要注意：仕事を頑張りすぎて、後悔するかもしれない３つの落とし穴

仕事が心から楽しくて、それをやっているだけで時間を忘れるほど楽しくやっていられる、今手元に１億円のお金があってもその仕事を続けていたいと思えるような仕事をしている人は別かもしれません。ですが、大抵の人はこれを絶対やりたいからこの仕事をやるという気持ちで仕事を始めたわけではないと思います。

それは、安定が一番大切という社会的観念のせいともいえるかもしれません。ですが、不況と呼ばれる時期になると朝から晩まで仕事しかせず、それが何年も続き、あっという間に年が経つ。こうなると、仕事以外のことには意識がいかなくなるでしょう。

人生で大切なことは、自分の心に正直になることです。自分がこうしたいと思うことを実現することほど人生で嬉しいことはないでしょう。それが可能だとしても、仕事ばかりに意識がいくとそっちに意識を向けられません。すると、「休日は子供と遊ぼう」「明日はデートをしよう」など、人生で楽しめるやりたいことすら出来なくなる可能性があります。

それを仕事のせいにするのも可能ですが、自分以外のもののせいにすると一生コントロールが出来ず、それに縛られることになります。それから抜け出すには、思い切って今の自分の行動を変えることからスタートするでしょう。

「一番大切なことは、一番大切なことを、一番大切にすることである」これは、有名な講演家の言葉ですが、仕事は一番大切なことでしょうか。もちろん、お金を稼げて、それが自分がやっていて本当に満たされることであれば大切なことといえるでしょう。ですが、いくら素晴らしいことといっても、他にも大切なことはあるでしょう。

家族と過ごす時間、パートナーや子供と過ごす時間、自分の趣味に当てる時間、友人と過ごす時間、そのときしか体験できないことを過ごす時間、健康を維持向上させるためのトレーニングの時間など、探せば沢山見つかります。

特に、仕事に打ち込みすぎてパートナーや子供から距離が遠くなる人は多く、それでいて自分の行動を正当化しようとするとますます状況が悪化するばかりか、自分の意見があたかも正しいような気持ちになってしまいます。

はたして自分にとって大切なことな何か？そしてそれは何個あるのか？それらを通して素晴らしい感情を得るには何をすればいいのか？ということを考えてみてください。長い人生の中で仕事ばかりしていても、どこか満たされない気持ちが残ったまま過ごすことになります。

物を手に入れることで満たされる気持ちと人と人と繋がり合うことで満たされる気持ちには違いがあります。どちらも満たされるものですが、幸せ感を感じられるのは人と人が心から理解し共感しあったときしか感じられません。なので、一番大切なことを一番大切にする習慣を身につけてみてください。

お金を持っていても、私利私欲のためだけに使っているとしましょう。すると、最終的には何も残らなくなります。自分が死んだ後、残るものは物だけです。また、物は自分が作り出したものではありません。お金を相続するとしても、しっかりと分配されるようにしないと家族や親戚の仲が崩壊するケースも多々あるようです。

ですが、お金を定期的に誰かのために使うことをすると、そのたびに相手の思い出や物として残ることになります。自分ばかり持っていて誰にもあげない人は、心が貧しくなっていきます。

事実、大富豪になってもお金がなくならないように守ろうとして、誰かに奪われる不安や不信感でいっぱいになった人がいます。ですが、誰かに分かち合うようにしてからは、自分には他人にあげるほど沢山の豊かさがあるんだ、ということを心に教育することで、気持ち的にも豊かになったといいます。

なので、誰かのためにお金を使うことの喜びを増やして、本当に大切なことに目を向けるとより豊かな気持ちが感じられるでしょう。

仕事は人によっては１日の３分の１の時間を使っています。さらに寝ることに３分の１を使うと、残りの３分の１でしか、他のことに時間を使えません。こうなると、あたかもお金を稼ぐために生まれてきたかのような錯覚に陥りますが、本質はそうではないでしょう。

昔はお金は存在しなかったということから考えても、お金を稼ぐこと以上に意味があります。それは、周りの人を自分の特性を活かして喜ばせることもあるでしょうし、一緒に時間を過ごすこと、趣味の時間を過ごすことなど色々あるでしょう。自分の時間を貴重なものとして大切に扱うようになると、行動が変わってくるでしょう。