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苦手作業効率化!企画書を2時間で書き上げてしまう禁断の方法とは?

「企画書を書くのがとても苦手」という人がたくさんいるそうです。慣れてしまえばこれほど楽な作業もないとは思いますが、その「慣れるまで」の道程は言われてみれば大変な道程。

想像力や発想力、そして理論的に文字で説明して相手を説得する文章力も必要になってきますから、確かに慣れるまではかなり難しい作業かもしれません。

でも、慣れるまでの長い道程は、出来るならば可能な限り短くしたいのが、企画書を書くのが苦手な人の偽らざる気持ちかもしれませんね。

そんな人たちに、「企画書を短時間で書き上げてしまうコツ」をお教えしたいと思います。

頭の中のイメージを書き落とす

まずは、この作業から始めてみましょう。あなたが「書きたいなぁ」と思っている事や、相手に「伝えたい」と思っている事、その企画の中で「絶対に外せない」と思っている事柄、何でも結構ですので、それらの内容を箇条書きにしてみてください。

ここで注意をしていただきたいのは、その箇条書きの作文を作る時に「主語や述語の文型を意識したりしない」ことです。

まったく意味不明の日本語では困ってしまいますが、あとからご自身が見直してみて意味が判別できるレベルの日本語になっていれば十分です。

ここではとにかく、頭の中にあるイメージをそのまま「書き落とす」という事に留意して作業をしてみると良いでしょう。

だいたい5分以内にこの作業を終えるようにするのがポイントです。

ページ数を決める

書き落とされたイメージは、箇条書きでいくつあったでしょうか?

この数は企画書の種類や書く人の特性によってかなり変動するものなのですが、大体5分で列挙できる数は、7個から8個位というのが平均的な数字です。

この数で、今からあなたが書こうとしているページ数を先に決めてしまいます。計算式は「箇条書きしたあなたのイメージの数÷2」です。

先ほどの事例では7~8個が箇条書きにされたイメージの数ですから、企画書のページ数はA4換算で3ページ半から4ページになります。

企画書のページ数を勢いやノリに任せてしまう人が良くいますが、それだと効率的に何本も良質の企画書を書くことはいつまでたってもできません

先に「ワク」を決めてしまうのはどんな作業をする場合でもとても重要ですし、ゴールが先に見えていると、人間はとても高いモチベーションを維持できるものです。

起承転結を決める

次に、先ほどの箇条書きの羅列の横に、それぞれの事項が起承転結のどの部分に該当するかを記載していきます。

自分の書き落としたイメージが起承転結の「起」の部分に該当すると思えば、イメージの横に「起」と記載をしておくようにします。

記載を終えると、起承転結のうちどの部分が一番多かったかが見えるようになってくると思います。

「起」が多ければ問題提起型、「承」が多ければ現状改善型、「転」が多ければ飛躍的改善型、「結」が多ければ独創型、と、これらがあなたが書こうと思っている企画書の方向性となるわけです。

あなたがどの方向性の企画を打ち立てようとしているかを把握しておけば、後の作業が非常に楽になります。

独創型の文章を書くつもりが、何だか現状の問題の洗い出しや課題点の掘り下げばかりに論点が行ってしまっている場合には、あなたの作文は間違った方向に行ってしまっている事になります。

そういった際に「今やっている作業は、自分が言いたいことじゃないよ!」と諭してくれるのがこれらの「型の種別分け」の役割でもありますから、効率重視のためにはぜひとも取り入れていただきたい手法だと考えています。

懲りたいページを決める

先ほどの起承転結の話とも重なってくるのですが、あなたがウエイトをおくべきページを事前に決めておくのも効率的に企画書を書くためには重要な作業になります。

起承転結のうち、例えば「承」なら承が一番多く集まったならば、その「承」を付けた箇条書き部分をメインのページに持ってくるようにします。

論旨をしっかりと書くという作業は当たり前ですが、色を付ける!脚注を付ける!吹き出しを付ける!絵やイラストをふんだんに織り込む!というページは、このメインページのみにとどめるようにします。

このような作業や取り決めを事前に設定し、ある程度ルーチン化させて実践するようにしておくと、はじめのうちは少し戸惑うこともあるかもしれませんが、短い時間、それも2時間程度で良質な企画書が効率的に書けるようになってきます。

あなたの脳内のイメージ以上には素晴らしい企画書は書けるものではありませんし、あなたが「最高だ」と思った企画書が相手にとって必ずしも「最高」な企画書であるとも限りません。

ただし、たんたんと短時間で書かれた企画書が意外と多く採用されるケースが多いのは事実ですから、興味のある方はこの方法を試されてみてはいかがでしょうか?

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