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礼の仕方で魅力が変わる!周りから認められる礼の仕方とは?

礼の仕方1つで、他人に与える印象を格段にアップさせる。これは実際に見てきた人も多いのではないでしょうか。人間のコミュニケーションの大部分を占めるのが、意外にも言葉ではなくボディランゲージなので、礼1つとっても相手とのコミュニケーションに大きな影響を与えています。

例えば、話し方がしっかりしていて相手から信頼されるような話し方が出来ても、礼や握手などがだらしないと、相手は不信感を抱いてしまいます。ですが、話し方はゆっくりでマイペースだとしても、礼の仕方が相手に安心感と信頼感を与えるようなしっかりしたものであれば、信頼を与えることが出来るでしょう。礼にはどんなものがあるのでしょうか。

正しい礼1:会釈

会釈は礼の中でも一番浅い礼で、多くのサラリーマンやビジネスマン、公務員の方から主婦の方までほとんどの人が使うものです。礼をそれぞれ角度で表すと、会釈は約15度くらい腰を軸として上体を傾けます。そして、目線は自分から見て3メートルほど前を見るようにします。

どの礼にも共通しますが、このとき腰を曲げたり目線を上げたりするのは良くない礼で、どちらもだらしなく見られるので、腰はしっかり伸ばしたままで目線を落として行うのが理想です。生活の中で頻繁にする礼なので、先輩や上司などに会ったときやお客様に会ったときなどにちょうど良いものです。

正しい礼2:敬礼

会釈よりも深い例で、より特別な状況のときに使用します。角度は約30度程度、腰を軸として曲げ、目線は約2メートル先を見るようにします。やはりこのときも腰をしっかりと伸ばした状態で、膝を曲げずに目線も床に向けたままにしましょう。

これは、お得意様と対面するときやより特別な状況で特別な存在と出会ったときに行われることが多いです。角度が15度違うだけじゃ相手に伝わる印象は変わらないと思うかもしれませんが、それだけ意識して対応するということは相手に伝わる誠実さや思い入れは変わってきます。

正しい礼3:最敬礼

最敬礼が礼の中で最も深い礼になります。角度としては腰を軸として45度程度曲げ、視線は約1メートル程度になります。ここまで深く礼をすることは日常的にはあまりないかもしれませんが、例えば深い感謝を伝えるとき、特別な思いを伝えるとき、謝罪をするときなど、感情的な思い入れが強いときといえるかもしれません。

逆に、日常的な挨拶でここまで深く礼をしていたら相手が気を使ってしまうので、人によってはここまで深い礼は年間を通しても数回あるかないかかもしれません。どちらにしても、これら3つの礼をしっかりときれいに出来るようになると、周りの人から信頼されるようになるでしょう。

普段の行動がだらしなかったり適当な人が誰もが認める素敵な礼が出来ると、ギャップに魅了されることもあるでしょう。礼に限らず姿勢が人に与える印象は思っている以上に大きいものです。

また、これ以上に敬意や思いを伝える礼としては、90度程度に膝を軸として上体を曲げ、膝も軽く曲げた状態のものとされています。ですが、これは使う場面も限られていますし、使いすぎると逆効果になる可能性もあるので、気をつけたほうがいいでしょう。

仕事をやり始めたばかりの人でマナーなどを教わってない人にすると、どうしていいか分からない中で不安になることがあると思います。そんなときでも礼がしっかり出来る人は伸びることが出来る人と見られることもあります。

新人に多くを求めるよりもこれから伸びる素質が見られますが、それがどこにあるかというと、意欲や態度です。自分の誠実な態度を相手にしっかり伝えるために、礼は重要なものになります。礼が大きな効果を発揮した例として、あるビジネスマンがいて、1礼で億単位の契約を結んだという実例があります。

ほとんどの人がやらないこととして、重要な人だけにしっかりと礼をして、周りの従業員の人にはしないような人がいますが、そのビジネスマンは、重要な会議をした後で社長はもちろん全ての従業員に礼をしたことがきっかけで、これだけ誠実な人なら取引したいと認めてもらい、億単位の契約を結ぶことにつながったということです。

もちろん、これは従業員の人に大切な人と変わらないしっかりとした誠実な礼をしたことがきっかけで、これがなかったら契約の話すら出なかったでしょう。

人はどこで人を判断しているか分かりませんが、1ついえることは、自分の体の使い方が相手に与えている影響は大きいということです。芸の世界では歩くだけで3年をかけるというほど、人に美しさを与える姿勢を身につけるには長年の経験が必要とされています。

なので、礼を1日でマスターすることは出来ないかもしれませんが、一度身につけると生涯に渡って自分の気持ちを相手に伝えることが出来る大きなスキルになるでしょう。

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