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伸びていく企業で働いている人の理想の心の状態とは?

ワークライフバランスという言葉が出るほど、仕事と生活のバランスは崩れがちで、仕事をしすぎて心身ともに負荷をかけすぎて生活とのバランスが取れない人もいるようです。ですが、そもそもそれだけ働かないとその企業が伸びたり給料が伸びないのかといえば、また別の話になってくるのではないでしょうか。

それだけ働かないといけないところでも業績が伸び悩んでいるところや、従業員のストレスが企業に影響をもたらすこともあることを考えると、働く時間=結果に繋がるというわけではないようです。

能力を最大に発揮すること

なぜ働く時間と結果がイコールではないかといえば、それをしている時のやる気や時間が止まるほど夢中になるフローという状態、その人がその状態に入れる感情、思考、行動の状態も関わってくるからです。

スポーツでも、昔に比べてどのスポーツでもどんどん結果が更新されているのは、メンタルが体にもたらす影響力を上げること、そしてトレーニングや食事などフィジカル側からのアプローチも改善していることが1つの理由だと思います。そのように、どうやって自分の能力を最大に発揮できる環境、状態でいるかというのはスポーツだけではなく仕事でもいえることです。

誰でも出来るような単純作業でも、それをわくわくしながらやる人とストレスを感じながらやる人では、いつまでも疲れずやっていられる人とすぐに疲れる人の違いがあれば、どちらが企業としても好ましい人材になるでしょうか。

中卒の人でも大きな企業経営をしている人が複数いるのも、そうした外側からの評価より自分の能力を最大に発揮できることに意識を向けるから可能になることではないでしょうか。そしてそれは企業からしても大切な存在になるでしょうし、自分からしてもワクワクする大切な仕事になり、お互いにとって良いサイクルが回るようになると思います。

伸びていく企業の特徴とは?

これまで伸びていた代表的な企業でも、時代の流れによって求められることが変わってくることで伸び悩むこともあります。良いものを作れば売れるという時代では、とにかく効率重視でシステム化し、誰でも出来るような仕事があった時代でも、良いものだけが売れるという時代ではなくなってくると、そのシステム自体が機能しなくなってくるようです。

ですが、それだけ大きくしても伸びていく企業の特徴は、その企業の顔としての人物がいたり、その企業で顔といえるような商品サービスがあったり。やはりその心理はいつの時代も変わらず「○○といえばここ」と支持されるような独自の商品サービスがあることが大切なようです。

いくら効率重視でシステム化していっても、たとえそれが昔は名前が知られていたところでも、そのこだわりや美学といえる、そこしかもっていない部分を伸ばし続けられるかが長い間伸び続ける企業の特徴のようです。

車でも、速さなのかかっこよさなのか、安全性なのか信頼性なのか、カスタマイズのしやすさなのか燃費の良さなのかなど、それを追求し続けるだけではなく、そこに独自のこだわりや美学があると、それに共感する人はそこ以外から選ぶ理由がなくなるでしょう。

そして、その企業のこだわりや美学にワクワクする人、そこで働くことで自分の才能が発揮できる人が企業にとってさらにこだわりや美学を伸ばし続けられる貴重な人材になるのではないでしょうか。

フローの効果

仕事を時間が止まったかのように夢中にやれる人と、時間が経つのが遅く感じて嫌々仕事をこなしている人だと、どちらがこだわりや美学があり、結果に違いが出るでしょうか。何かに夢中になっている時もなっていない時も、やっていることは同じでもそれをどれだけ続けられるかは変わってくるでしょう。

それを続けることが疲れるのか疲れないのか、むしろそれをやることでエネルギーが高まってくるのであれば、その業界で一流になる可能性が高いといえます。フローの効果の大きさはスポーツでも仕事でも重要視されてきていて、一流のスポーツ選手でも嫌々ながらそこまでいった人はいないと思います。

それだけ心の状態がその仕事に与える影響が大きいのであれば、やはりこだわりや美学がもてること、フローに乗れる仕事を見つけることは大切なようです。そして、そういうものであればあるほど自分らしいと感じる充実感や幸せ、心の平安を得ることが出来るようで、それによって人生が充実する感覚が得られるようです。

なので、企業でもどれだけフローに乗れる人が多いか少ないかによって企業の与えるインパクトも変わってくるでしょう。事実、ライフワークバランスを重要視しているところではそれだけ働いている人のことを考えて、長い時間をかけなくてもフローに乗り短時間で結果を出すことが出来るように考えているところもあるようです。

仕事=やらないといけないという社会から、仕事=やりたいという社会に変わったとしたら、早く大人になりたいという子供も増えるかもしれませんね。

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