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こうやって戦え!残業をめぐるノウハウあれこれ

日本で働く社会人にとっては、サービス残業というものはあって当たり前のシステムなっています。

「これは会社のため経済発展のためには必要悪だ」と考える人もいれば「これはいけないことで、ぜひとも改善しなければならない文化だ」と考えていらっしゃる方もいます。

会社の立場に立てば、働いている人たちがキッチリ帰ってしまうと仕事が成り立たない、会社の競争力がなくなってしまう、などの事情があります。

サービス残業という支えがあるからこそ、利益を確保できるのであって、定時に帰ろうなんてありえない、という考え方です。

一方で、現代の若いサラリーマンにとっては「なんで会社のためにそこまでしなくちゃいけないの?」という人も増えています。

30代のサラリーマンにとっては、仕事の時間も大事だけど、プライベートな時間も重要な自分の権利と考えています。「自分たちは会社のために人生を捧げる親の世代とは違う!」と主張しています。

それはある意味まっとうな事といえますが、サービス残業を前提に動いてきた日本の経済システムは、そう簡単に(サービス)残業をやめることができないのが現実ではないでしょうか。

ではどうやってその残業の荒波と戦えば良いのか?それにはテクニックが必要です。

  • あなたの職場の「残業文化」を知る
  • まずはあなたの働いている会社や仕事場が、どのような哲学で動いているかを確認しましょう。「24時間働かざるもの会社員にあらず」というような会社でしたら、あなたは残業したくないなどといっても、それ以降ヒト扱いされなくなるだけかもしれません。
  • 残業が単なる慣習になっていないか
  • 管理職の世代のサラリーマンは「残業することは会社のためになる」という思い込みを捨てることはできません。

    日本では「バリバリ働くこと」が優越感を競うための理由として使われてきたからです。でも会社内で若い人たちが「この残業、意味あるのかな・・」と多数思っているような状況であるならば、改善の余地はあります。

  • 未然に防げた問題に追われて残業していないか
  • 「こまごました問題解決に時間を使う」=「残業している」=「会社に貢献している」という図式を固定化させてしまってはいませんか?

    「わが社の残業は仕事の質を低下させているだけで、むしろ就業時間内に質の高い仕事をする方が、コストが抑えられて会社のためになる」という考え方を、会社のリーダーやマネージャーに訴える必要があります。

  • 本当に必要なことなの?をしつこく問う!
「長時間やらなくちゃいけないこと」というのは実は「そもそも効果がハッキリしていないもの」だったり「バッサリ切り捨てても困らないこと」だったということがあります。無駄な会議などもその一例ですね。

できることなら会社の全員を巻き込んで(なぜならそれはみんなの人生の時間を増やせるから!)残業ならずとも必要な仕事とそうでない仕事を厳密に検討すべきです。

ポイントは「質の高い仕事をどのように実現するか?」ということと「組織にいかに理解してもらうか?」ということです。上手に人を巻き込んで協力してもらう、ということも重要かもしれません。

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