発していると評価が下がってしまいます。それならば、最初にミスして怒られ、それを訂正していくようにしたほうがメリットが多いのです。

仕事は常にやってくる

当たり前のことですが、今自分が任されているその仕事を終わらせれば全ての仕事が片付く訳ではありません。企業は日々利益を出すために色々な仕事を行っています。一つ仕事が終われば次の仕事が生まれるのです。

丁寧に仕事をするということは、一つの仕事に時間を掛けるということでもあります。それならば、同じ時間で二つ三つと仕事をこなした方が経験になると思いませんか?

一日二日では作業量はそれ程変わらないとしても、一年も経てば仕事の経験量が全く違ってきてしまうのです。仕事のミスを減らすのも効率化するのも、まずは経験が大切です。慣れない内こそ一つでも多くの仕事をこなそうという姿勢が良いのです。

速い仕事は誰にでも出来ることではない

少々極端な話になってしまいますが、丁寧に時間を掛けてミスなく仕事をするというのは、誰にでも出来ることにしか過ぎないのです。元より仕事の手が遅い人でも仕事が速い人でも、時間を掛けて丁寧にやれば同じ仕上がりになるのが当然です。

しかし仕事を出来るだけスピード重視で仕上げるのは、いつも丁寧にやっている人とっては難しいことなのです。言うなれば、ゆっくり走るのは誰でも出来るものの、速く走るのは日ごろから速く走るように努力している人でしか出来ない、ということなのです。

普段手が遅い人が一生懸命頑張っても、普段から仕事を素早く終わらせようとしている人のスピードには到底敵いません。速い仕事というのは、それだけで一つのビジネススキルなのです。

仕事が速いということ

どうして仕事は多少雑でもスピード重視の方が良いのか、もう少し現実の問題として考えてみましょう。

一週間の提出期限を設け、ある書類作成をそれぞれ同じ時期に入社した二人の新人に任せたとしましょう。一人はミスがないようにとにかく丁寧に仕事を進め、100%完成させてから一週間後の期限ギリギリに提出しました。もう一人は70%程度の完成度ながらも、仕事を命じられてから二日で提出しました。

この時、上司の立場としてはどちらをより高く評価するのかと言うと、後者の二日で提出した人の方が評価が高いのです。

何故ならば多少ミスがあったとしても、二日で一度提出してきた書類は、それから先五日間も手直しをする猶予があるからです。もしも丁寧にやったけれども修正点が見つかったという場合、期限ギリギリに提出した方の書類は手直しをする時間が殆どありません。

場合によっては時間がないから上司や先輩が書類の不備を直し、結局どこが良くなかったのか、どのように修正すれば良かったのか知ることなく仕事を終えてしまうこともありえるのです。

しかし取り敢えず二日で提出してしまえば、多少怒られても指導されながら自分でミスを修正することが出来ます。それに、完成度が低く修正点を直したとしてもまだ提出期限までは十分な余裕がありますよね。その分他の仕事に早く着手出来るのです。

上司としては、一週間進捗の報告が無い状態でいきなり書類が上がってくるよりも、完品でなくて良いので頻繁に進捗を確認出来る方が安心出来るという事情もあります。

スピード重視の仕事だからといって、ミスが多いという訳ではありません。いつも速い仕事を心がけていれば、経験でミスは減っていきますし、将来的にも自分のためになるのです。

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