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会議が苦手、プレゼンが苦手な方に送る「喋り」のテクニック

人前に立つとどうしても緊張してしまって上手く喋ることが出来ない。そんな悩みをお持ちの方はたくさんいらっしゃいますよね。しかし働いていると定例のミーティングや社内コンペ、客先でのプレゼンなど人前で喋らなければならない機会というのは必ずやってきます。

今は職務の関係上そんな機会がないから関係ない、という人でも異動や転職はありえます。人前で話す技術というのは持っていて損をするものではありませんので、この機会に喋りのテクニックを身につけましょう。

「喋り」は才能! は真っ赤な嘘

人前で堂々と喋る、すらすらと喋る人というのは元からそういった喋りの才能を持っているのでしょうか。いいえ、確かに探せば一握りはそういった人もいるかもしれませんが、そんなものはレアケースに過ぎませんのでご安心下さい。

テレビのアナウンサーもお笑い芸人も政治家も、喋りのプロは皆自分なりに発声の仕方や話題選びを努力して身につけているのです。むしろ喋りというのは殆どがテクニックと知識で何とかなるものですので、上手く出来てなくて当然なのだと思いましょう。

人前で喋る時に緊張してしまうのは当たり前のことで、それは貴方が喋りの才能がないからでも、上がり症だからでもないのです。

「喋る」ことに慣れよう

人間は普段余り使わない機能はどんどん退化させてしまう生き物です。喋るということに関してもそれは同じで、普段余り会話しない人、無口な人や口数の少ない人は、普段余り喋らないからこそ喋りが苦手なのです。

苦手な喋りを人前で行って、上手くいかないからまた苦手になる、という負のループを避けるためにも、普段から声を出す癖をつけましょう。

ひとりごとでもテレビにツッコミを入れることでも、もちろん同僚や友人と楽しく会話することでも構いません。重要なのは、出来るだけ意識して声を出す習慣をつけることなのです。

一番避けたいのは「気がついたら一日中殆ど喋っていない!」という状況です。とにかく少しでも声をだす、喋る、ということを意識しましょう。

緊張を乗り越えるために出来ること

人前で喋るのが苦にならなくなるために最も良いのは、とにかく数をこなして慣れてしまうことです。しかしただでさえ苦手なプレゼンやコンペ、会議の頻度を上げるというのも、発言の機会を増やすのも難しいことですよね。

そこで、少しでも緊張を沈めるために出来ることをお伝えします。緊張するというのは生理的な体の機能の一つですので、どんな状況であっても絶対に緊張しないという人は存在しません。

緊張するのは悪いことではなく、むしろ適度な緊張は心身を引き締めてくれる重要なカンフル剤なのだ、と緊張そのものを受け入れてあげるようにすることが大切です。

しかし緊張に飲まれてしまっては普段のパフォーマンスを発揮出来ません。そこで、会議やプレゼンの前、そして最中には「深呼吸」を行ないましょう。

人は緊張すると心拍数が上がり、呼吸が早くなります。この状態では落ち着いて何かをするというのは困難ですので、心の中で「深呼吸深呼吸」と念仏のように唱えましょう。

深く息を吸って吐く、という動作は大量の酸素を取り込むことなので脳が活性化しますし、何より深呼吸は焦って行うことが難しいことですので、何度も繰り返しているだけである程度落ち着くことが出来るのです。

緊張しているな、緊張してきたな、と思ったら迷わず深呼吸して一息つきましょう。

人前に立つ時は視線をあげよう

人前に立つというのは、相手の意思とは関係なしに大きなプレッシャーを感じてしまうものです。ついつい視線が気になって、ミスしないように手元の資料に目を落としてしまっていませんか?

人前で喋るというのは一種のパフォーマンスです。一度スピーチなどを得意とする人を観察して頂くと分かるのですが、人前で喋るのが上手な人、慣れている人というのは余り手元に視線を落としません。

視線を落としていれば、確かに他の人の視線も気になりませんし、手元の書類に意識を集中出来ます。しかし視線が俯いている人の発言は、それだけで相手からすると自信がないように見えるので、きちんと受け止めて貰いにくくなってしまうのです。

視線を上げると喉が開きますので、自然と俯いている時よりも通る声が出るようになる、というのもポイントです。窓の外の景色やその場にいる人の寝癖チェックなど、どうでも良いものを探して緊張をほぐすことも出来ます。

喋るテンポをコントロールしよう

緊張すると、どうしても喋るテンポが速くなってしまいます。早口になると相手が聞き取りにくくなってしまい、「すみません、もう一度お願いします」と言われてしまうことも増えてしまいます。

そこで、緊張している!と感じた時は普段の半分くらいのテンポで話すように意識してみましょう。半分は極端じゃないかと思うかもしれませんが、緊張している分丁度良いテンポに落ち着きます。

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