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上司のあなたも常に試されている!?部下が見ている上司の行動とは?

会社でそこそこ経験年数を積んできた皆さんは、それなりに役がついて部下を持つようになっているのではないでしょうか。まあ、会社の規模や職種によっては必ずしも役職に当たるとは限りませんが、少なくともリーダーとして後輩を引っ張っていく立場には違いないかと思います。

そんな皆さん、あなたは部下や後輩から適切に慕われている自信はあるでしょうか?具体的には信頼関係が構築できているかという事です。

効率的な業務を遂行するためには組織全体の信頼関係が不可欠です。とりわけ上司であるあなたの指示で様々な決定がなされる事を踏まえると、部下があなたの指示を素直に聞き入れる体勢、すなわちあなたへの信頼が必須なのは当然です。

部下は常にあなたの行動・言動に注目しています。「本当にこの人に付いていっていいいのか?」という観点から評価されているのです。あなたが対応を誤れば、昨今の流れだと若い人材からどんどん会社を去っていく事でしょう。そんなプレッシャーにあなたは耐える事ができるでしょうか?

まずは毎日の指示の仕方が大切

とりあえず一番部下が気になっている事は、日々行われるあなたからの指示の仕方です。簡潔に、的確に、そしてタイミングよく行えているでしょうか?上司であるあなたの指示の仕方で、組織としての業務の効率が変わってきます。

まず、あなたの指示が的確でなければ、大小問わず勘違いやミスを誘発することになります。その対応で本人や別の誰かが時間を使って余計な業務を行うことになるでしょう。

指示が簡潔であればミスもある程度防ぐことができるほか、「ここについてもう一度詳しく教えていただけますか?」というような指示の再確認に関しても、結果的に回数を減らす事ができます。ミスが無いように何度も確認するというのは部下の立場では奨励すべきことではありますが、組織全体の効率化を考えるべき上司の立場からは反省すべき事案です。

さらに部下の現在の状況を踏まえていない、もしくはリミットと作業量が合致していないようなタイミングの悪い指示は、部下の不測の残業を誘発します。こうしたあなたの「悪い指示の仕方」を部下たちは常にチェックしているのです。

トラブルにも冷静に対応

不足の事態が発生したときには経験の浅い部下や後輩たちはオロオロしてしまうことでしょう。そんな全体が浮き足立った状況にピシッと適切な対応で場を収める事ができる上司は、かなりの高評価を得ることができます。

あなた自身が浮き足立って適切な判断ができないでいるのなら、その様子を部下たちははっきりと見ているのです。特に一番目につくのは、責任者としてのお客様への謝罪対応と、あなたのさらに上司への報告の様子です。

お客様への対応の仕方は部下にとっては「こうやって謝れば無事に収めることができるんだ!」とかなりの良い勉強(経験)になります。経験者の強みを見せつけることで、「この上司・先輩の言う事はいつでも正しい」と思わせる事ができます。

大きな問題だとあなたのさらに上司に報告し指示を仰ぐ事がありますが、そのときにあなたが現場の側に立った報告や議論ができるかを部下は期待しています。単にその上司の言いなりになっている様子を部下たちは見たくありません。

部下のミスは【怒る】より【教える】ようにしよう

部下がミスをしたときに怒るのも上司の仕事です。怒られること自体に関しては、上司であるあなたとの信頼関係ができているのであれば部下は何も気にしません。むしろ適切に怒る事ができたならあなたへの信頼は向上することでしょう。

仕事やミスの内容とは関係無しに人間性を否定するような怒り方をしていては、その怒られている部下や周りで怒られている様子を眺めている部下たちは、あなたに対して信頼を持とうなんてことは思えなくなります。

部下がミスをしたときは、感情的に怒鳴るより先に「この部下は何を知らなかったからこのミスをしてしまったのか?」を考えるようにしましょう。そしてその根本原因を部下に自覚させ、同じミスはしないように改善していくよう言葉で気付きを与えます。

これは社員教育の一環です。教育とわかっていれば、これも仕事の内ですので部下も普通に聞く耳を持ちます。単に怒鳴っているだけの上司だと、聞き流すだけになり、結局はまた同じミスを繰り返すはめになるでしょう。これは部下にとっても上司であるあなたにとっても良い状況ではありません。

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