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人を癒す仕事で気をつけたい、エネルギーに引っ張られることとは?

人を癒す仕事は、人の助けになるとてもやりがいのある仕事で、不況と呼ばれ心身ともに疲れている人が増える時代には欠かせない存在です。その中には心理カウンセラー、セラピスト、コーチ、ヒーラーといったメンタルに直接働きかける仕事から、体を癒す整体師や鍼灸師、カイロプラクティックなど色々な仕事があるでしょう。

こうした仕事は直接人に働きかけるため、人に対しての影響力が強く感謝されやすい仕事ですが、それと同時に相手からの影響も受けやすい仕事でもあります。そして、そのエネルギーによる影響の対処法を知らなければ相手の感情や状態によって振り回されることになってしまいます。

コミュニケーションはエネルギー?

コミュニケーションについては学校では学ぶことはあまりありませんが、専門的なところでは学ぶことができます。ですが、その中でもエネルギー的なコミュニケーションについて触れているところはほとんどないようで、多くが言語や表現によるコミュニケーションを教えているようです。

もちろん、それは大切なことで人間の5感によるコミュニケーションをマスターすることは、相手とスムーズに仲を深めるためにとても大切なことです。

ですが、物理学を学ぶと分かることは全てのものはエネルギーで出来ていると同じように、人間もエネルギーで出来ているため、人と人が接するとエネルギーの関わり合いが生まれます。

なので、人と話すことによって喜んだり怒ったり悲しんだりといった感情の動きが生まれるのですが、ここまでコミュニケーションを意識出来る人はそうそういないようで、それには感情的な筋肉ともいうべき感情のトレーニングが必要になってきます。

怒ったら怒りっぱなし、悲しんだら悲しみっぱなしという人は多いのではないでしょうか。そうした感情をすぐに切り替えることが出来る、そしてもっと大切なのは切り替えた時に感情的に安定した形にもっていくことが大切です。

これは、なぜそうした感情が出てくるのかを見つけて癒すことで、無理やりネガティブをポジティブに変えるということではありませんが、多くの人はこうした方法を教えています。それはただ自分の状態が変わるだけで、根底にある行動の原動力の感情に影響がないため、結局またネガティブに戻ってしまうでしょう。

こうしたエネルギー的なコミュニケーションをすることが出来るようになると、自分と他人と良い関係をもっと深いレベルで作ることができるでしょう。

エネルギーに引っ張られないようにするには?

これが分かれば、なぜ人と接する仕事をする人はエネルギーに引っ張られるかというのが分かります。引っ張られるという言葉に置き換えて影響を受けるということでもいいでしょう。

相手がネガティブであれば自分は自動的にポジティブになり、相手がポジティブであれば自分は自動的にネガティブになります。初めて会った人同士で気を使っている中だと、相手に合わせてポジティブならポジティブ、ネガティブならネガティブと合わせられますが、関係が深まるにつれて逆の感情が出てくることになります。

これは人間同士で感情的なバランスを取っているともいえることで、もしこの世がポジティブだけの人、ネガティブだけの人しかいなかったらどっちもひどいことになってるでしょう。

ポジティブすぎる人は、しっかりと見ないといけないところも見ずに進んでいこうとするので、空回りしたり結局上手くいかなかったりします。ネガティブすぎる人はコントロールしようとして結局上手くいかなかったりします。

こうしたことが起こらないように感情的なバランスが取られているともいえますが、これが人を癒す仕事ではよく見られることです。ヒーラーのように心が疲れている人を癒す仕事は、最初からあまりポジティブではない人が来るので、自分も若干ポジティブなほうに行ってしまいます。

そうなると、相手はよりネガティブになったりし、そうした感情的なバランスを取ることで本当の意味で相手とつながることができ、相手のエネルギーを調整することになるでしょう。

ですが、人によってはネガティブな人がいれば「もっと胸を張りましょう!」「もっと頑張りましょう!」といったことを言ってしまうと、さらにその人はネガティブになってしまいます。こうしたことを防ぐためには自分のトラウマを癒し、感情的なバランスが取れるようになることが大切です。

人間関係でも使える方法

これは、人を癒す仕事をしている人だけではなく普段から人と話す人には使える方法です。深く追求するともっと効果的なのですが、感情的なトレーニングも必要なため、すぐに使える方法としては相手がポジティブになったらネガティブにならず、相手がネガティブになったらポジティブにならないようにすることです。

そうすることで本当の意味で相手に寄り添えるようになり、そこで相手が何を感じているのかが分かるようになれば、一緒にいて安心出来る人だと思ってもらえるでしょう。

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