自分で全て出来なくても構わない!年商一億を越える経営者の考え方
みなさんは社会的に、もしくは世界的に名の知られているような会社の経営者になるためには、一体どんな能力や才能が必要だと思いますか?
今はビジネスマンとして働いているものの、将来的には自分の城を構えたい、独立して自分が経営者になり、儲けたいと思っている人は多いですよね。
しかし、そうして毎年多くの人たちが起業するものの、そのほとんどが起業してからたった数年で首が回らなくなり、消えて行っているのです。
もちろん会社が潰れないようにとあらゆる手を尽くすのですが、それでも生き残ることが出来るのはほんの一握り、更にその中でも事業を軌道に乗せ、なおかつ莫大な利益を叩き出すことが出来るのは砂粒ほどの会社だけです。
自分がそういった成功する企業の経営者になるためには、一体どんなことを重視していれば良いのか、それを年商一億を越える経営者の考え方から紐解いてみましょう。
経営者とは何かを考えよう
そもそもの話、あなたはどうして経営者になりたいのでしょうか?自分ひとりで何かしたいことがあるのなら、別に起業をしなくとも個人事業主としてフリーランスでビジネスを始めても良いはずです。
人によってその理由は違うとは思いますが、大抵の人は誰からも命令されることなく、自分のやりたいことをやるために自分の会社を作ります。
確かに、自分が一番偉い立場に立つのですから、誰に命令されることもありません。小さいながらも一国一城の主と言っても過言ではないでしょう。
しかし、経営者になるというのは、利益を追及しやりたいことをやると同時に、従業員や利害関係者の生活の面倒も見るということなのです。
経営者というのは、会社にとって欠かすことの出来ない最大の意思表示者です。社長がやりたいことがないのに起業しても意味ありませんよね。
どんな会社であれ、こういうことをして儲けを出したいというものがあるからこそ会社という形にするのです。そして、会社を大きくしていくということは、社員やパート、アルバイトといった従業員を雇って給料を払い、取引先にお金を払い、もしくはお金をもらって商売をするということなのです。
社長の仕事はビジネスマン時代のように書類を作ったり、コピーを取ったりすることではありません。会社に出資してくれている人たちを説得する、大きなビジネスの話を掴んで持ってくる、従業員に給与を支払う…
全て、誰かを守る立場として行動しなければならないのです。失敗する会社には色々なパターンがありますが、経営者になったにも関わらずいちビジネスマンの気持ちで仕事をしている人ほど、大口の仕事を取ってこれなかったり、社員と仲違いしてしまいます。
経営者は世間的にも偉いものだとされていますよね。それは、多くの従業員の生活を守り、それを為すだけのお金を稼いでいるからなのです。
やりたいことがあるから起業する…大変素晴らしい考え方です。しかし、その会社を大きくしていきたいのであれば、経営者としての考え方を身につけねばならないのです。
社長が有能である必要は、必ずしもない
いうまでもなく、大企業の社長というのは有能ですし優秀です。しかし、その優秀さというのは別段必須な能力かというとそうでもないのです。
会社を船だと考えてみましょう。船の大きさは会社の大きさ、進むべき道を決め指し示す船長は、経営者であるあなたです。
あなたは船を使ってまだ見ぬお宝を探しに行こうとしています。この時、あなたが成功するためにはどんな才能が必要になるでしょう?
あらくれどもに負けないような腕力でしょうか、誰よりも船を動かすのが上手だという操船テクニックでしょうか。一番料理を上手く作れる能力でしょうか。
船長であるあなたに必要な能力はたった一つ、「宝があるという情報を持ってきて、その方角を指し示すこと」です。船長であるあなたが全ての仕事をしなければならないということは本来ありません。
あらくれどもに負けないのなら強い人を雇えば良い、船の操縦は専門の人をスカウトすれば良い、船の上で美味しい料理を食べたいのならコックを一人雇えば良いのです。
人を乗せる時は多すぎると船が沈み、少なすぎると一人あたりの負担が増えてしまいます。船を動かすのに必要な分だけ適材適所に人員を配置し、自分が指揮を取る。
船員に認められるために優秀であるというだけで、重要な意思決定と意思表示、ビジネスチャンスを見抜く目さえあれば、誰が船長をしても構わないのです。
会社を大きくしたいという人は自分よりも向いている人を探し集め、彼らに働いてもらいましょう。全てを自分がやっていたのでは、ビジネスチャンスを見つけることすら疎かになってしまいます。
従業員を守るため、経営者は目の前の仕事ではなくお宝のある目的地の方を見ていなければなりません。そういった考えを持つ人だからこそ、年商一億を越える大企業を作り、育てていくことが出来るのです。
適材適所を覚えましょう。