三年後、オフィスで少し偉そうにしたかったらこれをやっておけ!
プロ野球の中継を見ていると、時々ベンチの選手の表情が映しだされる事があります。もう入団から10年以上も経過している選手ならば、態度はまさに威風堂々。
ここは我が家とばかりに良く言えば堂々と、ちょっと意地悪な言い方をすれば偉そうに踏ん反り返ってベンチに腰をおろしています。
これが新人選手ともなれば、ベンチにいても隅っこの方で小さくなり、なんだか周囲に気ばかり遣ってとても居心地が悪そう。とてもかわいそうに見えてしまう事があります。
とはいえ上下関係が厳しいスポーツの世界ですから、新人がベンチで居心地が悪そうに小さくなっているのは致し方がないところもあるかと思います。
問題は入団から三年か四年経っている選手の事です。時々これらの選手がまるで新人選手のように居心地が悪そうにベンチに座っているのを見かける事があります。
入団から三年か四年も経てば、後輩も入ってきて少し偉そうにもしたい所でしょうが、何とも窮屈そう。男ってそういう動物ですから、集団でいる時って、「組織に溶け込んでいるぞ感」や「俺、結構いい位置におるやん感」を出したくなるものですよね?
サラリーマンといえば、野球で言うところのベンチがオフィスですね。そのオフィスにいる時には、何となく窮屈そうにしているよりも、威風堂々とちょっと偉そうにしていてこそ自尊心も満たされるというもの。
今回はそんなキーワードに切り込んで、三年後にオフィスでちょっと偉そうにするために新人がしておくべき三か条をご紹介したいと思います。
新人時代は我武者羅にやる!
オフィスでちょっと偉そうに振る舞いたかったら、やはり新人時代に我武者羅に仕事をして、「俺はこれだけやってきたんだ」という自信を付けておくようにするのが良いでしょう。
新人時代にちょっとトンチを効かせて効率重視を主張してみたり、何となく泥臭さを敬遠して「綺麗な仕事」ばかりを優先的に選んでやるようなルーキーがいますが、これは短期的には何らかの価値を生み出すかもしれませんが、長期的視点で見てみると決して自分のためにはなりません。
「必死になんでもこなしてきた」という自信があれば、周囲も「コイツはどうあれやる時にはやる奴だ」と認めるようになりますし、周囲がそんな空気になれば、ちょっと位「俺、もう組織の完全なる一員っすよね?」感を出しても誰も文句は言わないようになります。
オンリーワン社員の片鱗を見せろ!
新人時代に我武者羅に仕事をこなしながら、一つだけ忘れないでいた方が良いことがあります。それは、小見出しにもあるとおり「オンリーワン社員の片鱗を見せる」という事です。
一昔前までは、従順でそつなく仕事をこなす社員が最も重用されていましたが、今ではちょっと条件が変わってきています。
「従順、熱心、独自性ポテンシャル有り」。これが会社が若手社員に求める最も需要な三要素になってきていますから、これらを意識した仕事のエッセンスを日々の我武者羅ワークの中に入れ込んでいくのが、三年後のオフィスでちょっと偉そうにするためのポイント要素と言えそうです。
提案書を書かせたらとても良い視点の切り口をいつも見せるとか、誰もが苦手としている取引先の担当者とどうもスンナリ仲良くなれるとか、ちょっと高度なビジネスポテンシャルを見せるのがベストですが、オンリーワン要素はなにもそういう「堅い」要素なだけには止まりません。
宴会の仕切りを任せれば、店選びから座の盛り上げまでパーフェクトにこなすとか、女子社員が話す給湯室情報をなぜか少しの漏れもなく情報仕入れをしているとかそんな事だって良いのです。
「俺しかできない歯車」「お前しかできない歯車」と自分も周囲も認めるようなエッセンスが見出せるようになれば、あなたはオフィスで窮屈な思いをしなくても良くなります。
好人物を認知させよう!
これまで書いてきた事が実践できれば、近いうちにあなたがベンチの真ん中で少々偉そうに座っていても、誰も文句は言わないようになるはずですが、トドメにやっておきたい事を一点補足させて頂きます。
それは、自身が「愛されキャラクター」であることを周囲に意識的に認知をさせるように振る舞うという事です。
ちょっと同僚に仕事で迷惑をかけてしまったような時には、自分が悪かったのか微妙な場合でも、率先して詫びを入れるようにします。誰もが嫌がるような仕事は、率先して手を挙げて、損を自分から買って出る姿勢を周囲にPRするようにします。
露骨な良い子ぶりはNGですが、自分を殺す事ができる人間は、周囲が必ず認めてくれるようになりますから、ぜひ実践をしてみて下さい。
オフィスでは少々は偉そうにしていた方が会社にいるのも楽しくなりますから、みなさんも頑張ってみてくださいね!