自分をリストラ出来る人が成功する理由、リストラの本当の意味とは?
リストラを考えると夜も眠れない。そうした時代を過ごした人もこの不況の中、多いのではないでしょうか。
リストラされると給料がなくなってしまう、家庭を養うことが出来なくなってしまう、名誉やプライドが崩れてしまう、そうした不安が襲ってきます。そういった状況はとても苦しく感じますが、そうした人がいる一方、好き好んで自分を自らリストラしている人もいます。
自分で自分をリストラする!?
自分で自分をリストラするという言葉が良く分からないという人もいると思います。リストラという言葉は元々、リストラクチュアリングという言葉の最初を取った言葉で、ビジネスなどの事業を再構築するという意味があります。
こう考えると、仕事だけではなく自分の人生を再構築するということでも考えることが出来るでしょう。ですが、会社からリストラされるという人は感情的に捉えてしまい「自分がリストラされるということはダメな存在なんだ」というふうに捉える人が多いようです。
ですが、これは自分にとっても嬉しいことではないでしょうか。もちろん、新しい仕事をするまでは収入がない期間が続くので、最低限半年は家族を養えるお金は欲しいところですが、それがあれば半年間、自分が本当にやりたいこと、なりたい姿に合わせて新しい仕事を見つけることが出来ます。
これは、会社が自分をリストラしたというよりも、もっと良い仕事が出来る場所が自分にはあるということで自分で自分の人生を再構築すると考えられます。そして、お金や健康などで成功している人は定期的に自分をリストラしている人ばかりです。
このままの人生をどこまで続けられるか?
自分をリストラするのが上手い人は「今のまま過ごすことによって、どうなるか?」ということを常に考えています。それは、仕事だけではなく健康や人間関係、パートナーとの関係や人生全体についてなどです。
たとえば今太っていたとして、このまま5年、10年過ごすことによって自分の健康状態、体系、エネルギーの高さはどうなっているか?それを考えて「やばい、変えないと」と考えて、スッと行動に移せる人は自動的に成功していくのではないでしょうか。
ですが、ほとんどの人はちょっとやばいと思っても、そこからすぐに目をそらしてまた美味しい食べ物に目を向かせます。そうやって将来的な自分の姿よりも今の快楽を得ようとすることは、いけないことではありませんがバランスが大切といえます。
自分をリストラ出来る人の特徴は、「変えないと」と思ったらちょっと苦しくてもすぐに行動を変える人といえます。これは、特別な才能がないと出来ないということではなく、自分の人生をどう生きたいかということに対しての思いの強さによって決まります。
太ることよりも美味しいものを食べて死ねるなら幸せという考えの人はそれで幸せといえます。なので、自分の人生をどうしたいかが、自分をリストラする回数や質を決めるといえます。
リストラは悪いことじゃない
リストラという言葉はとかく悪いこと、やってはいけないことと捉えられ、リストラされた人はかわいそうな人と思われる文化が日本でもあるようですが、本当にそうでしょうか。本当に良いことは続く傾向にあります。それは自分の思いやエネルギーがそれを進めること以外考えられないからです。
ですが、リストラといった自分の行動パターンが起こるということは、自分の中でも何かしっくり来ていないときに起こります。たとえば、会社にとってなくてはならない存在でその人がいなくなると会社が回らなくなるような人をリストラするでしょうか。
そして、そういう人は自分が本当にやりたいことを仕事にしているから、そこまで普通の人では成し遂げられない会社にとってかけがえのない存在になっているといえます。
そして、そういった自分の情熱を夢中になって傾けられる仕事は1人1人誰もが持っていることですが、その仕事につけていない場合に、リストラの対象になるといえるでしょう。それは、新たに自分が本当にやりたいことをやりなさいというサインであると考えることも出来るでしょう。
やはり、どれだけ一生懸命本気になって頑張って仕事をしていたとしても、自分の情熱をフルに楽しんで発揮している人と同じ仕事をするのは難しいでしょう。
昔は根性で頑張るという習慣があったようですが、今は自分が本当にやりたいことを夢中になってやるという人が増えてきています。根性で頑張るといつかエネルギーが切れてしまい、家族や友達に感情的になったり仕事が上手くいかなくなったりします。
エネルギーを過剰に使っているのでその分の反動が来るのです。ですが、自分が好きで夢中になれることには、余計なエネルギーをかけることなく出来るため、反動が少なく自分も周りも幸せに生活出来るようになります。
仕事を選ぶ順番を安定を求めたものにするのか、それとも自分が好きなものを選ぶのか、これによって将来的に自分をリストラする回数も変わってくるでしょう。