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会社の飲み会での「無礼講」その有効活用とNG行動とは!?

会社の上司を交えての飲み会は、「今日は無礼講でみんな楽しんでくれ!」といった感じで上司のおごりや会社からの補助金等で行われることはどの会社でもあるでしょう。そんな時、上司の言葉を鵜呑みにして、本気で「無礼講」をやってしまっては大変です。

この「無礼講」とは、どういう意味なのでしょうか!?社会人の常識として知っておきましょう。

会社の飲み会の「無礼講」とは!?

そもそも「無礼講」とは、辞書の上では「地位や身分の上下を取り払い楽しむという趣旨の宴会」という意味です。飲み会で上司が「今日は無礼講でやってくれ!」と言ったからといっても、本当に辞書通りの意味で使われていることは少なく、社交辞令と思っていた方が良いでしょう。

本来、会社のお酒の席は、人脈を深め、情報を集める社交場として利用されることが多く、「表向き『無礼講!』」を上手に利用して自分をアピールする場所とすべきなのです。また、上司があなたの「お酒の席での態度」を観察し、人間性を見ている場合も多いのです。

ですから上司と親密になる前に、上司より先に酔っぱらって、友人と飲みに行った時のように、正体を無くし、本音や愚痴を全て話してしまってはお終いなのです。

会社の飲み会でも最低限の社会のマナーが必要です

「目上の人を敬う」という基本的な社会のマナーは本人の人間性に繋がります。普段から「目上の人を敬う」マナーを身につけていれば、「無礼講」で会社にいる時より砕けていたとしても上下関係は崩れないのです。

しかし、多くの場合、会社の仕事で上司への不満・愚痴を全く持っていない人はいないでしょう。仕事を一生懸命している人ほど、多かれ少なかれ何かしら悔しい思いをし、自分にも上司にも部下にも同僚にも何かしら不満を持っているものです。普段我慢し抑えられていたそういった感情が、酒に酔った時には、脳が開放されて溢れ出すのです。そのような自分を恐ろしくて認めたくないのでお酒は記憶を無くさせてしまうのかもしれませんね(笑)

それはさておき、思わず余計な事を言ってしまわないようお酒は控え目にしておくのが賢明でしょう。

しかし、ここで本当にリラックスしてしまったら上司に普段の自分がどういう人間かを見られるだけでアホらしいと思いませんか!?

何たって「無礼講」は上手に利用すれば普段では言えないような厚かましい事だって上司に上手にさりげなくお願いできちゃうチャンスなのですから、このチャンスをしっかり利用しましょう。少し酔っていてもマナーがしっかりしていたら、あなたの評価は上がります。

また、直接的なアピールはできなくても、ビールや料理の追加注文のついでに空になったお皿やグラスを下げてもらったりしている、あなたのそういった縁の下の力持ち的な気遣いもしっかり見られているものです。小さなことに気配りのきく社員は重宝されるのですよ。そういう能力のアピールは飲み会ならではのものです。

また、お酒の席では、普段話す機会の無い上司や部下とも仲良くなるチャンスです。つまり、飲み会は一種のビジネス社交場とでも言うべきでしょう。上手に利用できれば出世にもつながります。

会社の飲み会で嫌われるNG行動とは!?

会社の飲み会で最も嫌われるNG行動は、まず、他の人よりもハイピッチで飲んで、上司よりも誰よりも先に酔っぱらってしまうことです。

また、一気飲みをあおられて調子に乗って気分が悪くなったり、自己処理できずに吐いたり、絡んできたり、大声で叫んだり、泣き出したりしては最悪です。

後は酔いつぶれてしまうことです。お開きの際に、起こされたらスクっと立ち上がって皆と一緒に帰れたら問題ないのですが、正体が無くなって独りではどうにもならなくなっては、これがまた最悪です。

このような事にならないように、自分の酔いのペースをしっかりと心得ておきましょう。飲み会で他人に迷惑をかける全てのことはNGです。

また、忘れ物もNGです。金曜が飲み会で、土日の休みで仕事をしようと会社の機密資料を家に持ち帰っている鞄をどこかの店に忘れてくるようなこともNGなのです。真直ぐに家に帰らない時は鞄に大切な物を入れておく姿勢自体が社会人として無責任とも言えるのです。仕事に対する全ての信用を失ってしまうと言っても過言ではありません。

また、一旦口から出た言葉は回収することもリセットすることもできません。酔った勢いで相手を傷つけたり、失礼千万な態度を取ってしまったことを忘れてしまうのも最悪です。自分は忘れても相手は覚えているものです。気分を害したり、迷惑をかけられては、「無礼講」でも大目に見てもらえることは少ないと心得ておきましょう。

器の大きな上司も中にはいますが、それはものすごくラッキーだっただけです。普通は、本当の「無礼講」なんて無いのです。多くの場合「無礼講」とは社交辞令です。

「無礼講」を利用して、上司は部下の人柄や本質を見ようとしているのに対し、要領の良い社員は、お酒をついで回って上手に人脈を広げ、自分をアピールしたりしているのです。でも、やり過ぎるとゴマすりととられて逆効果となってしまいますのでご注意を!

この辺が難しいのですが、要領の悪い人は、無理をせず、お酒に支配されてしまわない程度を自覚し、飲み過ぎに注意して、最低限のマナーを忘れずに普通に楽しんでおけば無難でしょうね☆

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