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今、大注目の「健康経営」とは?社員の元気が企業の繁栄を生む

あなたの会社は健康ですか?それは経営状態に限らず、社員一人一人のことです。

社員の健康が会社を強くする

健康思考が強まる21世紀。社員の休暇や給料の面など、社員の意思を最大限に聞き入れようとする企業が増えてきました。

その一方で契約社員やパート従業員の様に、会社から不当な扱いを受けながらも「生活の為に」と身体にムチを打ちながら労働をしている方も沢山いらっしゃるのが事実です。

はっきり言いまして「特別な理由も無く社員やパート従業員を不条理に扱うような会社」は、これからの時代において没落していく可能性が非常に高いと思います。

理由は簡単。社員の健康すら守ることのできない会社の上層部に問題があるからです。同時に社員を家族の様に守ることのできない会社が、お客様を幸せにすることができるとはとても思えないからです。

業績が伸びている会社はもう始めている

筆者は持病を持ちながら働いている一人で、一年の中でも体調の変動が激しく体調の優れない時にはこれでもかというくらいに手が止まってしまいます。「健康な身体があれば・・・」と自分の身体を恨めしく思うことが何度もあります。

そんなとある日、某テレビ番組を見て衝撃を受けました。

「社員が皆バランスボールをイスの代わりに仕事をしている!」
「1万人以上もいる従業員の運動を全てデータ化している!」
「ヘルシーマイレージ合戦という、全国で約2500人が競うイベントがあり、スポーツをどれくらいしたかによって健康グッズがもらえる特典がある!」

そして共通して言えることは、スポーツをすることによって「疲れる」という想像とは裏腹に、皆「生き生き」と学生時代に戻ったかの様に素晴らしい意欲と勢いで仕事をしているのです!

これは当然「業績」として企業に跳ね返ってきます。同時に健康となり体力もつきますから、高齢になっても若かった頃の様に仕事へ集中することができるのです。

スポーツをすることによって、現代病ともいえる「うつ病」の予防・改善にも絶大な効果を発揮し、健康保険組合の莫大な赤字改善にも繋がろうとしています。

椎間板ヘルニアで慢性的に腰痛を患っている筆者も、これをヒントに小さなバランスボールをイスの背もたれと背中の間に挟み仕事をしていると、いつの間にか正しい体勢で座る癖が付き、腰痛も和らいで仕事に集中できる身体へとなっていました。

中小企業もできるところから始めてみましょう

「そうは言っても、うちの会社は社員5人で、時間もフルに使っていっぱいいっぱいだから・・・」という様な中小企業は数え切れない程あるはずです。

だからこそ取り組んでみましょう。1万人以上も従業員がいる大手だから可能なことという訳ではありません。今できる最大限のことをすれば良いのです。

例を挙げると、

・仕事が早く終わった日は全員でスポーツをプレーする
・社内でコレステロールや体脂肪率の設定を設け、達成したものには特別賞与をする
・電車やバス通勤から徒歩・自転車通勤に換えた社員にも通勤手当以外のインセンティブを提供する(数百円で入れる自転車保険など)
・従業員全員でスポーツを始め、好成績を出し者には仕事に関係なくとも会社で表彰をしてスポーツの関心を高める

これらは例えばの話ですが、このように少ない予算・空いた時間を使ってでも社内の健康を作ることは可能です。

余談ですが「ドカベン」や「あぶさん」などの作者で超有名漫画家の水島新司氏は、週刊連載というとてつもないハードスケジュールの中で年間60試合。70歳を越えるまでピッチャーをされていたとのことですから驚きです。

アシスタント従業員も甲子園経験者や六大学野球経験者、遂には本人もアマチュアながらピッチャーとして200勝を達成したとの逸話も残っています。

やはり「健康」であるからこそ、仕事も楽しくハツラツとした毎日を過ごすことができるのでしょう。

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