関係悪化を避けたい相手からのお誘いを上手に断るための注意点
上司や同僚などから誘われた飲み会などは、比較的断りやすいイベント事です。何時でも行けると言えば行けるし、日常の仕事で上手に関係を保っていれば、それほど気にする必要はありません。
しかし、お仕事でお付き合いしている方などからのお誘いはどうでしょう?一度でも断ってしまうと、その後の関係にひびが入って、仕事がやりにくくなってしまうかもしれません。
また、人が人を呼ぶというように、さらに新しい仕事へと発展するかもしれないお誘いであれば出来ればしっかり顔を出し、関係を保っていたいところ。今回はそういった「色んな意味で断りにくい」お誘いを上手に断るポイントについて考えてみます。
関係悪化は避けたい、だけどその日はどうして無理・・・
上司や同僚からの誘いよりももっと厄介なのが仕事相手からのイベント事へのお誘いですよね。
「出来れば関係悪化は避けたいし、今後につながるよい話が出来るかもしれない、だけどどうしてもそのスケジュールでは無理がある・・・だけど一度断ったらもう誘ってもらえないかも」
こんな風に悶々と考えてしまう事ってあります。このような時は一体どうしたら良いのでしょうか。
まずは、すぐに返事を出す
その場で誘われたのでなければ、「ちょっとスケジュールを確認してみます」といった具合に一旦保留にし、可能であればその日に返事を出しましょう。「すみません、やはりこの日はどうしても・・・」と、やんわりと断りを入れておけば大丈夫です。
この時大切にしたいのは、「印象を悪くしてしまったらどうしよう・・・」という事ですが、あなたが思っている以上に相手はそこまで悪く思ってはいません。大切なのは、なるべく直ぐに返事を出す事です。
可能であれば、次の予定をこちらから提案してみる
どうしても行きたい相手からのお誘いは尚更断り辛いものです。しかし、相手から誘ってきてくれたという事は、少なくともあなたに対して良い印象を持っているという事です。
大勢が集まるようなイベント事は難しいかもしれませんが、2、3人で会うような食事会などでしたら、断りを入れた後に、さらにこちらから別日を提案してしまうというのも手です。
逆に誘う事で、お誘いを断る事に対してのあなたの心配事の大半は解消されるでしょう。さらに相手が乗り気なってくれたらしめたもの。相手の好みを聞いて上手く接待してあげても良いですし、こちらの得意な土俵でのびのびとビジネスの話が出来るかもしれません。
あまり気乗りしない相手からのお誘い
ここまでは、本当は行きたいけど先約などがあって行けない場合。では、あまりその相手とは行きたくない、という場合はどうでしょう?
後日、何か「モノ」でお詫びしておく
普通であれば、やんわりとお断りしてそれで終わりでよいと思うのですが、出来る限り関係を悪化させたくない相手などには、後日何か「モノ」でお詫びを入れておくのも良いかもしれません。ちょっとしたお菓子なんかでよいでしょう。
あまり頻繁に使える方法ではないですが、効果は抜群です。渡す時も、そこまで畏まらずに「先日はすみません・・・」くらいでさらっと渡してあげればOKです。
究極の方法「その日は家族と過ごすので・・・」
最後は、究極の方法。何か架空の先約を立てるのですが、具体的に内容を作ってしまうという方法。例に挙げている「家族」というのは印象も良く、相手も無理に誘いにくい内容でしょう。あとは、「その日は実家から旧友が」とか「両親が」という具合でもいいかもしれません。
その時のあなたの状態によるので、コレだ!という内容ではないのですが、ほぼ確実に断る事が出来、印象もそこまで悪くなる事はありません。
さて、如何でしたでしょうか。社会に出ていればこういったお誘いの一つや二つはあるもの。同時に、どうしても断らなければならないという場合も一度は出てくるでしょう。
今回ご紹介した方法も、あまり多用は出来ませんが、相手の印象を悪くする事なく上手く断るには良い方法です。もし、今回のようなケースに出くわしたら是非試してみて下さい!