何だか作業が遅いと思うあなたに教える、作業を早くする手の動かし方
仕事でも何でも効率よく行う方法は色々あります。一つの事に集中出来る場合もあれば、複数の事を同時にやらなければならない場合があると思います。そこで、色々な状況で役に立つ、作業の効率を上げる基本的な事を紹介したいと思います。
1:作業手順をリスト化する
作業効率が悪い人は、大抵の場合やるべき作業をすべて把握出来ていない場合があります。なので、やらなければならない事を、とにかくメモ用紙でもいいので、書いてみて下さい。
例:仕様書作成
・仕様書作成
・先輩へ○○について質問
・別に資料の○○の確認
・作成した仕様書のプリントアウト
・仕様書のファイリング
・上司の確認
まあ、簡単でもいいので、とにかく書く事が重要です。内容が重複していても大丈夫です。上記の例の場合は、一番上の「仕様書作成」なんて、不要だと思います。
そして、後で見て「あ、これが足らない」「これは不要か」って事が出てくると思います。それを補記したりしながら作業を行います。そして、終わった作業はかならず記載する事も重要です。その結果「あ、これだけ終わったんだ」という進行状況の確認も出来る訳です。
また、ちょっと空く時間も把握出来ると思います。この例の場合は上司に確認を取る場合は、ある程度の時間が空くと思いますので、その間にファイリングする物を用意したり出来ると思います。
2:瞬間的な作業の効率化
上の例は書類を作成する例ですが、それ以外にも手作業を行う場合もあります。その場合でもリストを作成するのがいいですが、それだけでなく作業に使用する道具を区分けしておくといいです。
例:電気工事作業
・A部に使用する配線のカット(電工ナイフ)
・A部配線の加工(ペンチ)
・B部に使用する配線のカット(電工ナイフ)
・A部B部の配線の接続(圧着ペンチ)
・C部に使用する配線のカット(電工ナイフ)
・C部配線加工(ペンチ)
・D部に使用する配線のカット(電工ナイフ)
・C部D部の配線の接続(圧着ペンチ)
・接続部のねじ止め(ドライバー)
こんな感じだとすると、途中に使う道具を何度も交換している事になります。実は道具の交換はかなりの時間のロスになっています。よく「あれ、何処に置いた?」ってなる事もあります。なので、最初の段階で、すべての配線を電工ナイフでカットして、配線の接続をやってしまうと、かなりの手順削減になります。
この例では電気工事で説明しましたが、他の作業でも当てはまる事はあると思います。上記のように細かくメモ書きするのは大変だと思うので、慣れたら自分の頭に書くようにするとかなり楽になります。
簡単ですが、これだけを気にするだけでも、作業効率は変わってきます。でも、上記の内容は人によっては常識的な事でもあるので『知っているよ』という事が多い人もいると思います。その場合は応用編を自分で作る時期に来ているという事だと思いますので、自分で作業効率をさらに上げる方法を考えて下さいね。
一番重要なのは、常に考える事だと思います。現在の作業に満足せずに「こうしたらどうか?」「こんな方法は出来ないだろうか」と考える事が重要なのです。
ですが、職場によってはその手の考えが激しく嫌悪される場合があります……。その場合は、自分だけの方法にしておくか、それともその案を暖めておいて、タイミングを考慮する必要があると思います。
その方法を嫌悪する相手が上司や先輩なら、いずれ居なくなりますからね。まあ、自分の方がいなくなる可能性もありますが、その場合は別の機会にその案を修正して使えばいいのです。悩み考えた事は無駄になりませんよ。