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広告ポスターから読み取る、売れる営業マンになる為のコツとは?

街を歩いていると何気なく見かける広告。有名芸能人や可愛いキャラクターが使用されたカラフルなポスターは、見ているだけでも楽しくなってしまうものですが、それらの広告の中に営業活動に活かせる様々なヒントが散りばめられている事をご存知でしょうか。

広告というものは広告代理店にでも勤めない限りは普通は「見る側」にいるものですね。しかし、「作る側」に立ってみると、広告には様々な「伝えるための技術」が散りばめられているのがよくわかります。

広告というものは「見てもらえなくて当たり前」のものですが、逆に見てもらえた時には、ほんの一瞬の間に様々な情報を的確に見た人に伝えなければならないという使命があります。

それは言うなれば営業マンに要求されるスキルと同様です。短時間で相手に必要な情報を相手に伝えるという点では、街のいたる所で見かける広告は、いわば営業マンにとっての先生。

営業マンにも学ぶところはとても多いはずです。今回はそういった目線で広告を見ていってみようではありませんか。

キャッチコピーから学ぼう

ポスターなどの広告には、必ずと言って良いほどキャッチコピーという「宣伝文句」が文字で記載されています。

例えば旅行のポスターでは、「龍馬に会いに行こう」とか「ここは温泉百貨店」など、広告主が消費者に伝えたい事が、相手に一瞬で伝わる形に工夫をされて記載がなされています。

そこにはまずは興味を引いて、目線を釘付けにさせて、そして最も伝えたい事を印象深い言葉を用いて伝えて、そして記憶に残す、という仕掛けが施されているわけですが、この一連の流れを一瞬でやってのけるのがキャッチコピーの役割になります。

これは言うなれば営業マンが毎日やっている(やろうとしている?)仕事と同じ事ですよね。

優秀な営業マンは一瞬で相手の興味を引いて、短時間で相手に伝えるべき情報を的確に伝えてしまいます。相手に逃げる暇も与えずに一瞬にして自分のペースに巻き込んでしまうのは、まさにキャッチコピーの役割と同じもの。

極端な言い方をすれば、これができるようになれば、ほぼセールスのミッションは達成されたと言っても過言ではありません。それほど重要なものが、広告の中に含まれるキャッチコピーというものなのです。

デザインから学ぼう

美しいタレントの写真が使われたポスターやとても美しいデザインが施された広告をみると、全く興味がない情報についての告知広告であっても、ついつい目が奪われてしまう。そんな経験をお持ちではないでしょうか。

広告には様々なデザインがプロのデザイナーによって施され、多くの人の目を惹きつけるような工夫がなされています。最高の商品に最高のキャッチコピーが付与されていても、デザインが今ひとつではせっかくの商品イメージやキャッチコピーも浮き立ってはきません。

商品に色付けをして、華やかさを付与してくれる優れたデザインは消費者の「持っていたい」「持っていると嬉しくなりそう」といった深層心理に働きかけるロジックを持って機能しています。

これも営業マンには現場で活かして頂ける要素なのではないかと私は考えています。

「売る売る」「買って下さい」「買ってくれるまで帰りません」という情熱根性系の営業も良いですが、そんな押し売りのような事ばかりをやっていても、売っている本人はいつまで経っても営業成績はあがりませんし、買わされたお客さんだって幸せにはなりません。

そういった「不幸になる営業」を払拭するためには、広告デザインのように、「これを持っていたら幸せになれるだろうなあ」というイメージを植え付けるような営業トークを展開するようにすれば良いのです。

商品のメリットばかりを強調するのではなく、その商品を持っていると、どんな風に幸せになれるのか?トークですからビジュアル表現はできませんが、お客さんが脳内にビジュアルを表現しやすいようなトークは練習をすればできるようになるはずです。

広告のデザインから、そのようなメッセージを受け取って頂ければと思います。普段街を歩いていても、電車に乗っていても、何となくボンヤリと眺めてしまうのが広告というものだと思います。

しかし、そこには物言わぬセールスマンとして機能をさせる為の様々な仕掛けが施されている事を知っておいて頂きたいと思います。

営業のトークやアプローチ手法に関するプロの知恵や技術が惜しみもなく公開されているのが広告というものですから、ちょっと見方を変えるようにして、提供してもらった「現場で使える情報」はありがたく頂戴してしまおうではありませんか!

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