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高額セミナーは学びの場よりも出会いの場?人との間に生まれる信頼の力

人生を成功させる、成功に関することを教えているセミナーには「絶対に人生を変える」という熱い思いを持った人が行くことがあります。ですが、あまりにも意思が熱いためにお金が無いにもかかわらず借金をしてまでセミナーに行こうとする人もいて、セミナーによっては何十万、何百万もするものもあります。

そして、それで元が取れる知識やスキルを得たり、何倍にもなる人との出会いがある人もいますが、あまりにも初めてなことが多すぎて頭がショートして何も残らなかったという人もいます。

セミナーに期待しすぎると・・・

ですが、そういう知識やスキルに加えて、体験するセミナーは頭では覚えていなくても体で覚えているので、長い目で見れば効果が大きいものもあります。また、憧れの人と握手をしただけで目が輝き始め、自分もああいう風になれるんだと自信が湧いてくる人もいるかもしれません。

ですが、セミナーに参加して批判する人や、被害者の会のようなものを立ち上げる人たちがいたり、必ずしも多くの人が満足するようなものばかりではないようです。それは、参加するほうも募集するほうもどちらも期待させたり期待したり、そのやり取りの中で失望や恨みが湧いてくるのでしょう。

セミナーの特徴やメリットが書かれているセールスレターを見て多くの人は申し込みますが、そこに誇大表現や期待させるようなことを書いていれば、自分を丸投げして依存するタイプの人も寄ってくるかもしれません。

ですが、どんなセミナーでも本でもそれを身につけて実践するのは自分なので、依存すればするほど、させればさせるほど自立出来ずずっとそれに頼らないといけなくなります。じゃあ期待させなければいいんだと思っても、セールスレターは感情を動かすのが当たり前と思っている人は、どうしても期待させるようなことを書いてしまうかもしれません。

ピータードラッガーは、優れたマーケティングはセールスを不要にすると言っていますが、それだけ優れているものだと分かれば、期待させるようなセールスをする必要もないかもしれません。

その例として、何らかの実績で人の注意を引き、無料プレゼントなどで興味を持ってもらい、無料なのにこれだけのものをくれるのかといった過剰な期待というより自分の分かち合いたいものを受け取りたい人とマッチしている信頼関係が出来ます。

そこにそのお客さんがより興味のあるコンテンツを有料で提供すれば、そこまで期待させなくても無料で良いものだと分かっているので有料ならもっと良いものと理解してくれるでしょう。期待するほうもそうですが、期待させるほうも期待させ過ぎると失望を生みだすということも知っておきたいことです。

依存しすぎると抜け出せない

高いセミナーほど本には書かれていないようなレアな知識やスキルがあって、それを知れば自分の人生もガラっと変わると思っている人も多いようです。もちろんそういうセミナーもあるでしょうが、全てがそういうわけではなく高額なセミナーでも出てくる知識は1,000円で買える本の内容ばかり出てくるものがあります。

それが悪いというわけではなく、その知識をオリジナルな形でまとめたり提供したり、みんなで使うことでそこでしか得られない絆や環境が得られたりします。ですが、大きな借金をして全ての知識やスキルを吸収して、それさえ出れば自分も最高の人生になれると思っていると、ちょっとブレーキをかけてもいいかもしれません。

というのも、それ自体が期待で依存しすぎると、思っているようなものが得られなかったり、思っていたものとは違うとなるかもしれません。ですが、元々自分なりの知識やスキル、まとめたフレームワークがあり、そこを補ったり別の角度から知識を取り入れるといった最初から自立している状態なら、まだ依存しすぎてそこから抜けられなくなることはないようです。

セミナーは学びよりも出会いの場?

ですが、セミナーからしか得られないものは確かにあり、それを上手く活かすことが出来れば、人生という大きな視野から見ても大きなインパクトのあるものが得られるでしょう。

それは出会いで、自分のそれだけの投資が出来て、自分と同じことに興味があり、別の業種だったとしてもそれだけ人生の方向性が同じ人であれば、協力し信頼し合える仲が築けるでしょう。そこからビジネスに発展したり、協力したり紹介したりし合える仲になれば、お金には変えられない価値ある出会いになるかもしれません。

また、全くそういう経験が無かったり今の自分の感情的な状態を変えたい人であれば、何らかのきっかけになったり、新しい自分を発見する機会になるかもしれません。

ただ、知識やスキルだけを得たいのであれば高額セミナー以上に様々な知識やスキルをふんだんに紹介している本もあるので、どういう理由でセミナーに参加するのか、自分の気持ちと向き合ってから参加してもいいかもしれません。

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