「金にならない」はダメ理論!成功したい男は自分の価値を積み上げろ
特に年若いビジネスマン、まだ経験の浅いビジネスマンの皆さんに多いのですが、「どうせこんなことをしてもお金にならないから」という言葉を使ったり、思ったりすることはありませんか?
どうせお金にならない、という言葉が出てくるのは、サービス残業を申し付けられた時だとか、もっと頑張ってキャリアアップや給与アップを目指さないのか、ということを言われた時だと思います。
もう定年間際で、これ以上スキルや経験を積み上げても仕方がない、と割り切っているならば別ですが、この言葉や考え、非常に厳しい言い方をすると、ただの甘えにすぎないのです。
収入が無ければ生きてはいけないのが世の中です。自分の生活を守るため、家族の生活を守るために働いている男は、少しでも稼がなければなりません。そして、どうせお金にならない、という理論に従っている限り、お金を稼げる男になることは一生ありえないのです。
成功したい男性、職場でうだつのあがらない男、になりたくないビジネスマンの皆さんは、お金ではなく自分の価値を積み上げることを考えましょう。
努力なしに成長はない
お金を理由にしない男性というのは、大抵こういう意見を持っています。どれももっともだ、と思うかもしれません。
ですが、こうした意見を持つ男性が本当にお金を必要としていないのかというと、決してそんなことは無いのです。昇給の話が来れば喜んで飛びつくでしょうし、出世の道が開けば、興味のないフリから一転、目を輝かせながら将来のキャリアプランを語り出すようになります。
そんな口先だけの男がいるはずない、なんてことはありません。それだけ、生活においてお金は重要なのです。昇給も出世も、要するに今と同じ時間働いても、今よりもっとたくさんお金が貰えるようになる、ということです。
どんな趣味ややりたいことがあるにせよ、お金が無くて生活がギリギリの状態で何とかやりくりして楽しむのと、お金も時間も潤沢にある状態で、やりたいことを楽しむのでは、当然後者の方がより楽しいに決まっています。
皆実際にはそれが分かっているからこそ、ころりと意見を翻してしまうのです。しかし、そういった出世や昇給というのは、お金にならない、と適当な仕事をしている人のところには絶対にやって来ません。
出世、昇給を手に入れるためには、それだけの能力を手に入れて、それを会社に評価されなければならないのです。そして、そうした優秀なビジネスマンとしての能力は、努力なしには手に入りません。
お金にならない仕事はやらない。至言かもしれません。しかし、そう言って仕事から目をそむけていると、お金以外に手に入るものも取りこぼしてしまい、結果的に一生平社員のままビジネスマン人生を終えてしまうのです。
そして、こうつぶやきます。「あの会社は俺をきちんと評価してくれない」評価されるだけのことをしていないのですから、評価されないのは当たり前のことです。
社会人ともなれば全ては自己責任。少しでも人生を楽しみたいと思う人こそ、仕事に打ち込んでおくべきなのです。お金や時間の余裕は、人より上に立つことでしか手に入らないのです。
お金ではなく、仕事を通して手に入るものを見る
人間は一足飛びに成長することの出来ない生き物なのです。仕事に必要な勉強にしろ、実務の手さばきにしろ、咄嗟の対応力にしろ、全て少しずつ経験を積み重ねていくことしか出来ません。
そして、そうした勉強の時間や経験を積む時間、仕事というのは、大抵大したお金にはならないものなのです。
お金にならない仕事はやらない。そんなスタンスを取っていると成長出来ない、というのはこれが原因です。
仕事というのは、きちんと成果を上げられるからこそ報酬を貰えるようになります。報酬を貰えるほど習熟するまでの未熟な期間は、自己投資の時間だと思って耐えるしかありません。
どうしてもお金のことが気になる、もしかして今頑張っていることは、ただの徒労なのではないだろうか、と気になってしまう方は、その仕事を通して手に入るお金以外のものに目を向けましょう。
例えば経験です。その仕事をすることで、出来るようになることで将来的にどんなメリットがあるでしょう。仕事の経験をたくさん積むということは、誰よりも仕事が出来るようになるということですよね。
そうやって自分の価値を一つ一つ積み上げていくこと、これまで自分が積み上げてきたものの成果を確認していけば、今お金にならない仕事でも、先々では数十万、数百万を生み出す自分のスキルになるのです。